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2013 年 12 月


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2013 年 12 月 31 日 (火)
  年末年始の飼育管理





 年末年始でも、職員が交代で出勤して飼育管理を行っています。

 下呂支所では、当番の職員が敷地全体を巡回して飼育池のスクリーンの掃除や給餌機への餌の補充などを行いました。





 本年中は、格別のご高配を賜りありがとうございました。来年もよろしくお願いします。





2013 年 12 月 30 日 (月)
  年末年始の飼育管理





 年末年始でも、職員が交代で出勤して飼育管理を行っています。

 下呂支所では、29 日に敷地全体を巡回して飼育池のスクリーンの掃除や給餌機への餌の補充などを行いました。




飼育池の防鳥ネットの着氷





2013 年 12 月 27 日 (金)
  カジカの産卵準備





 下呂支所でカジカの産卵がそろそろ始まります。カジカ小卵型は、河川では早ければ 12 月上旬に産卵を始める個体もいるようですが、下呂支所の飼育施設内では 12 月下旬か 1 月上旬に産卵が始まります。

 アマゴやヤマメなどの場合は、雌雄の親魚からそれぞれ採取した卵と精液を使用して受精卵を生産しています (関連記事 : 10 月 15 ・18 ・22 ・25 ・29 日、11 月 5 ・11 ・20 日)。一方、カジカは、搾出による採卵や採精に難があるほか、卵の粘性が高く管理しにくいので、雌雄両方の親魚を産卵用の水槽に入れて自発的に産卵させて受精卵を得ています。

 産卵用の水槽は、普段の飼育用の水槽とは別に用意しています。カジカは、雄が川底の石と石の隙間に縄張りを持ち、そこに雌が訪れて産卵するという習性があります。下呂支所では、石の代わりに屋根瓦や鉄製アングル材 (L 字鋼) を水槽内に設置して産卵させています。




抱卵して腹部が大きくなり始めた雌親魚




雄親魚




鉄製アングル材を縄張りにした雄親魚




屋根瓦を縄張りにした雄親魚








2013 年 12 月 26 日 (木)
  カジカの飼育水槽の掃除





 下呂支所では、カジカは井戸水のかけ流しで飼育しています。水槽には残餌や糞がたまるほか、藻類が生えるため、こまめに掃除しなければなりません。

 この時期の井戸水は、河川水よりも温度が高いせいか、藻類が生えやすいようです。水槽の数が多いので、掃除が大変です。








2013 年 12 月 25 日 (水)
  塩ビパイプ





 下呂支所の飼育の配管には塩化ビニルのパイプが多く使用されています。特に古い配管の中には、あまり使われていない規格のものもあります。

 写真の塩ビパイプは 「VE 28」、外径 28 mm の電気設備用のもの (電線管) です。通常、水回りには VP や VU という規格が用いられますので、配管をしなおすときにはこちらに統一するようにしています。





2013 年 12 月 24 日 (火)
  ふ化盆の片づけ





 下呂支所でアマゴ・ヤマメのふ化水槽の収容 (関連記事 : 11 月 15 ・29 日) に使用したふ化盆は、池出し後にきれいに洗って片づけています。死卵やカビなどの細かなごみを洗い流して乾燥させて保管します。

 次に使用するのは春のニジマスの採卵の時です。








2013 年 12 月 23 日 (月)
  連休中の飼育管理





 下呂支所では、現在、アマゴやヤマメなどの稚魚の餌付けの真最中です (関連記事 : 12 月 19 日)。

 この時期は、稚魚の採餌状況の確認・給餌機の餌量の調節・死魚の除去・水槽の掃除といった作業が欠かせません。今回の連休では、22 日に当番の職員が出勤して飼育管理を行いました。




アマゴの稚魚





2013 年 12 月 20 日 (金)
  カジカの飼育指導





 郡上市でカジカの養殖に取り組んでいる 「カジカ養殖研究会」 のメンバー 2 軒の所へ、飼育指導に行きました。

 今年から養殖に取り組み始めたメンバーには、間もなく始まる産卵期に向けて、親魚管理や採卵操作についてのアドバイスを行い、採卵や卵管理に用いる道具の準備状況を確認しました。以前から取り組んでいるメンバーは、作業自体は経験済みのため、採卵操作等の再確認を行いました。








2013 年 12 月 19 日 (木)
  アマゴ・ヤマメの稚魚の餌付け





 下呂支所で池出し (関連記事 : 12 月 13 日) したアマゴ・ヤマメの稚魚への餌付けが始まりました。

 発育初期の餌は魚の成長にとってとても重要ですので、密度や魚の状況に合わせて、その量や回数を微調整しながら給餌を行っています。








2013 年 12 月 18 日 (水)
  カジカの飼育指導





 郡上市と関市でカジカの養殖に取り組んでいる 「カジカ養殖研究会」 のメンバーの所へ、17 日に飼育指導に行きました。

 もうすぐ産卵期に入りますので、卵を産ませる産卵床を水槽にセットし、採卵操作についてのアドバイスを行いました。








2013 年 12 月 17 日 (火)
  井戸水の殺菌灯の交換





 下呂支所で井戸水の殺菌灯の交換作業を行いました。

 殺菌灯は、飼育魚の病気発生を予防するために設置しています。ふ化仔魚は特に病気に弱いため、飼育用水の殺菌が不可欠です。








2013 年 12 月 16 日 (月)
  カジカの飼育指導





 郡上市でカジカの養殖に取り組んでいる 「カジカ養殖研究会」 のメンバーの所へ、飼育指導に行きました。

 今年からの養殖の取り組みなので、飼育機材の準備から始めています。間もなく産卵期に入ってしまいますので、飼育水槽のほかに産卵水槽や卵管理水槽の準備も整えなくてはいけません。








2013 年 12 月 13 日 (金)
  アマゴなどのふ化仔魚の池出し





 下呂支所のふ化水槽 (関連記事 : 11 月 15 ・29 日) に収容したアマゴなどの発眼卵がふ化し、卵黄を吸収し終わって、餌付け時期となり、専用の飼育池に移しました。

 昨年の池出しは 12 月 28 日でしたので、今年は 2 週間程早くなっています。








2013 年 12 月 12 日 (木)
  カジカの飼育指導





 飛騨市でカジカの養殖に取り組んでいる 「カジカ養殖研究会」 のメンバー2 軒の所へ、飼育指導に行きました。

 半月ぐらいすると始まるカジカの産卵期に向けて、採卵や卵管理用の機材の準備状況を確認しました。比較的多くの経験を積んだメンバーでしたので、より効率的な採卵ができるように、親魚管理や採卵操作について、細かなポイントの再確認を行いました。





2013 年 12 月 11 日 (水)
  銀化アマゴ放流





 標識した銀化 (スモルト) アマゴの放流を行いました (関連記事 : 12 月 9 日)。

 来年の春に元気な姿で帰ってきてくれることを願うばかりです。








2013 年 12 月 10 日 (火)
  農業用ため池の外来魚駆除に参加





 8 日に農業用ため池の外来魚駆除に参加しました。

 本来、農業用ため池の池干しは、農業用水として利用するため池の水質を維持するのに重要な作業で、定期的に実施されます。今回の作業には、この池を利用する地域の方のほか、地元の環境保全団体などが参加されました。

 池干しを行うには、池の水を完全に排出する必要がありますので、ため池下流の排水路に 「やな」 を設置し、池からの排水とともに流下した魚を捕獲しました。捕獲した魚は、本来この地域に生息する在来魚とオオクチバス等の外来魚とに分けました。今回の作業で外来魚は、オオクチバスとブルーギルが各 1 尾ずつしか捕獲されず、5 年間連続で駆除を実施してきた効果が明瞭に確認される結果となりました。

 ため池は、このまま 1 ヶ月程干された後、再び湛水されます。







上側 : オオクチバス、下側 : ブルーギル





2013 年 12 月 9 日 (月)
  銀化アマゴの標識





 下呂支所で銀化 (スモルト) アマゴの標識作業を行いました。

 標識はひれの切除で行います。標識した銀化アマゴは近日中に下流域で放流予定です。














2013 年 12 月 6 日 (金)
  全国湖沼河川養殖研究会 マス類資源研究部会





 「全国湖沼河川養殖研究会 マス類資源研究部会」 が 5 ・6 日に (社) 日本水産資源保護協会で開催されました。

 この研究部会では、イワナ・ヤマメなどの増殖や保全に関する研究発表や意見交換が行われました。当研究所の職員は、サツキマスの遡上動態 (関連記事 : 2009 年 6 月 3 日 ・8 月 13 日 ・10 月 11 日) について発表しました。








2013 年 12 月 5 日 (木)
  カジカ養殖研究会





 下呂支所で平成 25 年度のカジカ養殖研究会を開催しました。カジカ養殖を志すメンバーによるカジカ養殖研究会は、養殖技術の向上や商品化 ・販売等について意見を交換する会議を定期的に行っています。

 今回は、カジカを PR するパンフレットの作成、新しい魚種の取り組み、仔魚に与える生物餌料についての情報提供や最近の養殖生産の近況報告に加え、行政からカジカ支援事業に関する説明などを題材に意見交換を行いました。








2013 年 12 月 4 日 (水)
  ふ化室の消毒




 下呂支所のふ化室は、アマゴやヤマメなどの稚魚の餌付けを行う施設です。稚魚は病気に弱いため、稚魚の収容前に施設内の清掃や器材の消毒を行っています。








2013 年 12 月 3 日 (火)
  井戸の遮光シートの取り外し





 下呂支所で 12 日に井戸の遮光シートの取り外しを行いました。

 井戸の中に藻が生えると配水管が詰まりやすくなるので、春から秋は、藻が生えないよう井戸に遮光シートをかぶせています (関連記事 : 3 月27 日)。しかし、冬は、雪の重みで破れる恐れがあるので、毎年、雪が降り始める頃に遮光シートを取り外すようにしています。







遮光幕を外す前




遮光幕を外した後





2013 年 12 月 2 日 (月)
  ふ化室の大掃除





 今日は、下呂支所のふ化室の大掃除です。

 この掃除は師走だからというわけではなく、春採卵 (ニジマス) と秋採卵 (アマゴ・ヤマメ・イワナ) の稚魚の入れ替えの時期という理由で、今の時期にやっています。普段からこまめに掃除をしていますが、大掛かりにやると 1 日仕事となりました。











記 事


年末年始の飼育管理

年末年始の飼育管理

カジカの産卵準備

カジカの
飼育水槽の掃除

塩ビパイプ

ふ化盆の片づけ

連休中の飼育管理

カジカの飼育指導

アマゴ・ヤマメの
稚魚の餌付け

カジカの飼育指導

井戸水の
殺菌灯の交換

カジカの飼育指導

アマゴなどの
ふ化仔魚の池出し

カジカの飼育指導

銀化アマゴ放流

農業用ため池の
外来魚駆除に参加

銀化アマゴの標識

全国湖沼河川
養殖研究会
マス類資源研究部会

カジカ養殖研究会

ふ化室の消毒

井戸の遮光シートの
取り外し

ふ化室の大掃除



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