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イトモロコ

 学名 Squalidus gracilis gracilis
眼が大きい、吻がとがる、
口ひげの長さは瞳の径を上回る
県内での地方名
  もろこ・もろ など
大きさ  8 cm
県内での分布
  美濃地方の川の中流から下流域
食 性
  雑食性(水生昆虫・動物プランクトン・付着藻類など)
産卵期   6月から 7月にかけて
利 用
  特に食用にされない
その他

 明治時代に編纂された美濃飛騨両國諸川棲息魚介図の “麥搗魚” は、本種を含むスゴモロコ属魚類を指すものと考えられている (金古・千藤2008)。現在は特に利用されていないが、美濃飛騨両國諸川棲息魚介図によると、麥搗魚は “淡味” であり、“毎年春季ヨリ夏季ノ頃最モ多ク捕フル” 魚だったとのことである。




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