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2011 年 11 月


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  2011 年 11 月 30 日 (水)


    カジカ養殖研究会

                  





 平成 23 年度 第 2 回目のカジカ養殖研究会を開催しました。カジカ養殖を志す有志をメンバーとするカジカ養殖研究会は、養殖技術の向上や商品化 ・販売等について意見を交換する会議を定期的に行っています。

 今回は、飼育に用いる配合飼料の話などの技術的なことのほか、カジカをブランド水産物としてPRしていくための名称やマスコットなどについても議論が行われました。






  2011 年 11 月 29 日 (火)


    河川環境楽園内研究協議会

                  





 国土交通省 水辺共生体験館で 「河川環境楽園内 研究協議会」 が開催されました。

 協議会では、当研究所をはじめ、岐阜県世界淡水魚園水族館アクア・トト ぎふ、(独) 土木研究所 自然共生研究センターの職員が、研究テーマや活動内容を持ち寄って発表し、アドバイスをし合ったり、お互いの理解を深めたりしました。








  2011 年 11 月 28 日 (月)


    渓流で魚類調査

                  





 先週に引き続き、渓流で魚類調査を行いました。今日は先週金曜日の調査区間の上流側 150 m の区間で調査し、イワナとカジカ大卵型の生息を確認しました。

 採捕した 44 個体は、個体数を記録した後、調査区間内に戻しました。










  2011 年 11 月 27 日 (日)


    アマゴの放流体験学習会

                  





 25 日に関市の瀬尻小学校 5 年生を対象に放流体験学習会が行われました。

 子どもたちは、アマゴについてクイズ形式で生態等を学んだ後に、長良川に移動して銀毛型アマゴの放流を体験しました。興味を持っている子が多く、熱心に話を聞いていました。








  2011 年 11 月 26 日 (土)


    野良猫さんです

                  





 河川環境研究所がある河川環境楽園内にはいろいろな動物が生息しています。写真は河川環境研究所の建物北側にある FRP (強化プラスチック) 水槽が配置してあるところで発見した、ネコ目ネコ亜目ネコ科ネコ亜科ネコ属に分類されるイエネコ (学名 : Felis silvestris catus) です(つまりはただのネコです)。

 ちなみに、ネコにイカやタコを与えると 「腰を抜かす」 と言われますが、これはイカやタコに含まれるチアミナーゼという酵素がビタミン B1 を破壊し、長期にわたってチアミナーゼを摂取した場合、背骨の変形を引き起こす等し、寿命も短くなってしまうためです。このチアミナーゼはイカやタコの他にもコイやフナ、キンギョ等の淡水魚にも含まれておりますので、ネコを飼っている方は注意された方がよいと思います。なお、このチアミナーゼは熱によって失活しますので、コイやフナ等でも煮たり焼いたりして加熱すれば、ネコに与えても問題はありません。






  2011 年 11 月 25 日 (金)


    渓流で魚類調査

                  





 昨日 ・今日と渓流で魚類調査を行いました。昨日は 310 m、今日はその上流側の 270 m の区間で調査し、イワナ ・ヤマメ ・カジカ大卵型の生息を確認しました。

 採捕した 206 個体および 108 個体は、体サイズを測定または個体数を記録した後、調査区間内に戻しました。引き続き、来週も調査を行う予定です。






ヤマメ






  2011 年 11 月 24 日 (木)


    アマゴなどの発眼卵をふ化室に収容

                  





 アマゴ・ヤマメ・イワナの発眼卵は、検卵 (関連記事 : 10 月 28 日、11 月 7 ・9 ・16 日) が完了したものから順次ふ化室 (関連記事 : 11 月 14 日) に収容しています。

 ふ化室では、まず 「ふ化盆 (ふかぼん)」 と呼ばれる枠付きの金網に発眼卵を小分けして入れます。ふ化盆は、いくつか重ねた状態で上下を針金で固定し、ふ化水槽の中に設置します。ふ化水槽では、井戸水を流してふ化盆の中で発眼卵をふ化させた後、仔魚期の終わりまで収容しています。




孵化盆に 発眼卵を入れる




発眼卵を小分けして入れながら
孵化盆を重ね




発眼卵を入れた孵化盆を重ねて
針金を巻いて上下を固定




ふ化盆をふ化水槽に入れ、
水槽との隙間を 縄でふさぐ




ふたをして完了
井戸水を流しながら、仔魚期の終わりまで収容






  2011 年 11 月 23 日 (水)


    井戸水の殺菌灯の交換

                  





 下呂支所で井戸水の殺菌灯の交換作業を 22 日に行いました。

 殺菌灯は、飼育魚の病気発生を予防するために設置しています。ふ化仔魚は特に病気に弱いため、飼育用水の殺菌が不可欠です。








  2011 年 11 月 22 日 (火)


    イワナの採卵と人工受精

                  





 下呂支所でイワナの採卵と人工受精を実施しました。

 今日の作業では、イワナ 1 系統の採卵と人工受精を行いました。今シーズンのアマゴ ・ヤマメ ・イワナの採卵と人工受精は、今日の作業で終了しました。




親魚からの卵や精液の採取作業




採取した 精液 (左) と 卵 (右)






  2011 年 11 月 21 日 (月)


    渓流で魚類調査

                  





 渓流で魚類調査を行いました。先週金曜日の調査区間の上流側 224 m の区間で調査し、イワナ ・ヤマメ ・カジカ大卵型の生息を確認しました。

 採捕した 125 個体は、体サイズを測定または個体数を記録した後、調査区間内に戻しました。別の渓流で調査を行う予定です。






イワナ






  2011 年 11 月 18 日 (金)


    渓流で魚類調査

                  





 昨日とは別の渓流の魚類調査を行いました。今日は 258 m の区間を調査し、イワナ ・ヤマメ ・カジカ大卵型の生息を確認しました。

 採捕した 147 個体は、体サイズを測定または個体数を記録した後、調査区間内に戻しました。来週は、上流側の区間を調査する予定です。




ヤマメ






  2011 年 11 月 17 日 (木)


    渓流で魚類調査

                  





 渓流で魚類調査を行いました。先週木曜日に調査した区間の上流側の160 m の区間で調査し、イワナとヤマメの生息を確認しました。

 採捕した 56 個体は、体サイズを測定または個体数を記録した後、調査区間内に戻しました。明日は、別の渓流で調査する予定です。




ヤマメ






  2011 年 11 月 16 日 (水)


    アマゴやヤマメの発眼卵の検卵作業

                  





橙色で透明感があるのが 生卵
白く変色しているのが 死卵



 今週も下呂支所でアマゴやヤマメの発眼卵の検卵作業を実施しています (関連記事 : 10 月 28 日)。

 検卵が終わった発眼卵は、養殖業者に順次発送しています。また、一部の発眼卵を次の親魚養成用として下呂支所に残し、ふ化室に収容する予定です (関連記事 : 11 月 14 日)。




検卵機による 生卵と死卵との分別作業




死卵 (左側のざる) と 生卵 (右側のざる)

右側のざるにも 取り残しの死卵が若干混ざるので、
目視観察と手作業による検卵作業も不可欠






  2011 年 11 月 15 日 (火)


    ヤマメやイワナの採卵と人工受精

                  





 下呂支所でヤマメやイワナの採卵と人工受精を実施しました。

 今日の作業では、ヤマメ 1 系統とイワナ 1 系統の採卵と人工受精をそれぞれ行いました。親魚の成熟度合いを確認して、可能であれば、イワナの採卵と人工受精をあと 1 回行う予定です。








  2011 年 11 月 14 日 (月)


    ふ化室の清掃作業

                  





 下呂支所でふ化室の清掃作業を行いました。

 ふ化室は、アマゴやヤマメなどの稚魚の餌付けを行う施設です。病気に弱い稚魚のため、収容前には施設内の清掃や器材の消毒を行っています。






  2011 年 11 月 11 日 (金)


    渓流資源増大技術開発事業 中間検討会

                  





 10 ・11 日に栃木県日光市で 「渓流資源増大技術開発事業」 の中間検討会が開催されました。

 初日は、おじか ・きぬ漁業協同組合管内河川のキャッチ & リリース区を視察しました。2 日目は事業に参加している各研究機関の中間報告があり、活発な質疑応答が行われました。








  2011 年 11 月 10 日 (木)


    渓流で魚類調査

                  





 先週とは別の渓流の魚類調査を開始しました。今日は 380 m の区間を調査し、イワナとヤマメの生息を確認しました。

 採捕した 133 個体は、体サイズを測定または個体数を記録した後、調査区間内に戻しました。来週は、上流側の区間で調査を行う予定です。




ヤマメ






  2011 年 11 月 9 日 (水)


    アマゴやヤマメの発眼卵の検卵作業

                  





ヤマメの発眼卵

発生の最終段階の卵は、発現した眼球が
透けて見えることから 「発眼卵」 と呼ばれる



 下呂支所でアマゴやヤマメの発眼卵の検卵作業を連日実施しています (関連記事 : 10 月 28 日)。

 検卵が終わった発眼卵は、養殖業者への出荷を順次行っています。




検卵機による 生卵と死卵との分別作業




検卵機が取り残した死卵を 目視観察と手作業で除去






  2011 年 11 月 8 日 (火)


    ヤマメやイワナの採卵と人工受精
    + 平成23年度 第1回 養魚講習会


                  





 下呂支所でヤマメやイワナの採卵と人工受精を実施しました。

 今日の作業では、ヤマメ 2 系統とイワナ 1 系統の採卵と人工受精をそれぞれ行いました。親魚の成熟度合いを確認して、可能であれば、採卵と人工受精をあと 1 ・2 回行う予定です。

 また、今日は 「平成 23 年度 第 1 回 養魚講習会」 を下呂支所で開催しました。今回は 「再点検!マス類の種苗生産 失敗例から学ぶ採卵方法」 と 「最近流行っているキロドネラ症について」 の 2 題を講演した後、参加者を作業現場に案内して、実際にイワナの採卵や人工受精を行いながら作業の要点について解説しました。




親魚の選別作業 (成熟が完了した個体を
選び出して、採卵と人工受精に使用する)










  2011 年 11 月 7 日 (月)


    アマゴやヤマメの発眼卵の検卵作業

                  





検卵機による 生卵と死卵との分別作業



 下呂支所でアマゴやヤマメの発眼卵の検卵作業を実施中です (関連記事 : 10 月 28 日)

 検卵が終わった発眼卵は、養殖業者への出荷を順次行っています。




検卵機が取り残した死卵を 目視観察と手作業で除去






  2011 年 11 月 5 日 (土)


    アマゴの放流体験学習会

                  





 4 日に各務原市の川島小学校5年生を対象に放流体験学習会が行われました。

 子どもたちは、アマゴについてクイズ形式で生態等を学んだ後に、木曽川に移動して銀毛型アマゴの放流を体験しました。興味を持っている子が多く、たくさんの質問がありました。








  2011 年 11 月 4 日 (金)


    渓流で魚類調査

                  





 2 日とは別の渓流の魚類調査を行いました。今日は 230 m の区間を調査し、アマゴ ・イワナ ・カワヨシノボリ ・カジカ大卵型の生息を確認しました。

 採捕した 116 個体は、体サイズを測定または個体数を記録した後、調査区間内に戻しました。来週は、別の渓流で調査する予定です。




アマゴ






  2011 年 11 月 3 日 (木)


    カワウの “ねぐら”

                  





 カワウは、日中、エサを取るため、川や湖沼等のエサ場にいますが、夜間は決まって群れで休息し睡眠を取ります。その休息し睡眠を取る場所を 「ねぐら」 といいます。「ねぐら」 の中でも、営巣し繁殖する場所は 「コロニー」 と呼ばれます。

 岐阜県には揖斐川の流域に 「コロニー」 が 1 ヶ所あることが知られていますが、「ねぐら」 は県内各所にあります。そのうちの一つが河川環境研究所すぐ横の鉄塔にあります。この 「ねぐら」 のカワウの数は、夏場には少なく十数羽程度でしたが、秋になって若干増え、現在は二十数羽ほどが定着している様です。











  2011 年 11 月 2 日 (水)


    渓流で魚類調査

                  





 渓流で魚類調査を行いました。月曜日に調査した区間の上流側の 210 m の区間を調査し、アマゴ ・タカハヤ ・カワヨシノボリの生息を確認しました。

 採捕した 179 個体は、体サイズを測定または個体数を記録した後、調査区間内に戻しました。金曜日は、別の渓流で調査する予定です。








  2011 年 11 月 1 日 (火)


    アマゴやヤマメの採卵と人工受精

                  





雌親魚から採取した卵



 
先月に引き続き、下呂支所でアマゴやヤマメの採卵と人工受精を実施しました。

 今日の作業では、アマゴ 1 系統とヤマメ 2 系統の採卵と人工受精をそれぞれ行いました。各系統の親魚の成熟度合いに応じて、以降も採卵と人工受精を行う予定です。




雄親魚から採取した精液




受精作業




受精卵を卵収容水槽に入れる








記 事


カジカ養殖研究会

河川環境楽園内
研究協議会

渓流で魚類調査

アマゴの
放流体験学習会

野良猫さんです

渓流で魚類調査

アマゴなどの
発眼卵を
ふ化室に収容

井戸水の
殺菌灯の交換

イワナの
採卵と人工受精

渓流で魚類調査

渓流で魚類調査

渓流で魚類調査

アマゴやヤマメの
発眼卵の検卵作業

ヤマメやイワナの
採卵と人工受精

ふ化室の清掃作業

渓流資源増大
技術開発事業
中間検討会

渓流で魚類調査

アマゴやヤマメの
発眼卵の検卵作業

ヤマメやイワナの
採卵と人工受精
+ 平成23年度
第1回 養魚講習会

アマゴやヤマメの
発眼卵の検卵作業

アマゴの
放流体験学習会

渓流で魚類調査

カワウの “ねぐら”

渓流で魚類調査

アマゴやヤマメの
採卵と人工受精




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