
トップページ
▼
せかぶ日誌
バックナンバー
▼
2010 年 6 月
日 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
|
|
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
13 |
14 |
15 |
16 |
17 |
18 |
19 |
20 |
21 |
22 |
23 |
24 |
25 |
26 |
27 |
28 |
29 |
30 |
|
|
|
< 5 月 7 月 >
|
|
2010 年 6 月 29 日 (火)
水温計の設置

|
|
|
|
|
アマゴの試験放流を予定している渓流に自動記録水温計を設置しました。
この水温計はボタン大の大きさで、1 時間ごとの水温を記録するように設定してあります。連日の雨で増水している渓流に入って設置作業を行いました。
|
|
|
2010 年 6 月 28 日 (月)
人工産卵河川で魚類調査

|
|
|
|
|
昨年 9 月に下呂市馬瀬で産卵場の整備 (関連記事
: 2009 年 9 月 26 日) を行った 「渓流魚の人工産卵河川」
において魚類調査を行いました。稚魚の生息密度は、整備前
(昨年夏) の調査時と比べると、イワナは 1.13
倍、アマゴは 2.14 倍という結果でした。
イワナは、整備前 (昨年夏) よりも生息密度が
1 割以上増えていました。生育状況は、イワナの全長が平均
74.5 mm、アマゴが平均 104.3 mm と良好でした。イワナについては、親魚の遡上や産卵が確認されていますが
(関連記事 : 2009 年 11月 2 ・13 ・21 日)、アマゴについては、昨年秋の産卵期に行った調査では、親魚は確認されたものの、産卵床は発見できませんでした。今回採捕されたアマゴの稚魚は、他の場所で生まれた個体が遡上してきたものかもしれません。ただし、生息密度は、整備前
(昨年夏) の 2 倍以上に増えており、人工産卵河川が稚魚の生息場所としても機能していることが示唆されました。また、今回の調査で初めて、本流からのカジカ大卵型の遡上が確認されました。この人工産卵河川がカジカ大卵型の生息場所、さらには産卵場所としても将来役立つかもしれません。
|
|
|
2010 年 6 月 27 日 (日)
河川環境楽園 環境教育ネットワーク会議

|
|
|
|
|
河川環境楽園内の 5 施設が合同で設立している
「河川環境楽園 環境教育ネットワーク」 の会議が
25 日に行われました。共同開催する夏休みイベント
「川の楽校 2010 」 の最終打合せです。
今年は、一日で河川環境楽園内のほとんどの施設の企画を満喫できるプログラムになっています。もうすぐ河川環境楽園で配布されるチラシ
「夏の楽園祭」 に詳しい内容や参加方法などが掲載されますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。
|
|
|
2010 年 6 月 26 日 (土)
渓流資源増大技術開発事業 第1回検討委員会

|
|
|
|
|
24 日に東京で渓流資源増大技術開発事業 第
1 回検討委員会が開催され、今年度の研究計画について発表してきました。
事業に参加している各県の研究機関の職員と活発な質疑を行いました。
|
|
|
2010 年 6 月 25 日 (金)
アマゴの定着状況の調査

|
|
|
|
|
昨年の秋にアマゴの発眼卵を埋設した渓流
(関連記事 : 2009 年 11 月 26 日) の 4
ヶ所目で、稚魚の残存状況を調査しました。
10 日や 18 日に調査した渓流では、稚魚が確認された場所は、埋設した地点から平均
128.5 m および 134.4 m 下流側でした。今回の渓流では、計
270 m の区間で採捕を行いましたが、元々生息しているイワナしか確認されず、アマゴの稚魚は
1 個体も見つかりませんでした。どうやら発眼卵を埋設しても定着するとは限らないようなので、埋設に適した渓流の特徴
(河川規模 ・河床勾配など) について調べる必要があります。

イワナ |
|
|
|
|
2010 年 6 月 24 日 (木)
アマゴの定着状況の調査

|
|
|
|
|
昨年の秋にアマゴの発眼卵を埋設した渓流 (関連記事
: 2009 年 11 月 26 日) の 3 ヶ所目で、稚魚の残存状況を調査しました。
今日は、調査対象の区間のうち、発眼卵を埋設した地点の前後の計
136 m の区間で採捕を行いましたが、元々生息しているイワナしか確認されず、アマゴは
1 個体も見つかりませんでした。後日、さらに下流側を調査して、アマゴの稚魚の有無を確認する予定です。

イワナ |
|
|
|
|
2010 年 6 月 23 日 (水)
「岐阜県のさかな」 ページを新設

|
|
|
|
|
当研究所のホームページに 「岐阜県のさかな」
ページを新設しました。
このページは、県内の川 ・池 ・水路などに分布する魚種を紹介するもので、まず
46 種の掲載を始めました。今後、他の魚種についても随時追加の予定です。岐阜県の魚に関する情報源としてご活用ください。
|
|
|
2010 年 6 月 22 日 (火)
アマゴ稚魚の選別作業

|
|
|
|
|
同じ池で飼育している同じ系統の魚でも、成長速度には個体差があります。水槽実験や試験放流では、使用する魚のサイズを揃える必要があるので、選別かご
(関連記事 : 2009 年 7 月 6 日) を使用して、必要な体サイズの個体を選び出しています。
今日の作業では、下呂支所の FRP 水槽で飼育中のアマゴ稚魚の選別を行いました。
|
|
|
2010 年 6 月 21 日 (月)
アマゴの定着状況の調査

|
|
|
|
|
昨年の秋にアマゴの発眼卵を埋設した渓流 (関連記事
: 2009 年 11 月 26 日) の 2 ヶ所目で、稚魚の残存状況を
18 日に調査しました。
10 日に調査した渓流と同様、この渓流でも春先の増水で流されているらしく、すべての稚魚が発眼卵を埋設した地点よりも下流側
(範囲 26 ~ 307 m、平均 134.4 m) で見つかりました。成長は順調で、全長は平均
81.6 mm でした。

体サイズの測定作業
|
|
|
|
|
2010 年 6 月 18 日 (金)
アユの潜水調査

|
|
|
|
|
友釣り解禁前のアユの生息状況を調査するため、潜水調査を行いました。
2 つの調査区間において各区間 20 ヶ所で潜水してナワバリアユと群れアユの尾数を数えました。また、観察した場所の面積を測定しました。この結果から、2
つの区間にどれくらいのアユが生息しているかを比較します。

アユ
|
|
|
|
|
2010 年 6 月 16 日 (水)
もろこ寿司

|
|
|
|
|
美濃地方南部など木曽三川下流域の郷土料理のひとつに
「もろこ寿司」 があります。
木曽三川下流域は、木曽川 ・長良川 ・揖斐川の
3 大河と多くの支流や水路を有する水郷地帯で、コイ
・ フナ ・“もろこ” などさまざまな魚が漁獲されてきました。“もろこ”
とは、タモロコやモツゴなどコイ科の小魚を指す方言で、それらの甘露煮を押し寿司にしたのが
「もろこ寿司」 です。この 「もろこ寿司」
は、地域特産品として現在もなお親しまれ賞味されている郷土料理です。
|
|
|
2010 年 6 月 15 日 (火)
アユの試し釣り調査

|
|
|
|
|
調査河川を管轄している漁業協同組合のアユの試し釣りに合わせ、調査河川でアユの友釣り採捕調査を行いました。
2 つの調査区間において 4 人で各区間 2 時間アユを友釣りで採捕し、1
時間当たり 1 人平均何尾釣れるかを調べました。また、採捕したアユは下呂支所に持ち帰り、えらや腎臓から冷水病原因菌等の保菌検査を行いました。

培地へのサンプルの塗布
この後、培養と判定に 3 週間程度を要する |
|
|
|
|
2010 年 6 月 14 日 (月)
配水池の管理

|
|
|
|
|
下呂支所では、魚の飼育には井戸水と河川水を使用しています。ただし、井戸の水量に限界があるため、大部分の魚の飼育には河川水を使用しています。
河川水は、飛騨川 (益田川) から水路を使って導入しており、草や枯れ葉のほか空き缶などのごみも流れてくるため、昼夜を問わず、配水池にあるごみ取り用のスクリーンの掃除を行っています。特に、飛騨川の増水あるいは水路ぞいの草刈りの際には大量の流下物があり、スクリーンがすぐに目詰まりしてしまうため、配水池に常時待機して回収しなければなりません
(関連記事 : 2009 年 6 月14 日 ・2010 年
5 月 24 日)。
この水路ぞいでは、13 日に草刈りが行われました。刈り払われた草が大量に流れてくるため、地元の方々の協力を得て回収にあたりました。ありがとうございました。
|
|
|
2010 年 6 月 13 日 (日)
第30回 全国豊かな海づくり大会 ~ ぎふ長良川大会
~

|
|
|
|
|
「第 30 回 全国豊かな海づくり大会 〜ぎふ長良川大会〜
」が 12 ・13 日に開催されました。
当研究所の職員は、御放流魚やお手渡し魚の天皇
・皇后両陛下への御説明並びに放流歓迎行事でのお手渡しや御放流などを担当しました。

御覧会場 |
|

放流会場の準備 |
|

放流会場の準備 |
|
|
|
|
2010 年 6 月 12 日 (土)
第30回 全国豊かな海づくり大会
サテライト
下呂市会場

|
|
|
|
|
「第 30 回 全国豊かな海づくり大会 ~ ぎふ長良川大会
~ 」 のサテライト行事が県内各地で開催されました。
下呂市馬瀬では、「フィッシングセンター水辺の館」
や隣接する馬瀬川でアユの放流 ・記念植樹 ・パネル展示などが行われました。
|
|
|
2010 年 6 月 11 日 (金)
ヒゲナガカワトビケラ

|
|
|
|
|

幼虫 |
|
写真の黒い虫は、ヒゲナガカワトビケラの幼虫です。釣り人には
“くろかわむし” といった方がとおりが良いかもしれません。
幼虫は、石の裏側に生息し、クモのように糸を出して周りの小石を固めて巣を作っています。本種は、完全変態でさなぎの時期があり、巣の中で変態します。成虫は、夏の夜に川のそばの電灯にいけば、比較的簡単に見ることができます。成虫には、幼虫と違って長いひげがあり、これが和名の由来になっています。
釣り人用の通称があることからわかるように、釣り餌として重宝され、本流の大アマゴ釣りの特効餌のように扱う人もいます。また、長野県伊那地方の郷土料理
“ざざむし” の佃煮には、現在は主に本種が使われています。下呂支所の周辺の川にも普通に生息していますが、料理にするほどの量と考えると、自分で採ろうとはとても思えません。長野県の方ではどうやって採っているのでしょうか、不思議です。

幼虫が小石を糸でつなぎ合わせて作った巣 |
|

さなぎ |
|

成虫
幼虫と違って 長いひげ (触角) がある
これが和名の由来になっている |
|

“ざざむし” の佃煮 |
|
|
|
|
2010 年 6 月 10 日 (木)
アマゴの定着状況の調査

|
|
|
|
|
昨年の秋にアマゴの発眼卵を埋設した渓流 (関連記事
: 2009 年 11 月 26 日) で、稚魚の残存状況を調査しました。
春先の大雨で何度も増水して流されているらしく、すべての稚魚が発眼卵を埋設した地点よりも下流側
(範囲 40 ~ 265 m、平均 128.5 m) で見つかりました。成長は良好で、全長は平均
85.5 mm でした。

体サイズの測定作業 |
|
|
|
|
2010 年 6 月 9 日 (水)
アユの餌の調査

|
|
|
|
|
アユの餌になる付着藻類が 1 日でどのくらい増えるのか調査しました。
アユの餌になる付着藻類が 1 日でどのくらい増えるのか調査するため、石から付着藻類を採集しました。

石の表面に付着している藻類の採集 |
|
|
|
|
2010 年 6 月 8 日 (火)
アユの定着状況の調査

|
|
|
|
|
先月 27 日に当研究所が試験放流したアユの定着状況を調べるため、放流場所の周辺で潜水観察を行いました。
今回は、アユの標識個体の数を調査したほか、調査区間の水深や流速の測定を行いました。また、川底の石の大きさも調べました。
|
|
|
2010 年 6 月 7 日 (月)
渓流で測量

|
|
|
|
|
4 日に引き続き、アマゴの試験放流を予定している渓流で測量を行いました。
今回の測量では、7 ヶ所の渓流で調査区間の水面幅や高低差を測定しました。
|
|
|
2010 年 6 月 4 日 (金)
渓流で測量

|
|
|
|
|
アマゴの試験放流を予定している渓流で測量を行いました。
今回の測量では、5 ヶ所の渓流で調査区間の水面幅や高低差を測定しました。
|
|
|
2010 年 6 月 3 日 (木)
保菌検査

|
|
|
|
|
県内の漁業協同組合から河川に放流したアユ種苗について冷水病原因菌等の保菌検査の依頼がありました。
えらと腎臓の組織片を寒天培地に塗り、後日、生えてきた菌を遺伝子診断します。

培地へのサンプルの塗布
この後、培養と判定に
3 週間程度を要する
|
|
|
|
|
2010 年 6 月 2 日 (水)
水温計の設置

|
|
|
|
|
アユを試験放流した川に自動記録水温計を設置しました
(関連記事 : 5 月 27 日)。
この水温計はボタン大の大きさで、1 時間ごとの水温を記録するように設定してあります。2
つの調査区間の石の間やヤナギの根に設置しました。
|
|
|
2010 年 6 月 1 日 (火)
飼育魚の個体数を調べる方法

|
|
|
|
|
飼育池に入れる魚の数を把握しておくのは魚飼いとして当然です。
飼育条件下では、個体数が多すぎると病気が発生しやすくなるので、適正な個体数かどうか調べておく必要があります。

1 個体ずつ数えて池に入れる方法
(左手に カウンターを持って計数中)
|
|
個体数を知る確実な方法は、池に入れる際に
1 個体ずつ数えておくことです。
この方法は魚の数が少ない場合は大丈夫ですが、稚魚を万単位で飼育している場合はそうはいきません。数えているうちに日が暮れますし、人も魚もそんなに長時間の作業には耐えられません。
そこで個体数が多い場合は、
1. 最初に小ロット (数十〜100 個体くらい)
を取り出し、その
重量と個体数から平均体重を算出します。
2. 重量を測定しながら池に入れます。
3. 2 の総重量を 1 の平均体重で割ります。これで総個体数
が算出されます。
この方法なら池に入れた総個体数を時間をかけずに知ることができます。当研究所では、飼育魚の個体数を随時調べており、必要に応じて、大きい池への移し替えを行っています。

取り出した一部の個体の重量の測定
これらの個体数を調べて平均体重を算出 |
|

総重量の測定 |
|
|
|
|
|
|

記 事
水温計の設置
人工産卵河川で
魚類調査
河川環境楽園
環境教育
ネットワーク会議
渓流資源増大技術
開発事業
第1回検討委員会
アマゴの
定着状況の調査
アマゴの
定着状況の調査
「岐阜県のさかな」
ページを新設
アマゴ稚魚の
選別作業
アマゴの
定着状況の調査
アユの潜水調査
もろこ寿司
アユの試し釣り調査
第30回全国豊かな
海づくり大会
~ぎふ長良川大会~
配水池の管理
第30回 全国
豊かな海づくり大会
サテライト
下呂市会場
ヒゲナガ
カワトビケラ
アマゴの
定着状況の調査
アユの餌の調査
アユの
定着状況の調査
渓流で測量
渓流で測量
保菌検査
水温計の設置
飼育魚の個体数を
調べる方法
|