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せかぶ日誌
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2015 年 7 月

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< 6 月  8 月 >


2015 7 31 日 (金)
一日開放の準備
 





 明後日 8 月 2 日 (日) に下呂支所で開催予定のイベント 「水産研究所 一日開放」 の準備を行いました。

 今日は、テントの組み立てや展示水槽などの設置作業を行い、おおよその準備が完了しました。











2015 7 30 日 (木)
アユ放流に関する増殖担当者現地研修会
 





 29 日に下呂総合庁舎で 「アユ放流に関する増殖担当者現地研修会」 が開催されました。

 当研究所の職員は、アユの種苗放流について講演しました。また、下呂支所の場内の見学では、飼育魚や施設の概要について説明しました。











2015 7 29 日 (水)
標識アユの漁獲調査 (びく調査)
 





 下呂市内の河川において、4 月に標識・放流したアユの漁獲状況調査 (びく調査) を行いました (関連記事 : 4 月 23 ・24 日、7 月 16 日)。

 ところが、先週の大雨による大増水で、川の様子が激変してしまいました。上流から流れてきた石で深い淵が埋まったり、川の水が流れる筋道が変わったりするなど、非常に大きな影響がありました。放流したアユを含め、いろいろな水生生物も一気に流されていないか心配なところです。

 標識アユの漁獲調査はようやく 6 ・7 月の前半分が終わったばかりで、8 ・9 月の後半分の調査もなんとか無事に行えるよう願っています。

 やはり、自然を相手にした野外調査は難しいと考えさせられました。







5 月 11 日





7 月 29 日の同一地点




7 月 16 日





7 月 29 日の同一地点





2015 7 28 日 (火)
田んぼのまわりの生き物調査
 





 下呂市萩原町の萩原北児童館で小学生向けの生物教育企画 「田んぼのまわりの生き物調査」 が開催され、今年も下呂支所の職員が講師を担当しました (関連記事 : 2012 年 7 月 26 日・2013 年 7 月 30 日・2014 年 7 月 28 日)。

 今回は、傾斜可変実験水路を使用してヨシノボリとカジカの定位能力を比較するプログラムを行いました。また、水路で魚類を採捕した後、飛騨地方に分布する魚類の見分け方について解説しました。


参考文献

岸 大弼.2007.底生魚の定位能力を観察する傾斜
  可変実験水路 (H18-FU 型) について.岐阜県
  河川環境研究所研究報告,52: 27-30. < PDF >

岸 大弼.2009.底生魚の定位能力を観察する傾斜
  可変実験水路 (H20-MN 型) について.岐阜県
  河川環境研究所研究報告,54: 19-21. < PDF >














2015 7 27 日 (月)
渓流と水路で魚類調査
 





 渓流と水路で魚類調査を行いました。

 午前は、渓流で調査を実施し、イワナとアマゴの生息を確認しました。午後は、水路で調査を実施し、カワムツ・ウグイ・アブラハヤ・タカハヤ・カマツカ・ドジョウ・シマドジョウ・アジメドジョウ・アカザ・カワヨシノボリ・アマゴ・ニジマス・スナヤツメの生息を確認しました。




アマゴ





2015 7 24 日 (金)
養殖魚の魚病診断
 





 下呂支所に県内の養殖場から魚病診断の依頼がありました。

 今週、診断の依頼があったのはアマゴです。養殖場は、自然界よりも高い密度で魚を飼育しており、病気が蔓延すると大きな被害が出る恐れがあるので、原因の把握と適切な対応が不可欠です。当研究所では、寄生虫・細菌・ウイルスの有無などを調べて死亡原因を明らかにし、養殖業者に対応策を指導しています。








2015 7 23 日 (木)
水門の維持管理
 





 下呂支所では、魚の飼育には井戸水と河川水を使用しています。ただし、井戸の水量に限界があるため、大部分の魚の飼育には河川水を使用しています。河川水は、飛騨川 (益田川) から水路を使って導入しています (関連記事 : 2014 年 9 月 15 日)。

 飛騨川は、昨日からの雨で大幅に増水しており、流下してくるごみで水門の取水口や飼育池のスクリーンが詰まりやすい状況です。早朝には、取水口が流下物で閉塞して通水量が減少したため、職員が現場に急行して復旧作業を行いました。











2015 7 22 日 (水)
大型マス類の鮮度の分析
 





 下呂支所で大型マス類の鮮度に関する調査を実施中です。

 今週は、計 20 個体分の分析用サンプルの調製を行いました。








2015 7 21 日 (火)
渓流で魚類調査
 





 渓流で魚類調査を行いました。

 今回の調査では、イワナ・アマゴ・ニジマス・タカハヤ・アブラハヤ・ウグイ・カジカ大卵型の生息が確認されました。また、イワナとアマゴとの交雑と考えられる個体も確認されました (関連記事 : 2009 年 6 月 8 日・7 月 14 日、2010 年 7 月 8 日、2011 年 7 月 26 日・9 月 14 日、2012 年 8 月 7 日・11 月 20 日、2015 年 6 月 30 日)。







イワナとアマゴとの交雑と考えられる個体




上側から イワナ、交雑と考えられる個体、アマゴ





2015 7 20 日 (月)
給餌機のメンテナンス
 





 先日、下呂支所で給餌機のメンテナンスを行いました。
給餌機は、魚を安定的に生産するためには欠かせないものです。しかし、時には給餌量がおかしいな?と思うこともあります。そんなときには、給餌機を分解して掃除します。分解してみると、中にこぼれた餌が詰まっていることがよくあります。

 日々の飼育管理のためには、このようなメンテナンスも重要です (関連記事 : 2013 年 6 月 6 日・2014 年 6 月 13 日)。











2015 7 17 日 (金)
カジカ飼育施設の掃除
 





 下呂支所のカジカの飼育施設では、床面に藻類が生えるため、こまめに掃除しています。

 とりわけ日照時間が長いこの時期は、藻類が生えやすいようで、掃除が大変です。








2015 7 16 日 (木)
標識アユの漁獲調査 (びく調査)
 





 下呂市内の河川において、4月に標識・放流したアユの漁獲状況を調査しました (関連記事 : 4 月 23 ・24 日)。

 現在、友釣りによる標識アユの漁獲調査 (関連記事 : 6 月 23 日・7 月 10 日) に加えて、「びく調査」 を進めています。「びく調査」 とは釣り人の了解を得て、びく (魚籠) の中身の釣った魚を見せてもらう調査のことです (アユ釣りの場合はびくではなく、引き舟またはオトリ缶に魚を入れます)。

 今年度のびく調査では釣ったアユの標識の有無を見せてもらい、4 月に標識・放流したアユが捕れる割合の変化を調べています。




びく




オトリ缶 (左側) と 引き舟 (右側)





2015 7 15 日 (水)
ホタルブクロ
 





 下呂支所の横を流れる飛騨川 (益田川) の堤防でホタルブクロが咲いています。

 ホタルブクロは、下呂支所周辺では毎年 7 月に開花します。この花が咲くと、いよいよ本格的な夏の到来です。











2015 7 14 日 (火)
渓流で魚類調査
 





 渓流で魚類調査を行いました。

 今日は 3 ヶ所で調査を行い、そのうち 2 ヶ所ではイワナ、1 ヶ所ではイワナ・アマゴ・ウグイ・タカハヤ・アブラハヤ・アジメドジョウ・アカザ・スナヤツメの生息をそれぞれ確認しました。




アマゴ





2015 7 13 日 (月)
ふ化室の水槽の掃除
 





 下呂支所では、アマゴやニジマスなどの発眼卵は、検卵後にふ化室に収容してふ化させています (関連記事 : 2014 年 12 月 19 ・25 日、2015 年 5 月 25 日)。

 今年の春にふ化したニジマスは、現在、全長 4〜6 cm ほどに成長しています。稚魚は病気に弱いため、水が汚れると大量死を引き起こす恐れがあります。下呂支所では、水槽の底面やスクリーンの掃除をこまめに行っています。











2015 7 10 日 (金)
標識アユの漁獲調査
 





 下呂市内の河川で、4 月に標識・放流したアユの漁獲調査を行いました (関連記事 : 4 月 23 ・24 日、6 月 23 日)。

 今回は、下呂支所の職員 2 名と漁協組合員の方々 2 名で友釣りによる調査を行い、標識アユ (4 月放流) および無標識アユ (5 ・6 月放流) を漁獲しました。

 この週はずっと天気がすぐれませんでしたが、幸いにも調査日は良い天気に恵まれました。漁獲したアユは研究所に持ち帰り、体サイズの測定や標識の有無の確認、保菌検査を行いました。











2015 7 9 日 (木)
田んぼの学校
 





 高山市立岩滝小学校の 5 ・6 年生 8 名を対象とする 「田んぼの学校」 が 10 日に開催されました。

 この企画は、岐阜県飛騨農林事務所の主催によるもので、水路での魚類の採捕のほか、当研究所の職員が現地に 「傾斜可変実験水路」 を持ち込んで公開実験 「ヨシノボリの不思議を研究しよう」 を実施し、ヨシノボリやカジカの定位能力と腹鰭の形状との関係について解説しました。また、水路で採捕した魚類の分類方法についてスライドや配布資料を使って解説しました。







傾斜可変実験水路 (H18-FU 型)


参考文献

岸 大弼.2007.底生魚の定位能力を観察する傾斜
  可変実験水路 (H18-FU 型) について.岐阜県
  河川環境研究所研究報告,52: 27-30. < PDF >

岸 大弼.2009.底生魚の定位能力を観察する傾斜
  可変実験水路 (H20-MN 型) について.岐阜県
  河川環境研究所研究報告,54: 19-21. < PDF >





2015 7 8 日 (水)
飼育魚の移動
 





 下呂支所では、主に屋外の飼育池でアマゴやニジマスなどを飼育しています。魚が混みあっている飼育池では病気が発生しやすくなるので、個体数や体サイズに応じて、より大きい池に魚を移し替えるか、いくつかの池に分けて飼育するようにしています。

 今回の作業では、屋内の水槽で飼育していたヤマメとイワナの稚魚を屋外の A 号池に移動させました。







計数しながら 魚を新しい飼育池に入れる
(左手にカウンターを持っている)





2015 7 7 日 (火)
水路で魚類調査
 





 今週も水路で魚類調査を行いました。

 今回の調査では、カワムツ・ウグイ・アブラハヤ・タカハヤ・カマツカ・ドジョウ・シマドジョウ・アカザ・カワヨシノボリ・カジカ大卵型・アマゴ・ニジマス・スナヤツメの生息が確認されました。




アカザ





2015 7 6 日 (月)
飼育池の掃除
 





 下呂支所で飼育池の掃除を行いました。

 魚を飼育している池では、残餌や排泄物の掃除が必要です。使用していない池でも藻が生えたり落ち葉がたまったりするので、使用を再開する前には掃除をしています。








2015 7 3 日 (金)
北海道区水産研究所 平成27年度 さけます
資源部 第1回連絡会議のワークショップ
 





 札幌市の国立研究開発法人水産総合研究センター北海道区水産研究所で、平成 27 年度さけます資源部 第 1 回連絡会議のワークショップが 2 日に開催されました。

 当研究所の職員は、岐阜県におけるサツキマスの漁獲状況や増殖について発表しました。また、3 日に開催されたセミナーでは、サケ科魚類の卵の付着性などについて発表しました。








2015 7 2 日 (木)
水路で魚類調査
 





 先日、水路で魚類調査を行いました。

 今回の調査では、カワムツ・オイカワ・ウグイ・アブラハヤ・カマツカ・コイ・ドジョウ・シマドジョウ・アカザ・カワヨシノボリ・イワナ・アマゴ・ニジマス・スナヤツメが確認されました。




オイカワ





2015 7 1 日 (水)
カジカ大卵型の大型個体
 





 先日、渓流での調査の際、カジカ大卵型の大物が発見されました。

 当研究所が県内の河川で現認したものとしては、全長 138 mm ・体重 33.8g の個体がこれまでの最大記録でした。今回の最大個体は、全長 150mm ・体重 42.0g と記録を大幅に更新しました。 

 この個体の他にも、第 2 位となる全長 144 mm ・体重 38.1g の個体や、全長で第 4 位および体重で第 3 位となる全長 137 mm ・体重 34.7g の個体が発見されました。




最大個体











記 事


一日開放の準備

アユ放流に関する
増殖担当者
現地研修会

標識アユの漁獲調査
(びく調査)

田んぼのまわりの
生き物調査

渓流と水路で
魚類調査

養殖魚の魚病診断

水門の維持管理

大型マス類の
鮮度の分析

渓流で魚類調査

給餌機の
メンテナンス

カジカ飼育施設の
掃除

標識アユの漁獲調査
(びく調査)

ホタルブクロ

渓流で魚類調査

ふ化室の水槽の掃除

標識アユの漁獲調査

田んぼの学校

飼育魚の移動

水路で魚類調査

飼育池の掃除

北海道区水産研究所
平成27年度
さけます資源部
第1回連絡会議の
ワークショップ

水路で魚類調査

カジカ大卵型の
大型個体


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