スナヤツメ北方種
スナヤツメ南方種
学名 Lethenteron sp. N
Lethenteron sp. S
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あごが無く、口は吸盤状
鼻の穴は 1対、えら穴は 7対 |
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県内での地方名
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やつめ ・めそ ・やつめうなぎ など
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大きさ |
20 cm |
県内での分布
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美濃地方や飛騨地方の川の上流から中流域、湧水がある場所
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食 性
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幼体 (アンモシーテス) : 砂泥中のデトリタス
(生物由来の有機物質)
成体 : 消化器官が退化しており、餌をとらない
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産卵期 |
5月から 6月にかけて、砂礫底に集まって産卵するとされる
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利 用
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特に利用されない
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その他
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眼 1対のそばに えら穴 7対が並んで “8つ目”
に見えることが名称の由来。スナヤツメは、厳密には魚類ではなく、無顎類と呼ばれるグループに分類されている。幼体は
アンモシーテスと呼ばれ、目がなく、同じ種と思えないぐらい形態が異なる。近年の遺伝的調査により、本種は
2 種類に大別されることが明らかにされており、スナヤツメ北方種
とスナヤツメ南方種とされている。岐阜県には両種が生息しているが、魚類のようにひれの棘や歯がないこともあって同定に利用できる形態的特長が見つかっておらず、形態からの同定は困難である。
環境省レッドリストでは両種とも絶滅危惧
II 類 (VU)、岐阜県レッドリストでスナヤツメ北方種が絶滅危惧
I 類、スナヤツメ南方種が絶滅危惧 II 類に選定されている。
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