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< 2 月  4 月 >



2022 3 31 日 (木)
井戸の遮光シートの取り付け
 





 下呂支所の井戸に遮光シートを取り付けました。

 井戸の中に藻が生えると配水管を詰まらせるなどトラブルの原因になるので、春から秋は藻が生えないよう井戸にシートをかぶせて遮光しています。ただし、冬は雪の重みで破れる恐れがあるので、毎年、雪が降り始める直前に遮光シートを取り外しておき(関連記事:2021年12月6日)、春先に再度取り付けるようにしています。




2022 3 30 日 (水)
飼育魚の移動
 





 下呂支所で飼育魚の移動を行いました。

 下呂支所では、主に屋外の飼育池でアマゴやニジマスなどを飼育しています。魚が混みあっている飼育池では病気が発生しやすくなるので、個体数や体サイズに応じて、より大きい池に魚を移し替えるか、いくつかの池に分けて飼育するようにしています。










2022 3 29 日 (火)
ニジマスの採卵と人工受精
 





 下呂支所で今季4回目のニジマスの採卵と人工受精を行いました。

 今季のニジマスの採卵と人工受精は、今日の作業で終了しました。




親魚の選別作業(1個体ずつ触診して
採卵可能な個体を選び出す)




雌親魚からの採卵作業












受精前の洗卵作業(等張液で卵を洗浄)




雄親魚からの採精作業




受精前に精子の運動性を顕微鏡で確認




受精作業




受精卵を卵管理水槽に収容




2022 3 28 日 (月)
飼育魚の移動
 





 先週に引き続き、下呂支所で飼育魚の移動を行いました。

 今週の作業では、A号池で飼育していたニジマスをC号池に移動させました。







2022 3 25 日 (金)
飼育魚の体サイズ測定
 





 下呂支所でニジマスの体サイズ測定を行いました。

 同じ魚種であっても系統によって成長速度に差が生じることがありますし、同じ系統であっても飼育方法によって差が生じることもあります。下呂支所では、飼育魚の体サイズ測定を目的に応じて随時行っています。







2022 3 24 日 (木)
ニジマスの採卵と人工受精
 





 下呂支所で今季3回目のニジマスの採卵と人工受精を行いました。

 親魚の成熟度合いを確認しながら、可能であればあと1・2回、採卵と人工受精を行う予定です。







親魚の選別作業




1個体ずつ触診して採卵可能な個体を選び出す




雌親魚からの採卵作業












受精前の洗卵作業(等張液で卵を洗浄)




雄親魚からの採精作業




精液




受精前に精子の運動性を顕微鏡で確認




受精作業




2022 3 23 日 (水)
飼育魚の移動
 





 下呂支所で飼育魚の移動を行いました。

 今週の作業では、A号池で飼育していたニジマスをB号池に移動させました。







計数しながら 魚を新しい飼育池に入れる
(左手にカウンターを持っている)










2022 3 22 日 (火)
養殖場への巡回指導
 





 先週に引き続き、養殖場への巡回指導を行いました。

 今回は飛騨市と下呂市の計2軒の養殖場を訪問し、飼育魚の流通状況や魚病の発生状況について聞き取りを行いました。










2022 3 21 日 (月)
渓流で魚類調査
 





 22日に渓流で魚類調査を行いました。

 今回の調査では、アマゴ・カワムツ・オイカワ・タカハヤ・アカザ・カワヨシノボリの生息が確認されました。




アカザ




アマゴ




2022 3 18 日 (金)
カワノリ報告会
 





 12日に山県市神崎でカワノリ報告会が開催されました。
下呂支所の職員はオンラインで出席し、岐阜県におけるカワノリの分布と利用について発表しました。


参考文献

岸 大弼・下本英津子・山口晋一.2021.
 山県市の神崎川で再確認されたカワノリ.
 岐阜県水産研究所研究報告,66: 7-11.
 < PDF >

岸 大弼・下本英津子・山口晋一.2022.
 岐阜県の円原川におけるカワノリの分布
 および照度の現状.水産技術,15: 印刷中.







2022 3 17 日 (木)
ニジマスの採卵と人工受精
 





 下呂支所で今季2回目のニジマスの採卵と人工受精を実施しました。

 同じ系統の同じ年齢のニジマスで、かつ同じ池で飼育してきたものであっても、成熟の時期には個体差(最大で1ヶ月ほど)が生じます。そのため、親魚の成熟度合いを毎回確認して、採卵可能な個体だけを選び出して採卵と人工受精を行うようにしています。







親魚の選別作業




1個体ずつ触診して
採卵可能な個体を選び出す





雌親魚から採取した卵




受精前の洗卵作業(等張液で卵を洗浄)




雄親魚からの採精作業




精液




受精前に精子の運動性を顕微鏡で確認




受精作業




受精卵を卵管理水槽に収容




2022 3 16 日 (水)
梅が開花
 





 下呂支所の敷地内の梅が開花しました。

 この梅の木は、例年は3月中・下旬に開花します(関連記事:2012年3月16 日、2015年3 月27日、2016年2月6日、2017年3月20日、2018年3月25日、2019年2月27日)。今年は例年通りの時期に開花しました。










2022 3 15 日 (火)
養殖場への巡回指導
 





 養殖場への巡回指導を行いました。

 今回は飛騨市・高山市・下呂市の計3軒の養殖場を訪問し、飼育魚の流通状況や魚病の発生状況について聞き取りを行いました。










2022 3 14 日 (月)
水路の掃除
 





 下呂市萩原町羽根地区で13日に農業用水路の掃除が行われました。

 当研究所の職員も水路や周辺の掃除を行いました。











2022 3 11 日 (金)
水温計のデータ回収
 





 下呂支所で水温計のデータ回収を行いました。

 下呂支所では、敷地内の井戸や水路など計6ヶ所で水温を計測しており、データ回収や電池交換を定期的に行っています。




2022 3 10 日 (木)
ニジマスの採卵と人工受精
 





 下呂支所でニジマスの採卵と人工受精が始まりました。

 この後、4月にかけて成熟した親魚を選別しながら採卵と人工受精を順次行う予定です。







親魚の選別作業




1 個体ずつ触診して、採卵可能な個体を選び出す




雌親魚からの採卵作業












受精前の洗卵作業 (等張液で卵を洗浄)




雄親魚からの採精作業




受精前に精子の運動性を顕微鏡で確認




受精作業




受精卵を卵管理水槽に収容




2022 3 9 日 (水)
飼育魚の体サイズ測定
 





 下呂支所でニジマスの体サイズ測定を行いました。

 同じ魚種であっても系統によって成長速度に差が生じることがありますし、同じ系統であっても飼育方法によって差が生じることもあります。下呂支所では、飼育魚の体サイズ測定を目的に応じて随時行っています。







2022 3 8 日 (火)
アルテミア
 





 下呂支所では、カジカの仔魚の餌として「アルテミア」を使用しています。アルテミアは、甲殻類の1種で、仔魚の飼育には欠かせない餌です。

 アルテミアは、乾燥状態の卵が市販されており、これを28度程度に温めた3 %食塩水中に入れておくと1日でふ化します。下呂支所では、アルテミアを毎日ふ化させており、容器内のアルテミア(全長 約 0.5 mm)をプランクトンネットで回収して、カジカの仔魚に与えています(関連記事:3月4日)。


参考文献

森 美津雄・藤井亮吏.2012.カジカの
 初期飼育における日間摂餌量.岐阜県
 河川環境研究所研究報告, 57: 11-14.
 
< PDF >







2022 3 7 日 (月)
飼育池の掃除
 





 下呂支所で飼育池の掃除を行いました。

 魚を飼育している池では、残餌や排泄物の掃除が必要です。また、水源の飛騨川(益田川)の増水時に濁った水が流入すると飼育池の底に泥が堆積するので、その都度、掃除しなければなりません。使用していない池でも藻が生えたり落ち葉がたまったりするので、使用を再開する前に掃除するようにしています。







2022 3 4 日 (金)
カジカがふ化
 





 先日、下呂支所でカジカのふ化が始まりました。

 カジカは、淡水で卵を管理してふ化させますが、ふ化直後から1ヶ月半ほどの間は人工海水で飼育します。毎年、この時期は、採卵作業(関連記事:1月17・26日、2月7・16日)や検卵作業(関連記事:2月22・28日、3月2日)のほか、仔魚への給餌や水槽の掃除で大忙しです。







2022 3 3 日 (木)
岐阜県水産研究所 研究発表会
 





 令和3年度「岐阜県水産研究所 研究発表会」をオンライン配信で開催しました。

 今回は、アマゴおよびイワナ卵の発眼期・ふ化期の上限水温、市販品の組み合わせによる簡易的用水モニタリングシステムなど、計5課題を発表しました。




2022 3 2 日 (水)
カジカの発眼卵の検卵作業
 





 先月に引き続き、下呂支所でカジカの発眼卵の検卵作業を実施しています。

 検卵作業では、卵塊をほぐしながら、死んだ卵をピンセットで取り除いていきます。根気が必要ですが、カジカの養殖では非常に大事な作業です。検卵完了後の発眼卵は、ふ化用の水槽に入れて管理しています。




直径 約 2 mm 、重量 約 0.007 g




2022 3 1 日 (火)
ミズワタクチビルケイソウ
 





 ミズワタクチビルケイソウ(Cymbella janischii)は、アメリカ原産の外来珪藻です。日本への移入の経緯はよく分かっていませんが、近年、国内各地で分布拡大が懸念されています。

 ミズワタクチビルケイソウが繁茂すると、アユの餌となる付着藻類の生育が妨げられるおそれがあります。別の河川で使用した胴長・タモ・オトリ缶などを持ち込む場合は、ミズワタクチビルケイソウの分布拡大を防止するため、あらかじめ消毒や乾燥を念入りに行うようお願いします。

 釣り具や漁具の消毒や乾燥は、アユの冷水病やエジワジエラ・イクタルリ病の持ち込みを防ぐためにも不可欠です。良好なアユ漁場を維持するため、ご協力をお願いします。







胴長の靴底は、特に念入りに消毒
(消毒液を十分にしみ込ませる)






参考文献

芦澤晃彦・加地弘一.2019.ミズワタクチ
 ビルケイソウが放流アユの定着に与える
 影響.山梨県水産技術センター事業報告書,
 46: 34-38.  < 外部リンク >

長野県水産試験場.2020.ミズワタクチビル
 ケイソウが発見されました.水産だより,
 39: 7.   < 外部リンク >

洲澤多美枝・清野聡子・真山茂樹.2011.
 筑後川上流に大量出現した Cymbella
 janischii
(A.W.F.Schmidt) De Toni と
 Gomphoneis minuta (Stone) Kociolek
 & Stoermer:外来種珪藻の可能性につい
 て.Diatom, 27: 58-64.
 < 外部リンク >

洲澤多美枝・洲澤 譲.2016.日本に侵入
 している外来珪藻.豊田市矢作川研究所
 季刊誌 RIO, 201: 4.  < 外部リンク >








記 事

井戸の遮光
シートの取り付け
飼育魚の移動
ニジマスの
採卵と人工受精
飼育魚の移動
ニジマスの
採卵と人工受精
飼育魚の
体サイズ測定
飼育魚の移動
養殖場への
巡回指導
渓流で魚類調査
カワノリ報告会
ニジマスの
採卵と人工受精
梅が開花
養殖場への
巡回指導
水路の掃除
水温計の
データ回収
ニジマスの
採卵と人工受精
飼育魚の
体サイズ測定
アルテミア
飼育池の掃除
カジカがふ化
岐阜県水産研究所
研究発表会
カジカの発眼卵の
検卵作業
ミズワタ
クチビルケイソウ


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