概 要
渓流魚(ヤマメ・アマゴおよびイワナ)は、内水面漁業の主要な対象魚種です。岐阜県では、全33漁業協同組合の8割以上に相当する27漁協で漁業権魚種に指定されており、増殖事業が実施されています。
発眼卵放流あるいは親魚放流は、それら渓流魚の増殖方法のひとつとして普及しています。しかし、河川ごとの放流量については現場の経験則に依存しているのが現状です。本研究では、放流量の基準を作成するため、発眼卵放流や親魚放流の実地調査および文献調査でデータを収集し、放流後の魚の成長速度や生残率についてあらためて情報を整理します。また、得られた情報をもとに、河川規模に応じた適正放流量の算定に取り組みます。
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ヤマメ

産卵床の発掘調査 |