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ニゴイ

 学名 Hemibarbus barbus
体は細長く体高が低い、1対の短い口ひげがある
県内での地方名
  かわごい ・みごい など
大きさ  50 cm
県内での分布
  美濃地方や飛騨地方の川の中流 ・下流域。ただし、日本海側の川で
  見られるニゴイは太平洋側の川から移植されたものとされる

食 性
  雑食性で、水生昆虫や付着藻類のほか、小魚も食う
産卵期   4月から 7月にかけて
利 用
  あまり利用されない
その他

 現在ではニゴイを利用することは少ないが、かつて飛騨地方南部では漁業の対象種となっていた。明治 6年 (1873年) に編纂された 「斐太後風土記」 には、益田郡下原郷 (現在の下呂市金山町の益田川 (飛騨川) では、毎年10月以降に、筏と “ていな (刺し網の 1種)” を使用して “川鯉” を漁獲していたことが記述されている。




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