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せかぶ日誌
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2012 年 2 月


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  2012 年 2 月 29 日 (水)


    人工海水の準備

                  





 下呂支所では、カジカが続々とふ化しています (関連記事 : 2 月 15 ・21 ・27日)。カジカの仔稚魚は、ふ化直後から海水で飼育するため、ふ化の状況を見ながら人工海水を準備しています (関連記事 : 2 月 13 日)。

 内陸部にある当研究所では海水を採取することができないので、カジカの仔稚魚の飼育には人工海水を用いています。人工海水は、食塩 ・にがり ・重曹などの主要な成分を調合して自作する場合 (関連記事 : 2 月 13 日) と、市販の人工海水の素を水に溶かして作る場合とがあります。今回は、市販の人工海水の素を水に溶かして作りました。作った人工海水は 100 % の濃度 (海の水と同じ塩分濃度) で、必要に応じて薄めて使っています。








  2012 年 2 月 28 日 (火)


    全国湖沼河川養殖研究会 アユ資源研究部会

                  





 「全国湖沼河川養殖研究会 アユ資源研究部会」 が 27 ・28 日に東京都港区の南青山会館で開催されました。

 この研究部会は、全国の 26 県の試験研究機関で構成されている研究会で、30 年以上の歴史があります。アユの資源に関する研究やアユの生息環境に関する研究、アユの遊漁動態に関する研究発表や意見交換が行われました。当研究所の職員は、長良川のアユの遡上数予測について発表しました。






  2012 年 2 月 27 日 (月)


    カジカがふ化

                  





 先週に引き続き、下呂支所でカジカが次々にふ化しています。

 カジカは、ふ化から 1 ヶ月半ほどの間は人工海水 (関連記事 : 2 月 13 日) の中で飼育し、餌としてアルテミアを与えています (関連記事 : 2 月 24 日)。










  2012 年 2 月 24 日 (金)


    カジカの仔魚の餌

                  





 下呂支所では、カジカの仔魚の餌として 「アルテミア」 を使用しています。アルテミアは、甲殻類の 1 種で、カジカの仔魚の飼育には欠かせない餌です (関連記事 : 2010 年 3 月 25 日 ・5 月 13 日、2011 年 3 月 25 日)。

 アルテミアは、乾燥状態の卵が市販されており、これを 28 ℃程度に加温した 3 % 食塩水中に入れておくと、1 日ほどでふ化します。下呂支所では、アルテミアを毎日ふ化させており、容器内のアルテミアをプランクトンネットで回収して、カジカの仔魚に与えています。




アルテミアは橙色で、大量にいると、
写真のように水が橙色に染まったように見える




カジカ仔魚の飼育水槽に入れる






  2012 年 2 月 23 日 (木)


    マス類放流課題に係る研究担当者検討会

                  





 水産庁委託 「地域の状況を踏まえた効果的な増殖手法開発事業」 および 「渓流資源増大技術開発事業」 のマス類放流課題に係る研究担当者検討会が (独) 水産総合研究センター 増養殖研究所 内水面研究部 日光庁舎で開催されました。

 当研究所の職員は、今年度のアマゴやヤマメの調査結果について報告し、来年度の調査方針について増養殖研究所や他県の研究機関の職員と協議しました。








  2012 年 2 月 22 日 (水)


    チドリ

                  





 チドリの仲間は水辺でよく見かける鳥です。

 下呂支所では、河川や湖沼でポピュラーなイカルチドリ (Charadrius placidus) と思われるチドリが比較的よく見られ、わずかに水が溜まっている空き池で餌 (水生昆虫?) を探して歩き回っている姿が見られます。

 酔っぱらいのおじさんの足取りを千鳥足といったりしますが、チドリの歩きは素早く、酔っぱらいおじさんのそれとは明らかに異なります。似ているところといえば、あっちこっちと方向を変え、行き先が予想しにくいところでしょうか。







  2012 年 2 月 21 日 (火)


    カジカがふ化

                  





 下呂支所でカジカが次々にふ化しており、連日、仔魚の回収を行っています (関連記事 : 2 月 15 日)。

 カジカは、ふ化から 1 ヶ月半ほどの間は人工海水の中で飼育します。採卵作業 (関連記事 : 1 月 5 ・13 ・26 日、2 月 1 ・6 日) や検卵作業 (関連記事 : 1 月 31 日、2 月 8 ・10 日) に併行して飼育水槽や人工海水の準備 (関連記事 : 2 月 13 日) が必要で、毎年、この時期は大忙しです。




飼育水槽に移したカジカの仔魚




仔魚は人工海水で飼育






  2012 年 2 月 20 日 (月)


    ニジマスの親魚の選別作業

                  





 下呂支所では、春に成熟する系統のニジマスを飼育しています。

 今年も採卵の時期が近づいてきたため、器材の準備や親魚の選別を始めました。今日の作業では、H 号池で飼育していた親魚の雌雄を選別して C 号池と G 号池とに分けました。




1 個体ずつ触診して、成熟雌 ・成熟雄 ・
未成熟個体に分ける (水温 4 度)






  2012 年 2 月 17 日 (金)


    渓流資源増大技術開発事業 年度末報告会

                  





 「内水面漁業振興対策事業」 のうち 「渓流資源増大技術開発事業」 の年度末報告会が水産庁で開催されました。

 事業参加機関から 1 年間の試験研究成果について発表があり、活発な質疑が行われました。








  2012 年 2 月 16 日 (木)


    地域の状況を踏まえた効果的な増殖手法開発事業
    年度末報告会

                  




 「内水面漁業振興対策事業」 のうち 「地域の状況を踏まえた効果的な増殖手法開発事業」 の年度末報告会が水産庁で開催されました。

 当研究所の職員は、渓流魚の稚魚放流や発眼卵埋設について発表し、(独) 水産総合研究センターや他県の研究機関の職員と意見交換を行いました。






  2012 年 2 月 15 日 (水)


    カジカがふ化

                  





 下呂支所のふ化水槽に収容したカジカの発眼卵 (関連記事 : 2 月 2 ・ 8 ・10 日) がふ化しています。

 検卵後の発眼卵は、ふ化水槽に吊したザルに収容していました (関連記事 : 1 月 31 日)。ふ化した仔魚は、このザルの網目を抜けて水槽内を泳ぎ回っています。この後、ここから回収した仔魚を飼育用の水槽に移し、人工海水 (関連記事 : 2 月 13 日) の中で 1 ヶ月半程度飼育します。




カジカの仔魚




全長 約 5 mm






  2012 年 2 月 14 日 (火)


    飼育魚の移動

                  





 下呂支所では、屋外の飼育池でアマゴやニジマスなどを飼育しています。魚が混みあっている飼育池では病気が発生しやすくなるので、個体数や体サイズに応じて、より大きい池に移し替えるか、いくつかの池に分けて飼育するようにしています。

 先週の作業では、A 号池や B 号池で飼育していたアマゴをより大きい飼育池に移しました。




計数しながら 新しい飼育池に魚を投入
(左手にカウンターを持っている)






  2012 年 2 月 13 日 (月)


    人工海水の準備

                  





 下呂支所では、カジカの仔魚や稚魚は海水で飼育します。

 内陸部にある当研究所では海水を採取することができないので、カジカの仔魚や稚魚の飼育には人工海水を用いています。人工海水は、食塩 ・にがり ・重曹などの主要な成分を調合して自作する場合と、市販の人工海水の素を水に溶かして作る場合とがあります。今回は、食塩 ・にがり ・重曹などを調合して自作しました。




6 種類の塩類を調合




水槽に入れて溶かす






  2012 年 2 月 10 日 (金)


    カジカの発眼卵の検卵作業

                  





 下呂支所でカジカの発眼卵の検卵作業を実施中です。

 カジカの卵が次々に発眼期を迎えており、連日、職員が検卵作業を行っています。




カジカの発眼卵
(直径 約 2 mm 、重量 約 0.007 g)




検卵後の発眼卵を収容した ふ化水槽






  2012 年 2 月 9 日 (木)


    研究成果発表会 (下呂会場)

                  





 平成 23 年度の研究成果発表会を下呂市萩原町の岐阜県下呂総合庁舎で開催しました。

 下呂会場では、カジカの養殖に関する内容など計 7 課題を発表し、100 名の方々に出席していただきました。ありがとうございました。








  2012 年 2 月 8 日 (水)


    カジカの発眼卵の検卵作業

                  





 下呂支所でカジカの発眼卵の検卵作業を実施中です。

 卵管理水槽に収容しているカジカの卵が次々に発眼期を迎えており、職員が検卵作業に追われています (関連記事 : 1 月 31 日)。検卵後、卵をふ化用の水槽に移してふ化を待ちます。




死卵を 1 粒ずつピンセットで除去




検卵後の発眼卵を収容した ふ化水槽






  2012 年 2 月 7 日 (火)


    研究成果発表会 (各務原会場)

                  





 平成 23 年度の研究成果発表会を各務原市の岐阜県健康科学センターで開催しました。

 今回は、アユの増養殖や希少魚ウシモツゴの野生復帰に関する内容など計 7 課題を発表しました。当日は、80 名の方々に出席していただきました。ありがとうございました。








  2012 年 2 月 6 日 (月)


    カジカの採卵作業

                  





 先週に引き続き、下呂支所でカジカの採卵を行っています (関連記事 : 2 月 1 日)。

 産み付けられた卵は、卵管理用の水槽に移して管理しています。この後、発眼期 (眼球が確認できる段階) に入った卵から、順次、検卵作業 (死卵や水カビの除去) を行う予定です。






瓦の裏側に産み付けられた卵




回収した卵を卵管理水槽に収容








  2012 年 2 月 3 日 (金)


    寒い日が続く

                  





 下呂支所では、寒い日が続いています。凍結に備えて、職員が飼育池の注水部や配管の点検を行っています。




バケツの水がブラシごと凍結




氷の下を泳ぐアマゴのアルビノ




C 号池の水面も結氷






  2012 年 2 月 2 日 (木)


    飼育魚の移動

                  





 下呂支所では、屋外の飼育池でアマゴやニジマスなどを飼育しています。魚が混みあっている飼育池では病気が発生しやすくなるので、個体数や体サイズに応じて、より大きい池に移し替えるか、いくつかの池に分けて飼育するようにしています。

 今週の作業では、B 号池 1 ヶ所で飼育していたアマゴを 2 ヶ所に分けました。




計数しながら 新しい飼育池に魚を投入
(左手にカウンターを持っている)






  2012 年 2 月 1 日 (水)


    カジカの採卵作業

                  






 
下呂支所でカジカの採卵がピークを迎えています (関連記事 : 1 月 13 ・26 日)。

 連日、職員が卵を回収して卵管理用の水槽に移しています。




親魚




鉄製アングル材の裏側に産み付けられた卵










記 事


人工海水の準備

全国湖沼河川
養殖研究会
アユ資源研究部会

カジカがふ化

カジカの仔魚の餌

マス類
放流課題に係る
研究担当者検討会

チドリ

カジカがふ化

ニジマスの親魚の
選別作業

渓流資源増大
技術開発事業
年度末報告会

地域の状況を
踏まえた効果的な
増殖手法開発事業
年度末報告会

カジカがふ化

飼育魚の移動

人工海水の準備

カジカの発眼卵の
検卵作業

研究成果発表会
(下呂会場)

カジカの発眼卵の
検卵作業

研究成果発表会
(各務原会場)

カジカの採卵作業

寒い日が続く

飼育魚の移動

カジカの採卵作業




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