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カワヒガイ

 学名
 Sarcocheilichthys variegatus variegatus

産卵期の雄は、えらぶたが桜色、眼の虹彩が
赤色になる
県内での地方名
  さくらばえ ・あかめ ・しょうげんもろこ など
大きさ   13 cm
県内での分布
  美濃地方の川の中流 ・下流や、それらにつながる水路
食 性
  雑食性 (水生昆虫、付着藻類など)
産卵期   5月から 6月にかけて
利 用
  漁獲量が少なく あまり利用されない

その他

 地方名の “しょうげんもろこ” は、江戸時代初期の美濃国の代官だった岡田将監 (おかだしょうげん) がこの魚を好んだことに由来すると言われている。また、“さくらばえ” や “あかめ” という地方名は、左の写真のように、産卵期の雄のえらぶたが桜色になることや、眼の虹彩 (黒目の周囲の部分) が赤くなることに由来している。
 環境省レッドリストで準絶滅危惧 (NT) に選定されている。





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