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2023 10 31 日 (火)
アマゴ・ヤマメの採卵と人工受精
 





 下呂支所でアマゴ・ヤマメの採卵と人工受精を実施しました。

 今日の作業では、アマゴ2系統およびヤマメ3系統の採卵と人工受精をそれぞれ行いました。各魚種の各系統の親魚の成熟度合いに応じて、来月も採卵と人工受精を行う予定です。




親魚の選別作業
(1個体ずつ触診し、採卵可能な個体を選び出す)




雌親魚からの採卵作業









受精前の洗卵作業(等張液で卵を洗浄)




雄親魚からの採精作業




精液(この後、受精前に精子の
運動性を顕微鏡で確認)




受精作業




受精卵を卵管理水槽に収容




井戸水をゆるやかに流しながら
受精卵を発眼期まで管理




2023 10 30 日 (月)
渓流で魚類調査
 





 渓流で魚類調査を行いました。

 今日は3箇所で調査を行い、1箇所目でアマゴ・イワナ、2箇所目でアマゴ・タカハヤ、3箇所目でアマゴ・イワナ・アブラハヤ・タカハヤ・カワヨシノボリの生息をそれぞれ確認しました。




イワナ




2023 10 29 日 (月)
岐阜県農業フェスティバル
 





 28・29日の2日間、岐阜県庁周辺で岐阜県農業フェスティバルが開催されました。

 当研究所はアユや水田魚道に関連した展示を行い、来場者に研究内容をPRしました。







2023 10 27 日 (金)
アマゴ・ヤマメの採卵と人工受精
 





 下呂支所でアマゴ・ヤマメの採卵と人工受精を実施しました。

 今日の作業では、アマゴ3系統およびヤマメ3系統の採卵と人工受精をそれぞれ行いました。各魚種の各系統の親魚の成熟度合いに応じて、来週も採卵と人工受精を行う予定です。

 同じ種の同じ系統の同じ年齢の魚で、かつ同じ池で飼育してきた魚であっても、成熟の時期には個体差(最大で半月ほど)があります。そのため、シーズン中は週2回、親魚の成熟度合いを繰り返し確認し、採卵可能な個体だけを選び出して採卵と人工受精を行うようにしています。




親魚の選別作業




1個体ずつ触診し、採卵可能な個体を選び出す




雄親魚からの採精作業




精液




受精前に精子の運動性を顕微鏡で確認




雌親魚からの採卵作業









受精前の洗卵作業(等張液で卵を洗浄)




受精作業




2023 10 26 日 (木)
渓流で魚類調査
 





 昨日に引き続き、渓流で魚類調査を行いました。

 今日は昨日の調査とは別の3箇所で調査を行い、1・2箇所目でヤマメ・イワナ・カジカ大卵型、3箇所目でアマゴ・タカハヤの生息をそれぞれ確認しました。




ヤマメ




イワナ




2023 10 25 日 (水)
渓流で魚類調査
 





 渓流で魚類調査を行いました。

 今日の調査ではアマゴ・イワナ・タカハヤ・カジカ大卵型の生息が確認されました。




アマゴ




2023 10 24 日 (火)
アマゴの採卵と人工受精
 





 下呂支所でアマゴの採卵と人工受精を実施しました。

 今日の作業では、アマゴ4系統の採卵と人工受精をそれぞれ行いました。




親魚の選別作業




1個体ずつ触診し、採卵可能な個体を選び出す




雌親魚からの採卵作業









受精前の洗卵作業(等張液で卵を洗浄)




雄親魚からの採精作業




精液




受精前に精子の運動性を顕微鏡で確認




受精作業




受精卵を卵管理水槽に収容




2023 10 23 日 (月)
サツキが開花
 





 下呂支所の敷地内には数十本のサツキが植えられています。

 これらのサツキは毎年4・5月に開花しています(関連記事:2023年4月6日)。しかし、どういうわけか、そのうちの1本が3輪だけ花を咲かせました。この時期に咲くのは2015年の事例に続いて2回目です(関連記事:2015年10月5日)。







2023 10 21 日 (土)
渓流魚人工産卵河川で産卵場整備
 





 高山市奥飛騨温泉郷の蒲田川にある渓流魚人工産卵河川の産卵場整備が高原川漁業協同組合の主催で実施されました。

 下呂支所の職員は、渓流魚の自然繁殖や持続的利用について解説しました。





参考文献

岸 大弼・松山幸盛・佐々木 茂・徳田幸憲.
 2023.渓流魚人工産卵河川の水温.
 岐阜県水産研究所研究報告,68: 7-12.
 < PDF >

岸 大弼・佐々木 茂・徳田幸憲・コ原哲也.
 2020.渓流魚人工産卵河川における
 産卵場整備後の土砂の堆積状況.岐阜
 県水産研究所研究報告,65: 1-10.
 < PDF >


岸 大弼・コ原哲也.2017.岐阜県下呂市
 馬瀬に整備された人工産卵河川の物理
 環境およびイワナの産卵状況.応用生態
 工学,19: 221-231.
 < 外部リンク >

岸 大弼・上田利章・徳田幸憲・コ原哲也.
 2017.渓流魚人工産卵河川における
 産卵場整備での砂利の使用量.岐阜県
 水産研究所研究報告,62: 9-13.
 < PDF >




イワナ




産卵場の整備作業













産卵場




2023 10 20 日 (金)
アマゴ・ヤマメの採卵と人工受精
 





 下呂支所で秋季の採卵と人工受精の作業が始まりました。これから来月にかけて、アマゴ・ヤマメ・イワナの採卵と人工受精の作業が続きます。

 今日は、アマゴ3系統およびヤマメ3系統の採卵と人工受精をそれぞれ行いました。この先、各魚種の各系統の親魚の成熟度合いを確認しながら、採卵と人工受精を順次行う予定です。




親魚の選別作業




1個体ずつ触診し、採卵可能な個体を選び出す




雌親魚からの採卵作業









受精前の洗卵作業(等張液で卵を洗浄)




雄親魚からの採精作業




精液




受精前に精子の運動性を顕微鏡で確認




受精作業




2023 10 19 日 (木)
渓流で魚類調査
 





 昨日に引き続き、渓流で魚類調査を行いました。

 今日は昨日の調査とは別の7箇所で調査を行い、1・2・6箇所目でヤマメ・イワナ・タカハヤ・カジカ大卵型、3箇所目でタカハヤ・ドジョウ・カワヨシノボリ、4箇所目でイワナ・タカハヤ・カジカ大卵型、5箇所目でアマゴ・イワナ、7箇所目でアマゴ・イワナ・タカハヤ・カジカ大卵型の生息をそれぞれ確認しました。




アマゴ




タカハヤ




2023 10 18 日 (水)
渓流で魚類調査
 





 渓流で魚類調査を行いました。

 今日の調査ではアマゴ・イワナ・ドジョウ・カワヨシノボリ・スナヤツメの生息が確認されました。




イワナ




2023 10 17 日 (火)
アマゴの成熟状況の確認
 





 下呂支所では、今週金曜日から来月にかけてアマゴ・ヤマメ・イワナの採卵と人工受精の作業を予定しています。

 今日は、飼育池から一部のアマゴ親魚を取り上げて成熟度合いを確認しました。







1個体ずつ触診して成熟状況を確認




2023 10 16 日 (月)
渓流で魚類調査
 





 先週に引き続き、渓流で魚類調査を行いました。

 今日は2箇所で調査を行い、1箇所目でアマゴ、2箇所目でアマゴとタカハヤの生息をそれぞれ確認しました。




タカハヤ




2023 10 13 日 (金)
渓流で魚類調査
 





 渓流で魚類調査を行いました。

 今回は3箇所で調査を行い、1箇所目と3箇所目でヤマメ・イワナ・タカハヤ、2箇所目でアブラハヤ・タカハヤ・カワヨシノボリの生息をそれぞれ確認しました。




タカハヤ




2023 10 12 日 (木)
水棲生物保全活動
 





 郡上市立大和西小学校の総合学習「水棲生物保全活動」が開催されました。

 下呂支所の職員は、渓流魚の産卵環境や人工産卵場の造成方法(関連記事:2020年8月31日)について、アナログプロジェクタ(関連記事:2023年6月16日)を使用して解説しました。その後、渓流で人工産卵場の造成を行いました。














参考文献

コ原哲也・岸 大弼.2014.人工産卵場に
 おけるアマゴ雌親魚1尾あたりの産卵量
 について.岐阜県河川環境研究所研究
 報告,59: 1-3.  < PDF >

コ原哲也・佐藤正人・大原健一・辻 寛人
 ・岸 大弼.2019.人工産卵場における
 ヤマメおよびアマゴ卵の発眼率.水産
 技術,11: 91-96.  < 外部リンク >




2023 10 11 日 (水)
卵管理水槽の冷却装置
 





 下呂支所では、来週から来月にかけてアマゴ・ヤマメ・イワナの採卵と人工受精の作業を予定しています。

 受精から発眼期にかけての卵は、アマゴの場合は15.9度以下、可能なら14.4度以下の水温で管理するのが理想的です。イワナの場合は12.5度以下、可能なら11.9度以下の水温で管理するのが理想的です。しかし、近年、下呂支所のこの時期の井戸はそれらの水温を上回ることが多く、卵の生残率を悪化させる要因として懸念されています。

 下呂支所では、卵管理水槽の配管をかけ流し式から循環式に変更し、冷却装置で水温を下げて卵を管理するようにしています。




卵管理水槽




冷却装置


参考文献

岸 大弼.2023.イワナ卵の発眼期および
 ふ化期の上限水温の推定.岐阜県水産
 研究所研究報告,68: 1-5.  < PDF >

岸 大弼・藤井亮吏.2022.アマゴ卵の
 発眼期およびふ化期の上限水温の推定.
 岐阜県水産研究所研究報告,67: 7-12.
 < PDF >

斉藤 薫・熊崎隆夫・立川 亙.1975.
 イワナの増殖に関する研究−IV 孵化用
 水の適温について.岐阜県水産試験場
 研究報告,21: 67-70.  < PDF >

立川 亙・熊崎隆夫.1971.アマゴの増殖
 に関する研究(第16報)アマゴのふ化
 水温について(3).岐阜県水産試験場
 研究報告,16: 35-42.  < PDF >




2023 10 10 日 (火)
飼育魚の体サイズ測定
 





 下呂支所でアマゴの体サイズ測定を行いました。

 同じ魚種であっても系統によって成長速度に差が生じることがありますし、同じ系統であっても飼育方法によって差が生じることもあります。下呂支所では、飼育魚の体サイズ測定を目的に応じて随時行っています。




2023 10 9 日 (月)
ヒバカリ
 





 先日、河川での調査中にヒバカリと遭遇しました(関連記事:9月15日)。

 調査中にヘビを見かけることは珍しくなく、ときどきマムシやヤマカガシのような毒蛇も現れるため、足元に注意しながら調査を行っています。







2023 10 6 日 (金)
井戸水の殺菌灯の交換
 





 下呂支所で井戸水の殺菌灯の交換作業を行いました。

 下呂支所では、卵の管理や稚魚の飼育に井戸水を使用しています。ふ化仔魚や稚魚は特に病気に弱いため、飼育用水の殺菌が不可欠です。













2023 10 5 日 (木)
渓流で魚類調査
 





 渓流で魚類調査を行いました。

 今日は4箇所で調査を行い、1箇所目でアマゴ・イワナ、2箇所目でアマゴ・タカハヤ、3箇所目でアマゴ・カワムツ・タカハヤ・カワヨシノボリ、4箇所目でアマゴ・タカハヤ・カワヨシノボリの生息をそれぞれ確認しました。




アマゴ




タカハヤ







2023 10 4 日 (水)
カマキリ
 





 下呂支所の庁舎付近にカマキリが現れました。

 カマキリは、ヘビ(関連記事:7月19日、9月15日)と違って職員に巻き付くおそれはないため、大目に見ています。




2023 10 3 日 (火)
ゲジ
 





 下呂支所の庁舎内にゲジが現れました。

 ゲジは、ヒル(関連記事:2015年10月14日、2021年6月26日)と違って職員の血を吸うおそれはないため、大目に見ています。







2023 10 2 日 (月)
渓流で魚類調査
 





 渓流で魚類調査を行いました。

 今日は2箇所で調査を行い、1箇所目でヤマメ・イワナ・タカハヤ・カジカ大卵型、2箇所目でヤマメとイワナの生息をそれぞれ確認しました。




ヤマメ




イワナ







記 事

アマゴ・ヤマメの
採卵と人工受精
渓流で魚類調査
岐阜県農業
フェスティバル
アマゴ・ヤマメの
採卵と人工受精
渓流で魚類調査
渓流で魚類調査
アマゴの
採卵と人工受精
サツキが開花
渓流魚
人工産卵河川で
産卵場整備
アマゴ・ヤマメの
採卵と人工受精
渓流で魚類調査
渓流で魚類調査
アマゴの
成熟状況の確認
渓流で魚類調査
渓流で魚類調査
水棲生物保全活動
卵管理水槽の
冷却装置
飼育魚の
体サイズ測定
ヒバカリ
井戸水の
殺菌灯の交換
渓流で魚類調査
カマキリ
ゲジ
渓流で魚類調査


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