> さかな図鑑 > スズキ目 > ハゼ亜目 ハゼ科 ヨシノボリ属

ヨシノボリの 1 種

 学名 Rhinogobius sp.
体側に6〜7個の暗色の横斑が並ぶ
産卵期の雄は黒っぽくなる
県内での地方名
  ぎんだぼ ・うるり など
大きさ  7 cm
県内での分布
  美濃地方の川の中流から下流域
食 性
  カゲロウやトビケラなどの水生昆虫
産卵期   5月から 7月にかけて
利 用
  登り落ち漁などで漁獲され、甘露煮や唐揚げで賞味される
その他

 ここで紹介するヨシノボリは、トウヨシノボリ (Rhinogobius sp. OR) とされてきたものであるが、このトウヨシノボリには、多くの変異があり “橙色型”、“宍道湖型”、“偽橙色型”、“縞鰭型” といったいくつかの色斑型を内包するとされてきた。しかし、これらのトウヨシノボリとされてきたものは、オウミヨシノボリ (Rhinogobius sp. OM)、カズサヨシノボリ (Rhinogobius sp KZ)、ビワヨシノボリ (Rhinogobius sp. BW)、シマヒレヨシノボリ (Rhinogobius sp. BF) のようにさらに型が細分されたものや、クロダハゼ (Rhinogobius kurodai) という和名・学名が適用されたもののある。岐阜県に生息する種がこれらのうちいずれに該当するのか未確定であるため、ここではヨシノボリ属の 1 種として扱った。




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