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スズキ

 学名 Lateolabrax japonicus
体は細長い、口が大きく下あごが突出する
県内での地方名
  せいご (小型の個体)まだか (大型の個体)
大きさ  100 cm
県内での分布
  美濃地方の川の下流域
食 性
  魚類、エビ類など
産卵期   11月から 翌年 2月にかけて
利 用
  漁業や遊漁の対象、塩焼きやあらいなどで賞味される
その他

 本来は海の魚だが、淡水への適応能力を持っており、一時的に川に遡上することがある。江戸時代後期に著された 「新撰美濃志」 では、美濃國羽栗郡笠松村 (現在の羽島郡笠松町) の項目に “ 『木曾川』 は村の南にあり。圓城寺村 (現在の笠松町円城寺)、当村 (笠松村のこと) の辺にて鱒、年魚 (アユ)、鱸 (スズキ) 等の諸魚をとる” と記述されている。漁業対象種としてサツキマスやアユのほか、スズキが挙げられているところを見ると、当時の木曽川には、まとまった量のスズキが遡上していたのかもしれない。
 岐阜県レッドリストで準絶滅危惧に選定されている。




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