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2013 年 8 月


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2013 年 8 月 30 日 (金)
  アマゴの性成熟





 アマゴは秋になると産卵するため、成熟が進むと体に雌雄の特徴があらわれ始めます。

 雄は鼻先が少しとがり始め、口が 「へ」 の字に曲がってきます。このような特徴を二次性徴といいます。親魚の雌雄を選別するため、この二次性徴を頼りに分けてみました。一部の魚を解剖してみると、二次性徴どおりに雌は卵巣、雄は精巣の発達が観察できました。




上側 : 雌  下側 : 雄




上側 : 雌 (腹腔内に発達した卵巣がある)
下側 : 雄 (腹腔内に発達した精巣がある





2013 年 8 月 29 日 (木)
  渓流魚増殖手法研修会





 下呂支所で 「渓流魚増殖手法研修会」 が開催されました。

 漁業協同組合による渓流魚 (アマゴ ・ヤマメ ・イワナ) の増殖事業では、これまで稚魚放流が主要な方法として実施されてきましたが、近年、発眼卵埋設 ・親魚放流 ・産卵場造成などへの関心が全国的に高まっており、増殖方法の多様化が進んでいます (関連記事 : 1 月 14 日)。今回の研修会では、発眼卵埋設放流 ・親魚放流 ・産卵場造成の方法についてスライドと作業実演により解説しました。








2013 年 8 月 28 日 (水)
  河川調査





 26 日に魚類調査を行った渓流 (関連記事 : 8 月 26 日) で、流量測定と水温計回収を行いました。








2013 年 8 月 27 日 (火)
  養殖魚の魚病診断





 下呂支所に県内の養殖場 2 ヶ所から魚病診断の依頼がありました。

 今回、診断の依頼があったのはイワナとニジマスです。養殖場は、自然界よりも高い密度で魚を飼育しており、病気が蔓延すると大きな被害が出る恐れがあるので、原因の把握と適切な対応が不可欠です。当研究所では、寄生虫 ・細菌 ・ウイルスの有無などを調べて死亡原因を明らかにし、養殖業者に対応策を指導しています。














2013 年 8 月 26 日 (月)
  渓流で魚類調査





 渓流で魚類調査を行いました。今日は、1 河川の 2 区間で調査を行い、アマゴ ・イワナ ・カワヨシノボリ ・カジカ大卵型 ・ドジョウ ・アジメドジョウ ・アカザ ・アブラハヤ ・タカハヤの生息を確認しました。

 採捕した計 307 個体は、体サイズを測定した後、調査区間内に戻しました。




体サイズの測定作業




カジカ大卵型





2013 年 8 月 23 日 (金)
  下呂市立下呂中学校 2 年生の職場体験学習





 20〜22 日の 3 日間、下呂市立下呂中学校 2 年生の生徒 1 名が職場体験学習のため下呂支所に来訪しました。下呂中学校では、夏休みに 3 日間の職場体験学習を行っており、今年は生徒1 名が希望して来ました。

 今回の職場体験学習では、飼育魚への給餌作業のほか、ニジマスの解剖実習などを行いました。初めてのことで戸惑っていましたが、手本を見せたとおりに頑張って取り組んでいました。








2013 年 8 月 22 日 (木)
  岐阜大学フェア in 飛騨高山





 飛騨地域の産業等の活性化に資することを目的として岐阜大学と高山市とが主催する研究成果などの紹介イベント 「岐阜大学フェア in 飛騨高山 2013」 に参加しました。

 当研究所は、アジメドジョウの利用と増殖についてパネル展示と説明を行いました。








2013 年 8 月 21 日 (水)
  サワガニ集合





 先日、下呂支所のふ化室にある水槽の掃除をしていると、給水のための落水槽にサワガニが集まっているのを見つけました。室内ですので、おそらく排水溝からはるばる遡上したものと思います。ただ、ひとつだけの落水槽にのみサワガニがいて、他には見られませんでした。室内でも時々サワガニは見かけますが、集まっていた理由はよく分かりません。







落水槽








2013 年 8 月 20 日 (火)
  渓流で魚類調査





 渓流で魚類調査を行いました。今日は、210 m の区間で調査を行い、アマゴ ・イワナ ・ニジマス ・カワヨシノボリ ・カジカ大卵型 ・アジメドジョウ ・アカザ ・アブラハヤの生息を確認しました。

 今回の調査では、全長 15 cm 以上のイワナおよびアマゴのみを対象とし、体サイズを測定した後、調査区間内に戻しました。




イワナ (上側) と アマゴ (下側)





2013 年 8 月 19 日 (月)
  飼育魚の移動





 下呂支所では、主に屋外の飼育池でアマゴやニジマスなどを飼育しています。魚が混みあっている飼育池では病気が発生しやすくなるので、個体数や体サイズに応じて、より大きい池に魚を移し替えるか、いくつかの池に分けて飼育するようにしています。

 また、稚魚期はふ化室の水槽で飼育していますが、やはり魚が混みあうと病気が発生しやすくなります。そのため、ふ化室でもより大きい水槽に魚を移し替えるか、いくつかの水槽に分けて飼育する作業が必要です。

 今回の作業では、A 号池のアマゴの移動を行ったほか、ふ化室のニジマスを 2 つの水槽に分けました。














2013 年 8 月 16 日 (金)
  ニジマスのコバルト





 下呂支所で飼育中のニジマス稚魚の中から 「コバルト」 が 3 個体見つかりました (関連記事 : 2012 年 3 月 20 日)。

 「コバルト」 とは、体が淡い青色 (コバルト色) を呈した個体のことで、ニジマスでよく知られており、脳下垂体が欠落した個体に現れる特徴のひとつといわれています。このコバルト個体は、昔から各地の養魚場のニジマスで見つかっているほか、2009 年には本所で飼育中のアユでも見つかっています (関連記事 : 2009 年 12 月 6 日 ・2012 年 4 月 2 日)。







コバルト個体 (上側) と 通常個体 (下側)


 下呂支所では、これまでにもニジマスのコバルト個体は何度か出現していましたが、特にデータは取っていませんでした。今回、参考までに体サイズを測定したところ、コバルト個体はいずれも小さいことが分かり、成長不良であることが示唆されました。




コバルト個体 (中央付近) は
通常個体 (周囲) よりも小さい





2013 年 8 月 15 日 (木)
  養殖魚の魚病診断





 下呂支所に県内の養殖場から魚病診断の依頼がありました。

 今回、診断の依頼があったのはニジマスです。養殖場は、自然界よりも高い密度で魚を飼育しており、病気が蔓延すると大きな被害が出る恐れがあるので、原因の把握と適切な対応が不可欠です。当研究所では、寄生虫 ・細菌 ・ウイルスの有無などを調べて死亡原因を明らかにし、養殖業者に対応策を指導しています。








2013 年 8 月 14 日 (水)
  渓流で魚類調査





 渓流で魚類調査を行いました。今日は、130 m の区間で調査を行い、アマゴ ・イワナ ・カワヨシノボリ ・カジカ大卵型 ・ドジョウ ・アジメドジョウ ・フナ属の 1 種 ・アブラハヤ ・タカハヤの生息を確認しました。

 採捕した計 282 個体は、体サイズを測定した後、調査区間内に戻しました。




タカハヤ (上側) と アブラハヤ (下側)




イワナ (上側) と フナ (下側)





2013 年 8 月 13 日 (火)
  飼育魚の移動





 下呂支所では、主に屋外の飼育池でアマゴやニジマスなどを飼育しています。魚が混みあっている飼育池では病気が発生しやすくなるので、個体数や体サイズに応じて、より大きい池に魚を移し替えるか、いくつかの池に分けて飼育するようにしています。

 今回の作業では、A 号池で飼育していたアマゴの移動を行いました。








2013 年 8 月 12 日 (月)
  飼育池の掃除





 下呂支所では、稚魚期以降のアマゴやニジマスは屋外の池で飼育しています。

 魚を飼育している池では、残餌や排泄物の掃除が必要です。使用していない池でも藻が生えたり落ち葉がたまったりするので、使用を再開する前には掃除をしています。











2013 年 8 月 9 日 (金)
  養殖魚の魚病診断





 下呂支所に県内の養殖場から魚病診断の依頼がありました。

 今回、診断の依頼があったのはニジマスです。養殖場は、自然界よりも高い密度で魚を飼育しており、病気が蔓延すると大きな被害が出る恐れがあるので、原因の把握と適切な対応が不可欠です。当研究所では、寄生虫 ・細菌 ・ウイルスの有無などを調べて死亡原因を明らかにし、養殖業者に対応策を指導しています。











2013 年 8 月 8 日 (木)
  一日開放の片付け





 4 日に下呂支所で 「河川環境研究所 一日開放」 が開催されました (関連記事 : 8 月 4 日)。その後、数日間は天気が荒れ模様だったこともあり、細かな片づけができていませんでしたが、今日は天気がよく洗濯日和?でしたので、細かなものを洗って干しました。使えるものは来年も使うため大切に保管します。








2013 年 8 月 7 日 (水)
  “蛾” 大量発生!!





 先日、高山市内でマイマイガという “蛾” が大量発生という報道がありましたが、下呂市内でもたくさん見られています。

 下呂支所の庁舎の壁にもいましたが、特に隣の下呂総合庁舎の敷地内の街灯に群がるように集まっていました。幼虫だけでなく成虫の鱗粉にも毒があるとのこと。また、10 年周期で大量発生するとも言われているようです。幼虫が大量発生しないことを願っています。




すずなり








2013 年 8 月 5 日 (月)
  飼育池の掃除





 下呂支所は、屋外に飼育池を有する施設です。

 魚を飼育している池では、残餌や排泄物の掃除が必要です。使用していない池でも藻が生えたり落ち葉がたまったりするので、使用を再開する前には掃除をしています。








2013 年 8 月 4 日 (日)
  一日開放





 「河川環境研究所 一日開放」 を下呂支所で開催しました。

 この一日開放は夏休み期間中に毎年実施しており、今回は水産試験場の時代から数えて 17 回目となりました。釣り ・つかみどり ・体験学習などの企画を実施し、多くの方々に参加していただきました。こうしたイベントをきっかけとして、川や魚への興味をより深めていただければ幸いです。




水槽 ・パネル展示







釣り堀




ミナモも来場







共催事業 「福祉のおみせ in 下呂」




共催事業 「愛犬のしつけ方教室」




つかみ取り (幼児の部)




体験学習 「魚のウロコについて」










つかみ取り





2013 年 8 月 2 日 (金)
  一日開放の準備





 明後日 4 日 (日) に下呂支所で開催予定のイベント 「河川環境研究所 一日開放」 の準備を行いました。

 今日は、テントの組み立て作業や展示水槽などの設置作業を行い、おおよその準備が完了しました。このところ天候が不安定なので、あとは当日晴れることを祈るばかりです。














記 事


アマゴの性成熟

渓流魚増殖手法
研修会

河川調査

養殖魚の魚病診断

渓流で魚類調査

下呂市立下呂中学校
2 年生の職場体験学習

岐阜大学フェア
in 飛騨高山

サワガニ集合

渓流で魚類調査

飼育魚の移動

ニジマスのコバルト

養殖魚の魚病診断

渓流で魚類調査

飼育魚の移動

飼育池の掃除

養殖魚の魚病診断

一日開放の片付け

“蛾” 大量発生!!

飼育池の掃除

一日開放

一日開放の準備



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