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2015 年 10 月

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2015 10 31 日 (土)
渓流で魚類調査
 





 21 日と 27 日に計 3 ヶ所の渓流で魚類調査を行いました。

 今回の調査では、1 ヶ所目でイワナ・アマゴ・カジカ大卵型、2 ヶ所目でイワナ・アマゴ・ウグイ・タカハヤ・アブラハヤ・カジカ大卵型、3 ヶ所目でイワナ・アマゴ・カジカ大卵型の生息がそれぞれ確認されました。







アマゴ





2015 10 30 日 (金)
アマゴ・ヤマメの採卵と人工受精
 





 今日も下呂支所でアマゴやヤマメの採卵と人工受精を実施しました。

 今日は、アマゴ 3 系統とヤマメ 3 系統の採卵と人工受精をそれぞれ行いました。各魚種の各系統の親魚の成熟度合いを確認しながら、来月も採卵と人工受精を行う予定です。







雌親魚からの採卵作業













2015 10 29 日 (木)
アマゴの発眼卵の検卵作業
 





 下呂支所でアマゴの発眼卵 (はつがんらん) の検卵 (けんらん) 作業が始まりました。

 発生の最終段階の卵は、発現した眼球が透けて見えることから 「発眼卵」 と呼ばれます。卵は、受精後しばらく安静が必要ですが、発眼卵の段階になると外部からの衝撃に比較的強くなり、収容水槽から取り出すことができるので、検卵機により生卵と死卵とを分別する作業が可能になります。死卵を放置すると、水カビ発生の原因となるので取り除かなければなりません。ただし、検卵機による除去では、少数の死卵が残るため、残った死卵を目視観察と手作業で取り除く必要があります。

 これらの作業は 「検卵」 と呼ばれ、卵の出荷やふ化室への移送の前に必ず行っています。検卵が終了した発眼卵は、養殖業者への出荷や当研究所での継代飼育などに使用しています。




検卵機




目視観察と手作業による検卵




検卵後の発眼卵




発生の最終段階の卵は、発現した眼球が
透けて見えることから 「発眼卵」 と呼ばれる





2015 10 28 日 (水)
アマゴの採卵と人工受精
 





 今日も下呂支所でアマゴの採卵と人工受精を行いました。

 今日は、アマゴ 2 系統の採卵と人工受精を行いました。




受精前の洗卵作業 (等張液で卵を洗浄)




受精作業




卵管理水槽に受精卵を収容





2015 10 27 日 (火)
アマゴ・ヤマメの採卵と人工受精
 





 先週に引き続き、下呂支所でアマゴやヤマメの採卵と人工受精を実施中です。

 今日は、アマゴ 2 系統とヤマメ 2 系統の採卵と人工受精をそれぞれ行いました。各魚種の各系統の親魚の成熟度合いに応じて、明日も採卵と人工受精を行う予定です。







雌親魚からの採卵作業





2015 10 26 日 (月)
道志村漁業協同組合 視察
 





 道志村漁業協同組合 (山梨県南都留郡道志村) の視察が下呂支所で行われました。

 当研究所の職員は、業務内容を解説した後、飼育施設を案内しました。








2015 10 25 日 (日)
錦鯉品評会
 





 岐阜県農業フェスティバル会場において第 47 回岐阜県錦鯉品評会が開催され、当研究所の職員が審査委員を務めました。

 出品数は 150 点で、やはり御三家の紅白、大正三色、昭和三色が中心でしたが、岐阜県の錦鯉の特徴である銀鱗の出品も多数ありました。いずれもすばらしい錦鯉で審査に苦労しました。全体総合優勝には、75 部超 (大きさが 75 cm 以上の部) の紅白 (写真) が輝きました。今回出品された錦鯉は、皆、評価の高いものばかりでしたが、審査員協議のうえ選出しました。

 本県は錦鯉の養殖が盛んで、養殖経営体数は全国第 4 位 (2013 年漁業センサス) となっています。




審査員協議




全体総合優勝の紅白








2015 10 24 日 (土)
岐阜県農業フェスティバルにおける研究展示
 





 岐阜県農業フェスティバル会場 (ヒマラヤアリーナ) において当研究所が取り組んでいるアユの日齢査定方法や天然遡上アユと放流アユの識別方法、大型マスの鮮度保持技術、イタセンパラの生息域外保全に関する研究展示を 24 ・25 日に行いました。

 今回の展示場所はアリーナの入口付近と常に来場者が往来する場所であったため、アユとイタセンパラの水槽展示や顕微鏡を用いた耳石 (日周輪) の観察の他、県庁水産振興室が作成した淡水魚の調理レシピを配布したこともあり、足を止めて興味を示してもらえる方が多く、職員は対応に大忙しの2日間でした。











2015 10 23 日 (金)
アマゴ・ヤマメの採卵と人工受精
 





 今日も下呂支所でアマゴの採卵と人工受精を実施しました。また、ヤマメの採卵と人工受精が始まりました。

 今日の作業では、アマゴ 5 系統とヤマメ 1 系統の採卵と人工受精をそれぞれ行いました。




親魚の選別作業







親魚の選別作業 (1 個体ずつ触診
して、採卵可能な個体を選び出す)






2015 10 22 日 (木)
渓流で魚類調査
 





 19 日に引き続き、渓流で魚類調査を行いました。

 今日の調査は 19 日と同じ渓流の上流側の区間で実施し、アマゴ・タカハヤ・アジメドジョウ・アカザ・カワヨシノボリ・カジカ大卵型の生息を確認しました。







アマゴ





2015 10 21 日 (水)
アマゴの採卵と人工受精
 





 昨日に引き続き、下呂支所でアマゴの採卵と人工受精を実施しました。

 今日の作業では、アマゴ 2 系統の採卵と人工受精をそれぞれ行いました。各系統の親魚の成熟度合いに応じて、来週も採卵と人工受精を行う予定です。




雌親魚から採取した卵




受精前の洗卵作業 (等張液で卵を洗浄)




卵管理水槽に受精卵を収容





2015 10 20 日 (火)
アマゴの採卵と人工受精
 





 今週も下呂支所でアマゴの採卵と人工受精を実施中です。今日の作業では、アマゴ 4 系統の採卵と人工受精をそれぞれ行いました。

 同じ種の同じ系統の魚で、かつ同じ池で飼育してきた魚であっても、成熟の時期には個体差 (最大で半月ほど) が生じます。そのため、シーズン中は週 2 ・3 回、それぞれの飼育池の親魚の成熟度合いを繰り返し確認して採卵可能な個体だけを毎回選び出し、採卵と人工受精を行うようにしています。




親魚の選別作業 (1 個体ずつ触診
して、採卵可能な個体を選び出す





雌親魚からの採卵作業





2015 10 19 日 (月)
渓流で魚類調査
 





 渓流で魚類調査を行いました。

 今日の調査では、アマゴ・タカハヤ・アブラハヤ・アジメドジョウ・アカザ・カワヨシノボリ・カジカ大卵型の生息が確認されました。引き続き、同じ渓流の上流側の区間で調査を行う予定です。




アマゴ





2015 10 18 日 (日)
渓流魚の人工産卵河川の整備
 





 24 日に高山市奥飛騨温泉郷の蒲田川 (高原川漁業協同組合管内) で渓流魚の人工産卵河川の整備が実施されました。

 当研究所の職員は、現場での作業前に人工産卵河川の目的についてスライドで解説しました。








2015 10 17 日 (土)
アマゴの受精卵の管理
 





  下呂支所では、来月にかけてアマゴ ・ヤマメ ・イワナの採卵と人工受精を順次実施する予定で、現在はまずアマゴの採卵が盛期に迎えようとしています (関連記事 : 10 月 9 ・13 ・16 日)。

 受精卵は、アマゴやヤマメでは15 度以下、イワナでは 11 度以下の水温で管理する必要があります。しかし、井戸水が 16 度とこの時期にしては高いため、卵管理水槽に収容したアマゴ受精卵への悪影響が心配される状況です。下呂支所では、卵管理水槽の配管を一時的に組み替えて冷却装置を追加し、管理用水の冷却を行っています。








2015 10 16 日 (金)
アマゴの採卵と人工受精
 





 下呂支所でアマゴの採卵と人工受精を実施しました。

 今日の作業では、アマゴ 2 系統の採卵と人工受精をそれぞれ行いました。各系統の親魚の成熟度合いに応じて、来週も採卵と人工受精を行う予定です。




雄親魚からの採精作業




精液




受精前に精子の運動性を顕微鏡で確認




受精作業





2015 10 15 日 (木)
飼育池の掃除
 





 下呂支所で飼育池の掃除を行いました。

 魚を飼育している池では、残餌や排泄物の掃除が必要です。また、水源の飛騨川 (益田川) の増水時に濁った水が流入すると飼育池の底に泥が堆積するので、その都度、掃除しなければなりません。使用していない池でも藻が生えたり落ち葉がたまったりするので、使用を再開する前に掃除するようにしています。








2015 10 14 日 (水)
ヒル
 





 渓流での調査中にヤマビルの襲撃を受けました (関連記事 : 2013 年 10 月 23 日・2014 年 5 月 27 日)。この個体は、音もなく忍び寄って吸血を開始した後、しばらくして偶然それに気付いた職員を恐慌状態に陥れました。

 ヤマビルは、身体への影響は軽微であるものの精神面での衝撃は甚大であり、著しい敗北感をもたらす恐るべき生物です。それでも当研究所の職員は、めげずに調査に勤しんでいます。




引きはがす直前のヒル
(吸血して大きくなっている)




ヒルを引きはがして 8 分後




49 分後




3 時間 15 分後





2015 10 13 日 (火)
アマゴの採卵と人工受精
 





 先週に引き続き、下呂支所でアマゴの採卵と人工受精を実施しました。

 今日の作業では、アマゴ 1 系統の採卵と人工受精を行いました。




雌親魚からの採卵作業












受精前の洗卵作業 (等張液で卵を洗浄)





2015 10 12 日 (月)
アシナガバチ
 





 先日、下呂支所の庁舎 2 階の実験室にアシナガバチが入り込みました。

 この個体は、その後、1 階の事務室にも臆することなく出入りし、職員を恐慌状態に陥れました。








2015 10 11 日 (日)
アジメドジョウ
 





 渓流の調査で体長 4 cm ほどのアジメドジョウの稚魚を見つけました。

 アジメドジョウの稚魚は初夏になると川岸の緩やかなところに見られるようになりますが、その前の時期の産卵からふ化して稚魚になるまでは、伏流水の通る礫中にいるため目にすることができません。また、これからの季節も越冬のため礫中に潜ってしまうため、成魚も稚魚も春になるまでほとんどの個体が川の中から姿を消してしまいます。

 岐阜県では、比較的よく見かけるアジメドジョウですが、1 年のうちの半分ぐらいしか川で見られない不思議な魚です。そのため、今でもその生態に不明な点が多く残されています。








2015 10 9 日 (金)
アマゴの採卵と人工受精
 





 下呂支所でアマゴの採卵と人工受精が始まりました。これから来月にかけて、アマゴ・ヤマメ・イワナの採卵と人工受精の作業が続きます。

 今日は、アマゴ 1 系統の採卵と人工受精を行いました。各魚種の各系統の親魚の成熟度合いを確認しながら、採卵と人工受精を順次行う予定です。




親魚の選別作業







1 個体ずつ触診して、採卵可能な個体を選び出す











2015 10 8 日 (木)
渓流で魚類調査
 





 今日も渓流で魚類調査を行いました。

 今日の調査は、昨日とは別の渓流で実施し、アマゴの生息を確認しました。




アマゴ





2015 10 7 日 (水)
渓流で魚類調査
 





 渓流で魚類調査を行いました。

 今日の調査では、イワナ・ヤマメ・カジカ大卵型の生息が確認されました。




イワナ





2015 10 6 日 (火)
カジカ飼育施設の掃除
 





 下呂支所のカジカの飼育施設では、床面に藻類が生えるため、こまめに掃除しています。

 飼育に使用している井戸水の水温はこの時期でもまだまだ高く、藻類が生えやすいようなので掃除が大変です。








2015 10 5 日 (月)
サツキが開花
 





 下呂支所の敷地内には、数十本のサツキが植えてあります。どういうわけか、そのうちの 1 本が 1 輪だけ小さな花を咲かせました。

 例年は 5 月に開花していますが、この時期に咲くのは初めてのことです。














2015 10 4 日 (日)
錦鯉品評会
 





 山県市で錦鯉品評会が開催され、当研究所の職員が審査委員を務めました。出品数は 108 点あり、いずれもすばらしい錦鯉で審査に苦労しました。全体総合優勝には、65 部超 (大きさが 65 cm 以上の部) の紅白 (写真) が輝きました。透き通るような白地に模様と緋の良さが際立つ品位のある紅白でした。

 本県は錦鯉の養殖が盛んで、養殖経営体数は全国第 4 位 (2013 年漁業センサス) となっています。











2015 10 2 日 (金)
飼育池の掃除
 





 下呂支所で飼育池の掃除を行いました。

 魚を飼育している池では、残餌や排泄物の掃除が必要です。また、水源の飛騨川 (益田川) の増水時に濁った水が流入すると飼育池の底に泥が堆積するので、その都度、掃除しなければなりません。使用していない池でも藻が生えたり落ち葉がたまったりするので、使用を再開する前に掃除するようにしています。









2015 10 1 日 (木)
アユの採卵
 





 本所で飼育しているアユの成熟状況を 9 月 24 日に調べました。その結果、一部の水槽で成熟したアユが確認できました。そのため、採卵を行い、受精卵を着卵材につけて水槽に収容しました。

 今後、ふ化仔魚に与えるプランクトンの培養の準備をする予定です。





採卵作業








記 事


渓流で魚類調査

アマゴ・ヤマメの
採卵と人工受精

アマゴの
発眼卵の検卵作業

アマゴの
採卵と人工受精

アマゴ・ヤマメの
採卵と人工受精

道志村漁業協同組合
視察

錦鯉品評会

岐阜県農業フェス
ティバルにおける
研究展示

アマゴ・ヤマメの
採卵と人工受精

渓流で魚類調査

アマゴの
採卵と人工受精

アマゴの
採卵と人工受精

渓流で魚類調査

渓流魚の
人工産卵河川の整備

アマゴの
受精卵の管理

アマゴの
採卵と人工受精

飼育池の掃除

ヒル

アマゴの
採卵と人工受精

アシナガバチ

アジメドジョウ

アマゴの
採卵と人工受精

渓流で魚類調査

渓流で魚類調査

カジカ飼育施設の
掃除

サツキが開花

錦鯉品評会

飼育池の掃除

アユの採卵


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せかぶ日誌 岐阜県水産研究所


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