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2009 年 12 月

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  2009 年 12 月 31 日 (木)


    年末年始の飼育管理

                  






 
下呂支所では、当番の職員が飼育池のスクリーンの掃除や給餌機への餌の補充などを行いました。また、雪が降り続いているため、他の職員も出動して除雪作業にあたりました。


 本年中は、格別のご高配を賜りありがとうございました。来年も変わらぬお引き立てのほど、よろしくお願いします。











  2009 年 12 月 30 日 (水)


    年末年始の飼育管理

                  






 
本所では、アユや希少魚を飼育しています。中でもアユは、動物プランクトンの給餌、配合飼料の給餌、水槽の掃除など、毎日の飼育管理が欠かせません。そこで職員が交代で出勤して年末年始も休まず飼育管理を行っています。




アユの仔魚






  2009 年 12 月 29 日 (火)


    年末年始の飼育管理

                  






 
年末年始でも、本所 ・下呂支所どちらも職員が交代で出勤して飼育管理を行っています。

 下呂支所では、敷地全体を巡回して、飼育池のスクリーンの掃除や給餌機への餌の補充などを行いました。






  2009 年 12 月 28 日 (月)


    サツキマスの放流

                  






 
先日に引き続き、標識したスモルトアマゴ (サツキマス幼魚) の 3回目の放流を行いました。

 今回も遠距離の輸送でしたが、1尾の死亡もなく無事に放流することができました。




放流作業






  2009 年 12 月 25 日 (金)


    アジメドジョウの冬ごもり

                  






 
アジメドジョウは、秋になると川の礫の間の伏流水の中に潜入し、その中で越冬します。

 当研究所で飼育中のアジメドジョウも水槽の中で越冬します。この水槽でも礫を入れて越冬させますが、成熟年齢に達し翌春に産卵する群では、伏流水を模した人工産卵床を水槽内に設置し、そこで越冬をさせます。

 アジメドジョウの産卵は越冬明けの春と見られていますが、礫の間に潜ったまま行われるため、今まで誰も産卵する姿を見たことはありません。また、アジメドジョウは、水槽に振動や騒音が加わると産卵しないこともあるなど、非常にデリケートな一面を持つため、冬の間は、アジメドジョウの水槽の周りではとても気を使います。




越冬用の水槽









  2009 年 12 月 24 日 (木)


    人工産卵河川でイワナの発眼卵の調査

                  






 
人工産卵河川でイワナの発眼卵の 6回目の調査を 22日に行いました。

 今回は、11月20日に確認された計 3ヶ所の産卵床を調査しました。今回で産卵床の調査が完了し、生育中の発眼卵が人工産卵河川全体で 計 1332粒 確認されました。この後、どれくらいの数の稚魚が出現するか、来年の夏に調査する予定です。





雪をかき分けて調査地へ






  2009 年 12 月 23 日 (水)


    井戸の日よけシートの取り外し

                  






 
先日、下呂支所の井戸で、日よけシートの取り外しを行いました。

 井戸の中に藻が生えると、配水管が詰まるなどトラブルの原因になるので、春から秋は、藻が生えないよう井戸に日よけシートをかぶせています。しかし、冬は、雪の重みで破れる恐れがあるので、毎年、雪が降り始める直前に日よけシートを取り外すようにしています。




シートを外したところ






  2009 年 12 月 22 日 (火)


    除雪

                  






 
20日まで降り続いた雪のため、下呂支所では積雪が約 50 cmに達しました。昨日は、職員総出で一日中、除雪作業を行いました。







A号池のケージの除雪作業






  2009 年 12 月 21 日 (月)


    魚類放流体験学習会

                  






 
岐阜県漁業協同組合連合会が主催する魚類放流体験学習会が美濃市立美濃小学校で 18日に行われました。

 当研究所の職員が小学校を訪問し、4年生 83名にアマゴの話をしました。その後、小学校の近くを流れる長良川の河原に行き、雪が降る中、スモルトアマゴの放流を行いました。




放流の様子







  2009 年 12 月 20 日 (日)


    大雪

                  






 
下呂支所では、17日から雪が降り続いており、職員が除雪や飼育池の維持管理に追われています。












  2009 年 12 月 19 日 (土)


    人工産卵河川でイワナの発眼卵の調査

                  






 
小雪の中、人工産卵河川でイワナの発眼卵の 5回目の調査を 16日に行いました。

 今回は、11月16 ・18日に確認された計 5ヶ所の産卵床を調査対象としました。来週、あと 1回調査を行う予定です。




卵の計数作業
確認後の卵は河床の砂利の中に戻した







  2009 年 12 月 18 日 (金)


    ため池で外来魚駆除

                  






 
農業用のため池で、池干しによる外来魚駆除が 13日に実施されました。

 この池干しは、地元の方々の主催によるもので、当研究所の職員は、外来魚駆除のお手伝いを行いました。池を干すと、80cmを超えるようなコイや、50cmを超えるオオクチバス (ブラックバス)、数多くのブルーギルが捕獲されました。小型の在来魚で見つかったのは、ドジョウが 3匹という状況でした。特定外来生物であるオオクチバスとブルーギルは、捕獲後すべて処分しました。






  2009 年 12 月 17 日 (木)


    サツキマスの放流

                  






 
先日に引き続き、標識したスモルトアマゴ (サツキマス幼魚) の 2回目の放流を行いました。標識魚の個体数が多いので、3回に分けて輸送・放流しています。

 今回も遠距離の輸送でしたが、1尾の死亡もなく無事に放流することができました。




雪の中での魚の積み込み作業




放流作業






  2009 年 12 月 16 日 (水)


    第2回 養魚講習会の開催案内を発送

                  






 
今年度 2回目となる養魚講習会 (平成22年1月26日) の開催案内を県内の養殖業者の皆さんに発送しました。

 今回の講習内容は、「マス類養殖の防疫対策」、「アユの新規系統の開発状況」、最近診断件数が増えている 「キロドネラ症」 などです。






  2009 年 12 月 15 日 (火)


    サツキマスの標識作業

                  






 
先日に引き続き、試験放流に使用するスモルトアマゴ (サツキマス幼魚) の標識作業を行いました。

 前回より寒い日となり、大変な作業でしたが、前よりも幾分慣れた手順で無事標識を終えることができました。













  2009 年 12 月 14 日 (月)


    サツキマスの放流

                  






 
先日標識したスモルトアマゴ (サツキマス幼魚) を放流しました。

 遠距離の輸送でしたが、1尾の死亡もなく、無事に放流することができました。










  2009 年 12 月 13 日 (日)


    人工産卵河川でイワナの発眼卵の調査

                  






 
人工産卵河川でイワナの発眼卵の 4回目の調査を 10日に行いました。

 今回は、11月13日に確認された 2ヶ所の産卵床を調査対象としました。今後も卵の生育状況に応じて、他の産卵床の調査を行う予定です。









  2009 年 12 月 12 日 (土)


    ウシモツゴ放流会

                  






 
ウシモツゴが絶滅してしまった地区の池において、ウシモツゴの野生復帰を目指した放流会が 10日に実施されました。

 今回放流した 500尾のウシモツゴは、「ウシモツゴを守る会」 の関係機関や地元の小学校で繁殖させたものです。この放流会には、「ウシモツゴを守る会」 の関係者のほか、地元の小学校 2校や自治会の皆さんにも参加していただきました。今後も地元の方々に協力していただくことで、ウシモツゴの野生復帰が進展するものと期待されます。






  2009 年 12 月 11 日 (金)


    サツキマスの標識作業

                  






 
当研究所では、サツキマスの試験放流を予定しています。

 この試験放流では、3系統の種苗を使用して放流効果を比較する予定で、漁獲時に系統が判別できるよう、それぞれ色の異なるアンカータグを背中に取り付けています。アンカータグとは、プラスチック製の標識で、衣料品の値札をつけるプラスチックの糸と同じものです。

 先日の標識作業では、スモルトアマゴ (海へ回遊するタイプのアマゴ = サツキマス幼魚) 3000尾にアンカータグを取り付けました。アンカータグの取り付けは、魚の背びれの付け根にタグガンと言われる専用の器具で 1尾ずつ打ち込まなければならない地道な作業で、6人がかりで丸一日を要しました。標識した個体は、飼育池での静養後に放流する予定です。




アンカータグ







アンカータグの取り付け作業






  2009 年 12 月 10 日 (木)


    益田川漁業協同組合役員会

                  






 
下呂市萩原町の益田川漁業協同組合で役員会が開催されました。

 当研究所の職員は、本年度に益田川漁業協同組合管内で実施したアユ (関連記事 : 6月9日、8月18 ・21日、9月7日) およびアマゴ (関連記事 : 9月14日、10月12 ・15日、11月24日) の試験研究の結果について報告し、意見交換を行いました。






  2009 年 12 月 9 日 (水)


    ウシモツゴ勉強会

                  






 
美濃市立大矢田小学校では、地域の自然環境や希少生物について学ぶ一環として、ウシモツゴの飼育に取り組むことになりました。飼育活動を始めるにあたり、ウシモツゴに関する勉強会が 7日に開催されました。

 この勉強会では、飼育に取り組む 4年生を対象に、当研究所の職員がウシモツゴの特徴や飼育方法などを解説し、児童から多くの質問を受けました。児童は、ウシモツゴについて興味を持つとともに、保全活動の必要性を感じてくれたようです。






  2009 年 12 月 8 日 (火)


    人工産卵河川でイワナの発眼卵の調査

                  






 
水際の枯れ草が凍る寒さの中、人工産卵河川でイワナの発眼卵の 3回目の調査を行いました。

 今日は、11月13日に確認された 2ヶ所の産卵床を調査対象としました。今後も卵の生育状況に応じて、他の産卵床の調査を行う予定です。









  2009 年 12 月 7 日 (月)


    カジカ養殖の現場指導

                  






 
カジカの養殖実用化に向けて取り組んでいる 「カジカ養殖研究会」 の会員の所へ飼育指導に行きました。

 今回訪問した 2軒でも、雌の親魚の成熟が順調に進んでおり、腹部がふっくらとしてきていました。産卵は年内に始まりそうな状況だったため、採卵用水槽の準備を進めることにしました。









  2009 年 12 月 6 日 (日)


    アユの体色異常 (コバルト)

                  






 
昨年の秋に本所の飼育施設でふ化したアユの中に体色異常 (コバルト) の個体が出現しました。

 「コバルト」 とは、体が鮮やかな青色 (コバルト色) を呈した個体のことで、ニジマスでよく知られており、脳下垂体が欠落した個体に現れる特徴のひとつといわれています。ニジマスの場合には、各地の養魚場でときどき見つかっていますが、アユでは、1984年に東京都水産試験場奥多摩分場 (当時) で発見された個体の他に報告はないようです。今回、本所の飼育施設で出現したコバルト個体は、非常にまれな例と思われます。

 この個体はふ化して 1年がたちましたが、産卵期に入っても成熟する気配がありません。ニジマスではコバルト個体は繁殖能力がないことが分かっており、アユでも同様なのかもしれません。

 現在、このアユのコバルト個体は、体色が美しいので、本所で展示しています。






  2009 年 12 月 5 日 (土)


    アユの赤ちゃんを展示中

                  






 
本所でアユの赤ちゃんを展示中です。

 アユは、秋に川で産卵します。生まれた仔魚は川を下り、冬の間は海 (沿岸域) で成長します。アユの仔魚は、成魚とは体形が異なっており、写真のように無色透明で目立たない姿をしています。したがって、一般の人がアユの赤ちゃんを見かける機会はほとんどありません。しかし、当研究所では人工ふ化によりアユを生産しているため、本来、海にいる時期のアユの仔魚を身近に見ることができます。

 当研究所では、仔魚の形態を観察しやすいよう、拡大鏡と投光装置を使って展示しています。アユの仔魚を観察できるのは、この時期に限られます。ぜひご覧ください。




本所の見学通路で展示中です






  2009 年 12 月 4 日 (金)


    人工産卵河川でイワナの発眼卵の調査

                  






 
小雨の降る中、人工産卵河川でイワナの発眼卵の 2回目の調査を行いました。

 今日の調査では、11月 3日に確認された産卵床から発眼卵を一時的に掘り起こし、卵数と生残率を調べました。卵数や生残率を確認した後、発眼卵は河床の砂利の中に戻しました。

 今後も卵の生育状況に応じて、他の産卵床の調査を行う予定です。









  2009 年 12 月 3 日 (木)


    本所の飼育設備の点検

                  





 本所の飼育設備の点検を 3日間にわたって実施しました。

 今回の点検は、飼育水を汲み上げるためのポンプや飼育水を加温するためのボイラーなどについて、専門業者とともに実施しました。特にポンプは、魚を飼育するために必須の設備なので、取り上げて分解し、清掃やメンテナンスを行っています。




メンテナンスのために引き上げたポンプ (左) と
その予備ポンプ (右)






  2009 年 12 月 2 日 (水)


    カジカ養殖の現場指導

                  






 
カジカの養殖実用化に向けて取り組んでいる 「カジカ養殖研究会」 の会員の所へ飼育指導に行きました (関連記事 : 10月 7日)。

 今回訪問した 3軒では、いずれも雌の親魚の成熟が順調に進んでおり、腹部がふっくらとしてきていました。産卵は年内に始まりそうな状況だったため、採卵用水槽の準備を進めることにしました。









  2009 年 12 月 1 日 (火)


    全国湖沼河川養殖研究会 マス類資源研究部会

                  






 
「全国湖沼河川養殖研究会 マス類資源研究部会」 が 1 ・2日に東京海洋大学で開催されました。

 この研究部会では、アマゴ ・ヤマメ ・イワナといった渓流魚の増殖や保全についての研究発表や意見交換が行われました。当研究所の職員は、「アマゴの親魚放流」 および 「渓流魚の人工産卵河川」 の 2題を発表しました。








記 事


年末年始の飼育管理

年末年始の飼育管理

年末年始の飼育管理

サツキマスの放流

アジメドジョウの
冬ごもり

人工産卵河川で
イワナの発眼卵の
調査

井戸の日よけ
シートの取り外し

除雪

魚類放流体験学習

大雪

人工産卵河川で
イワナの発眼卵の
調査

ため池で
外来魚駆除

サツキマスの放流

第2回養魚講習会の
開催案内を発送

サツキマスの
標識作業

サツキマスの放流

人工産卵河川で
イワナの発眼卵の
調査

ウシモツゴ放流会

サツキマスの
標識作業

益田川漁業協同組合
役員会

ウシモツゴ勉強会

人工産卵河川で
イワナの発眼卵の
調査

カジカ養殖の
現場指導

アユの体色異常
(コバルト)

アユの赤ちゃんを
展示中

人工産卵河川で
イワナの発眼卵の
調査

本所の飼育設備の
点検

カジカ養殖の
現場指導

全国湖沼河川
養殖研究会
マス類資源研究部会





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