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ミナミメダカ

 学名 Oryzias latipes
尾びれが角張っており、尻びれの基底が長い
県内での地方名
  うきす ・うきんちょ ・こびんちょ など
大きさ  4 cm
県内での分布
  美濃地方の川の下流域 ・池 ・水路 など
食 性
  動物プランクトン、植物プランクトンなど
産卵期   4月から 8月にかけて
利 用
  古くから鑑賞用として親しまれてきた
  遺伝学や発生学の実験動物としてよく利用されている

その他

 これまでメダカは、遺伝学的に北日本集団と南日本集団の 2 つに大別されるものの 1 種とされてきたが、2010 年に北日本集団をキタノメダカ (Oryzias sakaizumii)、南日本集団をミナミメダカ (Oryzias latipes) とする 2 種に分類された。キタノメダカとミナミメダカは雄の背びれや体色が異なるとされている。さらに細かな遺伝解析によって、美濃地方には、ミナミメダカのうち東日本型の分布が確認されている。
 生息環境の悪化や外来種 (カダヤシ) との競合などにより、近年生息場所が減少しており、環境省のレッドリストにおいて絶滅危惧 II 類 (VU) に指定されている。




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