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< 5 月 7 月 >
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2011 年 6 月 30 日 (木)
渓流で魚類調査

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28 ・29 ・30 日と渓流で魚類調査を行いました。3
日間で計 575 m の区間を調査し、イワナ ・ヤマメ
・カジカ大卵型の生息を確認しました。
採捕した計 615 個体は、体サイズの測定後に調査区間内に戻しました。秋にも同じ区間で調査を行う予定です。

イワナ |
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2011 年 6 月 29 日 (水)
養殖魚の魚病診断

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下呂支所に県内の養殖場 2 ヶ所から魚病診断の依頼がありました。
診断の依頼があったのは、アマゴとニジマスです。養殖場は、自然界よりも高い密度で魚を飼育しており、病気が蔓延すると大きな被害が出る恐れがあるので、原因の把握と適切な対応が不可欠です。当研究所では、寄生虫
・細菌 ・ウイルスの有無などを調べて死亡原因を明らかにし、養殖業者に対応策を指導しています。
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2011 年 6 月 28 日 (火)
渓流で魚類調査

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24 日に渓流で魚類調査を行いました。アマゴ
・タカハヤ ・カワヨシノボリを確認しました。
カワヨシノボリは産卵期のようで、雌は抱卵していました。

カワヨシノボリ |
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2011 年 6 月 27 日 (月)
渓流で測量

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調査予定区間の川幅や流程を測定しました。
写真は調査区間にあった堰堤を下から撮影したところです。清涼感が伝われば幸いです。
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2011 年 6 月 26 日 (日)
ましたの伝統漁法 ・魚食展

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下呂市馬瀬のフィッシングセンター水辺の館で、岐阜の川人文化研究会主催の
「ましたの伝統漁法 ・魚食展」 が開催されました。
当研究所の職員は、セミナーでアジメドジョウとカジカの基礎知識や飼育繁殖方法などについて講演をしました。
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2011 年 6 月 25 日 (土)
アマゴ稚魚放流 2 回目

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天気予報が当たることを心から願っていたのですが、下呂支所周辺では
22 日夕方から激しい雷雨が・・・・・・深夜には雨音で目が覚めるぐらい・・・・・。しかし、幸いなことに調査予定河川ではたいした降りではなかったらしく、23
日に無事 2 回目の放流ができました (関連記事
: 6 月 22 日)。
ちなみに今回の放流したアマゴ稚魚の積み込みは、職場体験学習に来ていた下呂市立萩原南中学校の生徒
2 名に手伝ってもらいました (関連記事 :
6 月 23 日)。ありがとうございました。
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2011 年 6 月 24 日 (金)
アユの魚病診断

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下呂支所に県内の漁業協同組合からアユ放流種苗の魚病診断の依頼がありました。
えらと腎臓の組織片を寒天培地に塗って培養した後、菌の有無を調べる予定です。
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2011 年 6 月 23 日 (木)
下呂市立萩原南中学校 1 年生の職場体験学習

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下呂市立萩原南中学校 1 年生の 5 名が下呂支所で職場体験学習を行いました。萩原南中学校では、1
年生が町内で数人のグループで職場体験学習を行っています。
午前中はニジマスやアマゴ等の飼育魚に餌を手撒きで与えたり、飼育池の掃除やアマゴの池移動等を行いました。午後からは生徒から職員に対して当研究所の仕事内容や魚に関する質疑応答を行った後、ニジマスを解剖してスケッチしたり、顕微鏡で魚の鰓や病気の原因になる細菌を観察しました。
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2011 年 6 月 22 日 (水)
アマゴ稚魚放流

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ここ 1 週間程度は大雨がない予想が出ているので、今まで河川調査をして調査適地と判断した場所に試験用のアマゴ稚魚放流を行いました。今週中には放流し終わり、定着率や移動動態を調査する予定です。
天気予報が当たることを心から願っています。
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2011 年 6 月 21 日 (火)
カジカ養殖研究会

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今年第 1 回目のカジカ養殖研究会を開催しました。カジカ養殖を志す有志をメンバーとするカジカ養殖研究会は、養殖技術の向上や商品化
・販売等について意見を交換する会議を定期的に行っています。
今回は、ふ化仔魚飼育水槽の色、水質のチェック方法などの技術的な話のほか、今後カジカをブランド水産物として
PR していくための名称やマスコットなどについても議論が行われました。
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2011 年 6 月 20 日 (月)
渓流で測量

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調査予定区間の川幅や区間長を測定しました。
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2011 年 6 月 19 日 (日)
ホタル

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毎年 6 月になると下呂支所の周辺ではホタルが飛んでいるのを見ることができます。
夜間に用水の見回りをしていたところ、雨にも負けず光っているホタルを見つけました。なお、昼間は飼育施設の片隅でひっそりと休んでいる姿を見かけることもあります。
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2011 年 6 月 17 日 (金)
飼育魚の移動

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下呂支所では、ふ化室で飼育していたアマゴやヤマメの稚魚
(関連記事 : 2010
年 12 月 15 日) を屋外の飼育池に順次移動させています。
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2011 年 6 月 16 日 (木)
貪欲なイワナ

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これも調査中に捕獲されたイワナです。口からカエルの足が・・・・・。しばらくすると吐き出しました。どうやら獲物はアカガエルの仲間のようです。
最高のごちそう (?) を捕まえた直後に、今度は自分が捕まってしまい食べることができず・・・。写真を撮った後は元の場所に放流しましたが、さぞや無念だったかもしれません。
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2011 年 6 月 15 日 (水)
アジメドジョウ産卵せず

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アジメドジョウは、伏流水の湧き出す礫中に潜入して越冬し、春になるとその礫中で産卵していると見られており、下呂支所では、伏流水の環境を模した産卵床を設置した水槽で産卵をさせています
(関連記事 : 2010 年 4 月 16 日)。
下呂支所の飼育条件では、例年であれば 4
月中旬から下旬にかけて産卵が行われていますが、今年はほとんど産卵が行われなかったようで、6
月になっても受精卵を得ることはできませんでした。今までにもほとんど産卵しなかった年がありましたが、このような年は決まって春先の天候が不安定でした。飼育環境下という特殊な条件であるため、ちょっとした水温の不安定さが産卵に影響を及ぼしている可能性があります。
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2011 年 6 月 14 日 (火)
変わりダネのイワナ

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調査中に変わったイワナを捕獲しました。
最初尾ビレがただれているのかと思いましたが違います。尾ビレ部だけ色が抜けているのです。よく見ると下顎部分もスポット的に色も抜けています。下呂支所で飼育しているアルビノアマゴの中もにこうした不完全な体色の個体を見たことはありますが、自然河川のイワナ野生個体の実物を見るのは初めてです。
このイワナ、写真を撮った後は元の場所に放流しました。いまも元気に泳いでいると思います。

尾柄部や尾びれ・脂びれ・尻びれに
黒色の色素がない |
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下あごの一部も 黒色の色素がない |
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上:
通常の個体
下: 体色異常の個体 |
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2011 年 6 月 13 日 (月)
配水池の管理

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下呂支所では、魚の飼育には井戸水と河川水を使用しています。ただし、井戸の水量に限界があるため、大部分の魚の飼育には河川水を使用しています。
河川水は、飛騨川 (益田川) から水路を使って導入しており、草や枯れ葉のほか空き缶などのごみも流れてくるため、昼夜を問わず、配水池にあるごみ取り用のスクリーンの掃除を行っています。特に、飛騨川の増水あるいは水路沿いの草刈りの際には大量の流下物があり、スクリーンがすぐに目詰まりしてしまうため、配水池に常時待機して回収しなければなりません
(関連記事 : 2009 年 6 月14 日・2010 年
5 月 24 日)。
この水路沿いでは、12 日に草刈りが行われました。刈り払われた草が大量に流れてくるため、地元の方々の協力を得て回収にあたりました。ありがとうございました。
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2011 年 6 月 11 日 (土)
水田魚道設置研修会

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県農村振興課主催の水田魚道設置研修会に参加しました。
水田魚道というのは圃場整備をして水田と排水路が完全に分離してしまった場所において、魚が排水路から水田に移動できるようにするために設置する魚道のことです。日本産淡水魚類のいく種かについては水路、水田の連続した環境が重要であることが明らかにされてきています
(感覚的には昔から言われていました)。水田魚道はこれらの魚類の生息環境保全の面から有用な技術です。
研修では実際に水田魚道の設置を行いました。実践することでマニュアル化できない部分の細かい点が分かり非常に参考になりました。
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2011 年 6 月 10 日 (金)
ドジョウのアルビノ

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下呂市内の水路でドジョウのアルビノが見つかりました。
アルビノ (白化個体) とは、黒色の色素をつくる能力を持たない個体のことです。魚類を含めさまざまな動物でごくまれに出現しますが、自然界で生き残る個体は少ないと考えられ、発見されるとよくニュースになります。鳥類やほ乳類では名前の通り白い個体が多いですが、魚類では黄色っぽくなるものが多いようです
(関連記事 : 2009 年 9 月 2 日 アカザのアルビノ;
2010 年 1 月 25 日 ・10 月 30 日 ・12 月
15 日、2011 年 1 月 25 日 ・3 月 21 日 アマゴのアルビノ)。
黄色いドジョウというと、観賞用の品種として作出された
“ヒドジョウ” が挙げられます。ヒドジョウは、体表に黒色の色素がないものの、黒い色素をつくる能力自体は持っており、目が黒いのが特徴のひとつです。これはアルビノではなく、白変種や黄変個体などと呼ばれています。一方、今回、下呂市内の水路で見つかった個体は、体表だけでなく目にも黒色の色素がない
(目が赤い) ことから、アルビノと判断されました。
明治時代に編纂された 「美濃飛騨両國諸川棲息魚類取調書」
によると、飛騨國大野郡大名田村 (現在の高山市)
の溝に “緋鰌 (ひどじょう)” が生息すると記述されているものの、小林
(1957) によれば、昭和 30 年頃にはすでに絶滅に瀕していたとのことです。この
“緋鰌” がアルビノだったのか白変種だったのか興味あるところですが、残念ながら当時の情報はほとんど残されておらず、謎のままです。
参考文献
金古弘之 ・千藤克彦.2008.『美濃飛騨両国諸川棲息
魚介図 附魚類取調書』 に見る明治期の岐阜県内の
水生生物相.岐阜県博物館調査研究報告,29:
9-44.
小林 幹.1957.宮川水系の漁業變遷について(一).
飛騨春秋,13: 7-11.
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2011 年 6 月 9 日 (木)
渓流で魚類調査

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今日も 8 日と同じ渓流で魚類調査を行いました。2
日間で 594 m の区間を調査し、イワナとヤマメの生息を確認しました。
採捕した計 247 個体は、体サイズの測定後に調査区間内に戻しました。秋にも同じ区間で調査を行う予定です。
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2011 年 6 月 8 日 (水)
渓流で魚類調査

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6 ・7 日とは別の渓流で魚類調査を実施中です。今日の調査では、イワナとヤマメの生息を確認しました。

ヤマメ |
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2011 年 6 月 7 日 (火)
渓流で魚類調査

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6 ・7 日と渓流で魚類調査を行いました。2 日間で
482 m の区間を調査し、イワナ ・ヤマメ ・カジカ大卵型の生息を確認しました。
採捕した計 449 個体は、体サイズの測定後に調査区間内に戻しました。秋にも同じ区間で調査を行う予定です。

ヤマメ |
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2011 年 6 月 6 日 (月)
サツキマス

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サツキマスは、海に回遊して大型化したアマゴのことで、美濃地方では
“かわます” という方言で呼ばれ、河川漁業の対象種になっています。
当研究所では、かつて水産試験場の時代に本荘鉄夫博士を中心とする研究グループが回遊型
(スモルトと呼ばれる) のアマゴの標識放流を行い、翌年の春にそれらが川に
“かわます” となって戻ってくることを実証しました。そして、これらは、サツキの咲く時期に川を遡上することにちなみ、本荘博士によって
「サツキマス」 と命名されました。
先月末、下呂支所のサツキが咲き始めました。明治
6 年 (1873 年) に編纂された斐太後風土記や大正
5 年 (1916 年) 発行の岐阜縣益田郡誌によれば、下呂市内の益田川
(飛騨川) でもサツキマスの漁獲記録があります。ダムが建設される前の時代には、サツキの咲くこの時期、益田川にもサツキマスが遡上していたことでしょう。現在は、海から益田川まで遡上する個体はいないものと考えられますが、ダム湖を海の代用とする降湖型の個体が時々見つかっています
(関連記事 : 4 月 29 日)。
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2011 年 6 月 3 日 (金)
渓流で魚類調査

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渓流で魚類調査を行い、イワナ ・ カジカ大卵型の生息を確認しました。

イワナ |
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2011 年 6 月 2 日 (木)
養殖魚の魚病診断

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下呂支所に県内の養殖場 2 ヶ所から魚病診断の依頼がありました。
今週、診断の依頼があったのはアマゴとニジマスです。養殖場は、自然界よりも高い密度で魚を飼育しており、病気が蔓延すると大きな被害が出る恐れがあるので、原因の把握と適切な対応が不可欠です。当研究所では、寄生虫
・細菌 ・ウイルスの有無などを調べて死亡原因を明らかにし、養殖業者に対応策を指導しています。
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2011 年 6 月 1 日 (水)
飼育魚の移動

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下呂支所では、ふ化室で飼育していたアマゴやヤマメの稚魚
(関連記事 : 2010 年 12 月 15 日) を屋外の飼育池に順次移動させています。
先週の作業では、ヤマメの移動を行いました。

ふ化室から運び出す |
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A 号池に入れる |
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記 事
渓流で魚類調査
養殖魚の魚病診断
渓流で魚類調査
渓流で測量
ましたの
伝統漁法 ・魚食展
アマゴ稚魚放流
2 回目
アユの魚病診断
下呂市立
萩原南中学校
1 年生の職場
体験学習
アマゴ稚魚放流
カジカ養殖研究会
渓流で測量
ホタル
飼育魚の移動
貪欲なイワナ
アジメドジョウ
産卵せず
変わりダネの
イワナ
配水池の管理
水田魚道設置研修会
ドジョウのアルビノ
渓流で魚類調査
渓流で魚類調査
渓流で魚類調査
サツキマス
渓流で魚類調査
養殖魚の魚病診断
飼育魚の移動
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