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せかぶ日誌
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2020 年 4 月

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2020 4 30 日 (木)
飼育魚の移動
 





 下呂支所で飼育魚の移動を行いました。

 下呂支所では、主に屋外の飼育池でアマゴやニジマスなどを飼育しています。魚が混みあっている飼育池では病気が発生しやすくなるので、個体数や体サイズに応じて、より大きい池に魚を移し替えるか、いくつかの池に分けて飼育するようにしています。

 今回の作業では、ニジマスの親魚の移動を行いました。











2020 4 29 日 (水)
カジカ大卵型の生息密度
 





 カジカ大卵型は、本州・四国・九州の河川に分布する陸封性の純淡水魚で、河川上流域の優占種のひとつです。

 カジカ大卵型は、岐阜県内の水系でもよく見かける魚ですが、生息密度については調査が十分に行われていないのが現状でした。そこで下呂支所では、2007〜2018 年に飛騨地方および周辺地域の 5 水系の計 51 地点で調査を行いました。

 その結果、カジカ大卵型の生息密度は 0.003〜1.478 個体/m2であることが明らかになり、川によって大きな差があることが分かりました。今後は、カジカ大卵型の生息に適した川の条件について検討することが望まれます。


参考文献

岸 大弼・藤井亮吏・大原健一・辻 寛人・コ原哲也.
 2019.飛騨地方におけるカジカ大卵型の分布およ
 び生息密度.岐阜県水産研究所研究報告,64: 1-
 8.  < PDF >











2020 4 28 日 (火)
八重桜が満開
 





 下呂支所の八重桜が満開になりました。

 今年は 4 月に冷え込む日があったせいか、例年より 1 週間ほど遅れて見頃を迎えました。








2020 4 27 日 (月)
飼育池の掃除
 





 下呂支所で飼育池の掃除を行いました。

 魚を飼育している池では、残餌や排泄物の掃除が必要です。また、水源の飛騨川(益田川) の増水時に濁った水が流入すると飼育池の底に泥が堆積するので、その都度、掃除しなければなりません。使用していない池でも藻が生えたり落ち葉がたまったりするので、使用を再開する前に掃除するようにしています。








2020 4 24 日 (金)
ニジマスの発眼卵をふ化室に収容
 





 先週に引き続き、下呂支所でニジマスの発眼卵をふ化室に収容しました (関連記事: 4 月 17 日)。

 ふ化室への収容は、検卵を実施した後に行っています (関連記事 : 4 月 1−3・8−10・15・16・22 日)。ふ化室では、まず 「ふ化盆 (ふかぼん)」 と呼ばれる枠付きの金網に発眼卵を 500〜1000 個ずつ小分けして入れます。ふ化盆は 5〜10 枚程度重ねた状態で上下をひもで固定し、ふ化水槽の中に設置します。

 ふ化水槽では、井戸水を流してふ化盆の中で発眼卵をふ化させた後、仔魚期の終わりまで収容しています。




ふ化盆に発眼卵を小分けして入れる




発眼卵を入れた ふ化盆を重ねる










重ねた ふ化盆の上下をバンドで固定







ふ化水槽に入れて くさびで固定




ふ化盆とふ化水槽との隙間を 縄でふさぐ







ふ化水槽に ふたをして遮光




井戸水を流しながら、餌付け直前まで収容






2020 4 23 日 (木)
サツキが開花
 





 下呂支所のサツキが開花しました。

 今年は、例年より早く咲き始めました。








2020 4 22 日 (水)
ニジマスの発眼卵の検卵作業
 





 今週も下呂支所でニジマスの発眼卵の検卵作業を実施しています。

 検卵が終わった発眼卵は、養殖業者に順次発送しています。また、一部の発眼卵を次の親魚養成用として下呂支所に残し、ふ化室に収容しています。




検卵機




検卵機を使用しても死卵が残るため、
目視観察と手作業による検卵が不可欠








目視観察と手作業による検卵





2020 4 21 日 (火)
モクレンが開花
 





 下呂支所のモクレンが開花しました。

 今年は、例年よりやや早い開花となりました。








2020 4 20 日 (月)
飼育池の維持管理
 





 下呂支所では、魚の飼育には井戸水と河川水を使用しています。ただし、井戸の水量に限界があるため、大部分の魚の飼育には河川水を使用しています。

 河川水は、飛騨川 (益田川) から水路を使って導入しています。飛騨川が増水すると、飼育池のスクリーンが落ち葉などで詰まりやすくなります。一昨日と昨日は雨で飛騨川が増水したため、職員が急遽出勤して夜半から早朝にかけて水門の点検や飼育池のスクリーンの掃除など維持管理を行いました。











2020 4 17 日 (金)
ニジマスの発眼卵をふ化室に収容
 





 下呂支所でニジマスの発眼卵をふ化室に収容しました。

 ふ化室への収容は、検卵を実施した後に行っています (関連記事 : 4 月 1−3・8−10・15・16 日)。ふ化室では、まず 「ふ化盆 (ふかぼん)」 と呼ばれる枠付きの金網に発眼卵を 500〜1000 個ずつ小分けして入れます。ふ化盆は 5〜10 枚程度重ねた状態で上下をひもで固定し、ふ化水槽の中に設置します。

 ふ化水槽では、井戸水を流してふ化盆の中で発眼卵をふ化させた後、仔魚期の終わりまで収容しています。




ふ化室へ発眼卵を運ぶ




ふ化水槽




ふ化盆に発眼卵を小分けして入れる




発眼卵を入れた ふ化盆を重ねる







重ねた ふ化盆の上下をバンドで固定




ふ化水槽に入れて くさびで固定




ふ化盆とふ化水槽との隙間を 縄でふさぐ




ふ化水槽に ふたをして遮光




井戸水を流しながら、餌付け直前まで収容





2020 4 16 日 (木)
ニジマスの発眼卵の検卵作業
 





 昨日に引き続き、下呂支所でニジマスの発眼卵の検卵作業を実施しました。

 検卵が終わった発眼卵は、養殖業者に順次発送しています。また、一部の発眼卵を次の親魚養成用として下呂支所に残し、ふ化室に収容しています。




検卵機を使用しても死卵が残るため、
目視観察と手作業による検卵が不可欠









2020 4 15 日 (水)
ニジマスの発眼卵の検卵作業
 





 今週も下呂支所でニジマスの発眼卵の検卵作業を行っています。

 検卵が終わった発眼卵は、養殖業者に順次発送しています。











2020 4 14 日 (火)
飼育池の掃除
 





 下呂支所で飼育池の掃除を行いました。

 魚を飼育している池では、残餌や排泄物の掃除が必要です。また、水源の飛騨川(益田川) の増水時に濁った水が流入すると飼育池の底に泥が堆積するので、その都度、掃除しなければなりません。使用していない池でも藻が生えたり落ち葉がたまったりするので、使用を再開する前に掃除するようにしています。








2020 4 13 日 (月)
水温計のデータ回収
 





 今週、下呂支所で水温計のデータ回収を行いました。

 下呂支所では、敷地内の井戸や水路など計 6 ヶ所で水温を計測しており、データ回収や電池交換を定期的に行っています。











2020 4 10 日 (金)
ニジマスの発眼卵の検卵作業
 





 今日も下呂支所でニジマスの発眼卵の検卵作業を実施しました

 目視観察と手作業による検卵には、時間だけでなく根気が必要です。連日、職員が辛抱強く検卵作業を続けています。














2020 4 9 日 (木)
ニジマスの発眼卵の検卵作業
 





 昨日に引き続き、下呂支所でニジマスの発眼卵の検卵作業を行いました。

 検卵が終わった発眼卵は、養殖業者に順次発送しています。また、一部の発眼卵を次の親魚養成用として下呂支所に残し、ふ化室に収容しています。




目視観察と手作業による検卵




死卵




生卵





2020 4 8 日 (水)
ニジマスの発眼卵の検卵作業
 





 下呂支所でニジマスの発眼卵の検卵作業が続いています。

 検卵が終わった発眼卵は、養殖業者に順次発送しています。




検卵機







検卵機で分別された
死卵 (左側) と 生卵 (右側)





目視観察と手作業による検卵





2020 4 7 日 (火)
河川調査
 





 河川調査を実施しました。

 今回の調査では、水温や川幅などを確認しました。








2020 4 6 日 (月)
桜が満開
 





 下呂支所の桜 (ソメイヨシノ) が満開になりました。

 今年の開花は、やや早めでした (関連記事 : 2011 年 4 月 18 日、2012 年 4 月 20 日、2013 年 4 月 7 日、2014 年 4 月 11 日、2015 年 4 月 11 日、2016 年 4 月 8 日、2018 年 4 月 4 日、2019 年 4 月 9 日)。








2020 4 3 日 (金)
ニジマスの発眼卵の検卵作業
 





 今日も下呂支所でニジマスの発眼卵の検卵作業が続いています。

 検卵が終わった発眼卵は、養殖業者に順次発送しています。また、一部の発眼卵を次の親魚養成用として下呂支所に残し、ふ化室に収容しています。








2020 4 2 日 (木)
ニジマスの発眼卵の検卵作業
 





 昨日に引き続き、下呂支所でニジマスの発眼卵の検卵作業を実施中です。

 検卵が終わった発眼卵は、養殖業者に順次発送しています。




検卵機で分別された
死卵 (左側) と 生卵 (右側)




死卵




検卵機を使用しても死卵が残るため、
目視観察と手作業による検卵が不可欠




目視観察と手作業による検卵





2020 4 1 日 (水)
ニジマスの発眼卵の検卵作業
 





 下呂支所でニジマスの発眼卵 (はつがんらん) の検卵 (けんらん) 作業が始まりました。

 発生の最終段階の卵は、発現した眼球が透けて見えることから 「発眼卵」 と呼ばれます。卵は、受精後しばらく安静が必要ですが、発眼卵の段階になると外部からの衝撃に比較的強くなり、収容水槽から取り出すことができるので、検卵機により生卵と死卵とを分別する作業が可能になります。死卵を放置すると、水カビ発生の原因となるので取り除かなければなりません。ただし、検卵機による除去では、少数の死卵が残るため、残った死卵を目視観察と手作業で取り除く必要があります。

 これらの作業は 「検卵」 と呼ばれ、卵の出荷やふ化室への移送の前に必ず行っています。検卵が終了した発眼卵は、養殖業者への出荷や当研究所での継代飼育などに使用しています。




検卵機




検卵機で分別された
死卵 (左側) と 生卵 (右側)





検卵機を使用しても死卵が残るため、
目視観察と手作業による検卵が不可欠




目視観察と手作業による検卵








記 事


飼育魚の移動

カジカ大卵型の
生息密度

八重桜が満開

飼育池の掃除

ニジマスの発眼卵を
ふ化室に収容

サツキが開花

ニジマスの
発眼卵の検卵作業

モクレンが開花

飼育池の維持管理

ニジマスの発眼卵を
ふ化室に収容

ニジマスの
発眼卵の検卵作業

ニジマスの
発眼卵の検卵作業

飼育池の掃除

水温計のデータ回収

ニジマスの
発眼卵の検卵作業

ニジマスの
発眼卵の検卵作業

ニジマスの
発眼卵の検卵作業

河川調査

桜が満開

ニジマスの
発眼卵の検卵作業

ニジマスの
発眼卵の検卵作業

ニジマスの
発眼卵の検卵作業

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