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せかぶ日誌
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2016 年 7 月

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< 6 月  8 月 >


2016 7 31 日 (日)
一日開放
 





 「水産研究所 一日開放」 を下呂支所で開催しました。

 この一日開放は夏休み期間中に毎年実施しており、今回は水産試験場の時代から通算 20 回目となりました。釣り・つかみどり・体験学習などの企画を実施し、多くの方々に参加していただきました。こうしたイベントをきっかけとして、川や魚への興味をより深めていただければ幸いです。























2016 7 29 日 (金)
一日開放の準備
 





 明後日 31 日 (日) に下呂支所で開催予定のイベント 「水産研究所 一日開放」 の準備を行いました。

 今日は、テントの組み立てや展示水槽などの設置作業を行い、おおよその準備が完了しました。











2016 7 28 日 (木)
アユ放流に関する増殖担当者現地研修会
 





 27 日に飛騨市神岡町で岐阜県漁業協同組合連合会の 「アユ放流に関する増殖担当者現地研修会」 が開催されました。

 当研究所の職員は、アユの早期放流について講演しました。





2016 7 27 日 (水)
田んぼのまわりの生き物調査
 





 下呂市萩原町の萩原北児童館で小学生向けの生物教育企画 「田んぼのまわりの生き物調査」 が開催され、今年も下呂支所の職員が講師を担当しました (関連記事 : 2012 年 7 月 26 日・2013 年 7 月 30 日・2014 年 7 月 28 日・2015 年 7 月 28 日)。

 今回は、まずドジョウの体色変異個体について解説しました。岐阜・愛知・三重県におけるドジョウの体色変異個体は、当研究所が採捕または文献や新聞記事で確認しているものが計 20 事例ほどあります。萩原町内でもドジョウのアルビノの発見例があります (関連記事 : 2011 年 6 月 10 日・2013 年 7 月 30 日)。

 次に水路で魚類の採捕を行いました。この水路は、3 年前にドジョウのアルビノが採捕されたのと同じ地点 (関連記事 : 2013 年 7 月 30 日) なので、再び発見されるのではと期待が高まりました。残念ながら通常の個体しか発見されませんでしたが、参加者は魚類採捕を楽しんでいました。





 児童館に戻った後、カワシンジュガイについて解説しました。カワシンジュガイは、イシガイ目カワシンジュガイ科カワシンジュガイ属の淡水二枚貝で、北海道から中国地方にかけての限られた地点にしか生息していない希少種です。特に本州では、岐阜県を含む各地で減少しており、絶滅した個体群も少なくありません。今回は、カワシンジュガイの生活史や成長速度のほか、生息地保全の重要性について解説しました。








2016 7 26 日 (火)
養殖魚の魚病診断
 





 下呂支所に県内の養殖場から魚病診断の依頼がありました。

 今回、診断の依頼があったのはイワナです。養殖場は、自然界よりも高い密度で魚を飼育しており、病気が蔓延すると大きな被害が出る恐れがあるので、原因の把握と適切な対応が不可欠です。当研究所では、寄生虫・細菌・ウイルスの有無などを調べて死亡原因を明らかにし、養殖業者に対応策を指導しています。








2016 7 25 日 (月)
アマガエル
 





 先日、下呂支所の庁舎の通用口付近にアマガエルが現れました。

 カエルは、ヘビ (関連記事 : 5 月 19・28 日) と違って職員に巻きつくおそれはないので、いつも大目に見ています。











2016 7 24 日 (日)
ニジマスのコバルト
 





 下呂支所のふ化室で飼育中のニジマス稚魚の中から 「コバルト」 が 1 個体見つかりました。

 下呂支所では、毎年、ごく少数ながらもニジマスのコバルトが出現しています (関連記事 : 2012 年 3 月 20 日・2013 年 8 月 16 日・2014年 8 月 14 日)。コバルトは、体が淡い青色 (コバルト色) を呈した個体の通称で、脳下垂体を持たない個体であるといわれています。昔から各地の養魚場のニジマスで見つかっているほか、2009 年には本所で飼育中のアユでも見つかっています (関連記事 : 2009 年 12 月 6 日・2012 年 4 月 2 日)。

 体サイズを測定したところ、今回のニジマスのコバルト個体は通常個体よりも小さく、2012〜2014 年の事例と同様、成長不良であることがあらためて示唆されました。




コバルト個体 (上側) と 通常個体 (下側)





2016 7 22 日 (金)
飼育池の掃除
 





 下呂支所で飼育池の掃除を行いました。

 魚を飼育している池では、残餌や排泄物の掃除が必要です。また、水源の飛騨川 (益田川) の増水時に濁った水が流入すると飼育池の底に泥が堆積するので、その都度、掃除しなければなりません。使用していない池でも藻が生えたり落ち葉がたまったりするので、使用を再開する前に掃除するようにしています。








2016 7 21 日 (木)
養殖魚の魚病診断
 





 先日、下呂支所に県内の養殖場 6 軒から魚病診断の依頼がありました。

 今回、診断の依頼があったのはアマゴとニジマスです。養殖場は、自然界よりも高い密度で魚を飼育しており、病気が蔓延すると大きな被害が出る恐れがあるので、原因の把握と適切な対応が不可欠です。当研究所では、寄生虫・細菌・ウイルスの有無などを調べて死亡原因を明らかにし、養殖業者に対応策を指導しています。











2016 7 20 日 (水)
渓流で魚類調査
 





 昨日に引き続き、渓流で魚類調査を行いました。

 今日の調査は昨日と同じ渓流の上流側の区間で実施し、アマゴ・タカハヤ・アジメドジョウ・アカザ・カワヨシノボリ・カジカ大卵型の生息を確認しました。




アマゴ





2016 7 19 日 (火)
渓流で魚類調査
 





 渓流で魚類調査を行いました。

 今日での調査では、アマゴ・タカハヤ・アジメドジョウ・アカザ・カワヨシノボリ・カジカ大卵型の生息が確認されました。











2016 7 18 日 (月)
マツカレハの幼虫
 





 先週、下呂支所の庁舎の通用口付近にマツカレハの幼虫が現れました。マツカレハは、カレハガ科の 1 種で、マツの葉を食うことから松毛虫とも呼ばれています。

 この個体は、庁舎に用事などないはずが頑として立ち去ろうとせず、職員を恐慌状態に陥れました。











2016 7 16 日 (土)
箱の中のクイズラリー
 





 下呂支所で製作していた小学生向けの教材 「箱の中のクイズラリー」 が完成しました (関連記事 : 7 月 9 日)。職員の設計・自作によるもので、計 99 個の部品を組み立てて製作しました。

 これは、箱の中のビー玉の動きを操作して通路を進行し、魚類のクイズに答えながらゴールを目指すゲーム形式の教材です。途中 4 ヶ所で魚類の分布や食性などに関するクイズが出題され、正しく答えなければゴールに到達できない仕掛けになっています。

 今回は、イワナに注目したクイズを用意しました。今後、一日開放などのイベントで試行的に使用する予定です。























2016 7 15 日 (金)
巡回指導
 





 昨日に引き続き、養殖業者への巡回指導を行いました。

 今日は飛騨市の 7 軒を訪問し、飼育魚の流通状況や魚病の発生状況について聞き取りを行うとともに、飼育魚の生育状況を確認しました。








2016 7 14 日 (木)
巡回指導
 





 養殖業者への巡回指導を行いました。

 今日は下呂市の 5 軒を訪問し、飼育魚の流通状況や魚病の発生状況について聞き取りを行うとともに、飼育魚の生育状況を確認しました。








2016 7 13 日 (水)
カジカ飼育指導
 





 飛騨市でカジカの養殖に取り組んでいる 「カジカ養殖研究会」 のメンバーに対して飼育指導を行いました。

 今回は、稚魚の成育状況などを確認しました。








2016 7 12 日 (火)
水路と河川で魚類調査
 





 水路および河川で魚類調査を行いました。

 水路ではアブラハヤ・ニゴイ・ウグイ・オイカワ・ドジョウなどの魚類が見られました。また、タガメが見つかりました。

 河川では投網等を用いて魚類の採集を行いました。オイカワやカワムツ、20 cm を超えるウグイなどが見られました。




タガメ




オタマジャクシの白変個体
(関連記事 : 2015 年 6 月 29 日)





2016 7 11 日 (月)
カラムナリス病
 





 養魚場では、魚の呼吸障害を 「鰓病」 と呼んでいます (関連記事: 6 月 29 日)。ただし、鰓病は、単一の病気ではなく、細菌や寄生虫が引き起こす複数の病気の総称です (人間の肺の炎症を肺炎と総称するのと同様です)。

 鰓病のひとつに Flavobacterium columnare という細菌が寄生する 「カラムナリス病」 があります。この細菌は、鰓だけでなく鰭にも病変が現れます。鰓病のほか、鰓ぐされ病・尾ぐされ病といった通称もあります。




さおのように細長いことから
長桿 (ちょうかん) 菌と呼ばれる



 カラムナリス病に罹患した魚の鰓や鰭を顕微鏡で観察すると、細長くて比較的大きな細菌 (長桿菌と呼ばれる) を容易に見つけることができます。この形状が Flavobacterium columnare の特徴です。症状が深刻な魚の鰓や鰭のサンプルを観察すると、緩やかに動く長桿菌の集合体が剣山のように見えます。

 この病気は高水温で発症するので、コイなど温水性の魚類の病気として有名ですが、下呂支所では、近年、夏季の飼育用水の温度上昇が顕著なため、アマゴやニジマスなど冷水性の魚類でも発生するようになり、担当職員を悩ませています。




長桿菌の集合体





2016 7 9 日 (土)
箱の中のクイズラリー
 





 下呂支所で小学生向けの教材 「箱の中のクイズラリー」 を製作中です。

 これは、箱の中のビー玉の動きを操作して通路を進行し、魚類のクイズに答えながらゴールを目指すゲーム形式の教材となる予定です。











2016 7 8 日 (金)
渓流で魚類調査
 





 渓流で魚類調査を行いました。

 今日の調査では、イワナ・アマゴ・ニジマス・アユ・ウグイ・タカハヤ・アブラハヤ・カジカ大卵型の生息が確認されました。







カジカ大卵型





2016 7 7 日 (木)
カジカ飼育施設の掃除
 





 下呂支所のカジカの飼育施設では、床面に藻類が生えるため、こまめに掃除しています。

 とりわけ日照時間が長いこの時期は、藻類が生えやすいようで掃除が大変です。








2016 7 6 日 (水)
恵那漁業協同組合 視察
 





 恵那漁業協同組合 (中津川市) の視察研修会が下呂支所で行われました。

 当研究所の職員は、業務内容を解説するとともに飼育施設を案内しました。








2016 7 5 日 (火)
アユ漁獲調査
 





 中津川市内の河川で、4 ・5 月に標識・放流したアユの漁獲調査を行いました (関連記事 : 4 月 13 ・14 日、5 月 25 日)。

 今回は、下呂支所の職員 2 名と漁協組合員の方々 2 名で友釣りによる調査を行い、標識アユを漁獲しました。漁獲したアユは研究所に持ち帰り、体サイズの測定や標識の有無の確認、保菌検査を行いました。








2016 7 4 日 (月)
サワガニ
 





 下呂支所の庁舎内の廊下でサワガニが発見されました。通用口から無断で入ってきたようです。

 下呂支所の水路や飼育施設では、サワガニをよく見かけます (関連記事 : 2010 年 4 月 30 日・2013 年 8 月 21 日・2014 年 7 月 17 日・2015 年 8 月 13 日)。しかし、サワガニは、アオサギなど鳥類 (関連記事 : 2010 年 1 月 28 日・8 月 9 日、2012 年 3 月 1 日、2013 年 3 月 20 日・11 月 26 日、2014 年 7 月 21 日、2015 年 1 月 8 日) と違って飼育魚を食害するおそれはないので、いつも大目に見ています。














2016 7 1 日 (金)
環境学習
 





 先月のカワシンジュガイ学習会に引き続き、郡上市立大和西小学校の環境学習が開催されました (関連記事 : 6 月 17 日)。

 今回は、魚類や水生昆虫の採集と観察が行われました。当研究所の職員は、郡上市の河川に生息する魚類についてスライドや配布資料を使って解説しました。














記 事


一日開放

一日開放の準備

アユ放流に関する
増殖担当者
現地研修会

田んぼのまわりの
生き物調査

養殖魚の魚病診断

アマガエル

ニジマスのコバルト

飼育池の掃除

養殖魚の魚病診断

渓流で魚類調査

渓流で魚類調査

マツカレハの幼虫

箱の中の
クイズラリー

巡回指導

巡回指導

カジカ飼育指導

水路と河川で
魚類調査

カラムナリス病

箱の中の
クイズラリー

渓流で魚類調査

カジカ飼育施設の
掃除

恵那漁業協同組合
視察

アユ漁獲調査

サワガニ

環境学習


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