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せかぶ日誌
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2020 年 2 月

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< 1 月  3 月 >


2020 2 28 日 (金)
飼育魚の体サイズ測定
 





 先日、下呂支所でアユカケの体サイズ測定を行いました。

 同じ魚種であっても系統によって成長速度に差が生じることがありますし、同じ系統であっても飼育方法によって差が生じることもあります。下呂支所では、飼育魚の体サイズ測定を目的に応じて随時行っており、どれくらいの差異があるのかを調べています。




全長の測定




体重の測定





2020 2 27 日 (木)
ニジマスの採卵と人工受精
 





 下呂支所でニジマスの採卵と人工受精が始まりました。今年は暖冬で水温が高いようで親魚の成熟が進んでおり、例年より 10 日ほど早まりました。

 この後、4 月にかけて成熟した親魚を選別しながら採卵と人工受精を順次行う予定です。




親魚の選別作業




1 個体ずつ触診して、採卵可能な個体を選び出す





雌親魚からの採卵作業












受精前の洗卵作業 (等張液で卵を洗浄)




雄親魚からの採精作業




精液




受精前に精子の運動性を顕微鏡で確認




受精卵を卵管理水槽に収容





2020 2 26 日 (水)
アユの雌雄判別
 





 アユ稚魚の雌雄判別のため、解剖して生殖腺の観察を行いました。

 当研究所から出荷した精液で生産される全雌鮎が子持ちアユの効率的な生産に欠かせない種苗として高値で取引されるなど、メスのアユは養殖において重要視されます。

 アユの雌雄は、成熟魚であれば二次性徴の現れる臀鰭の形などから容易にわかりますが、未成熟の稚魚では外観からはわかりません。そこで、解剖して生殖腺を直接観察して雌雄判別するのですが、あまりに小さい時期では、染色した切片を顕微鏡下で観察しないと判別できないこともあります。単純な検鏡で簡易的に判別ができる魚のサイズを見つけ出すために、今回は大きな稚魚で観察実験を行いました。





2020 2 25 日 (火)
ニジマス親魚の選別作業
 





 下呂支所では、3 月から 4 月中旬にかけてニジマスの採卵と人工受精を実施する予定です。

 今日は、H 号池で飼育してきたニジマスの親魚を取り上げ、雌雄の選別作業を実施しました。親魚の成熟度合いを確認し、可能であれば、3 月の第 1 週目から採卵と人工受精を行う予定です。














2020 2 24 日 (月)
梅が開花
 





 下呂支所の敷地内の梅が開花しました。

 この梅の木は、例年は 3 月中・下旬に開花します (関連記事 : 2012 年 3 月 16 日、2015 年 3 月 27 日、2016 年 2 月 6 日、2017 年 3 月 20 日、2018 年 3 月 25 日、2019 年 2 月 27 日)。今年は暖冬のせいか、例年より早く開花しました。











2020 2 23 日 (日)
日本フライフィッシング協会 講演会
 





 東京都立産業貿易センター台東館 (東京都台東区) で日本フライフィッシング協会の講演会 「渓流魚の増殖方法:知ってほしいその長所と短所」 が開催されました。

 当研究所の職員は、ヤマメなど渓流魚の放流や産卵場造成の方法や、それらの長所および短所について解説しました。また、渓流釣りのルールを紹介するプログラム 「魚つりのはなし」 を実施し、体長制限や禁漁区の重要性について解説しました (関連記事 : 1 月 24 日)。




















2020 2 21 日 (金)
カジカの発眼卵の検卵作業
 





 先週に引き続き、下呂支所でカジカの発眼卵の検卵作業を実施しました (関連記事 : 1 月 30 日、2 月 5・14 日)。

 検卵完了後の発眼卵は、ふ化用の水槽に入れて管理しています。




検卵後の発眼卵




直径 約 2 mm 、重量 約 0.007 g





2020 2 20 日 (木)
環境収容力推定手法開発事業
成果検討会
 





 水産庁 「環境収容力推定手法開発事業」 の成果検討会が 19・20 日に東京海洋大学越中島キャンパス (東京都江東区) で開催されました。

 当研究所の職員は、今年度に実施したアユや渓流魚の調査結果について報告しました。








2020 2 19 日 (水)
カジカの採卵作業
 





 下呂支所でカジカの採卵が続いています (関連記事 : 1 月 23・27 日、2 月 3・13 日)。

 回収した卵は、卵管理用の水槽に移して管理しています。この後、発生が進んだ卵から、検卵作業(死卵や水カビの除去) を順次行う予定です (関連記事 : 1 月 30 日、2 月 5・14 日)。








2020 2 18 日 (火)
循環水槽の清掃
 





 本所の飼育水は井戸水を使っていますが、水量に限りがあるため循環ろ過をしながら飼育水量を確保しています。

 循環水の貯水槽には、残餌や糞などいろいろなものが沈殿しますので、定期的に清掃します。貯水槽は地下にあるため、くみ出す際に飛び散るヘドロと闘いながら作業を行いました。











2020 2 17 日 (月)
飼育池の維持管理
 





  下呂支所では、魚の飼育には井戸水と河川水を使用しています。ただし、井戸の水量に限界があるため、大部分の魚の飼育には河川水を使用しています。

 河川水は、飛騨川 (益田川) から水路を使って導入しています。飛騨川が増水すると、飼育池のスクリーンが落ち葉などで詰まりやすくなります。今日は、未明の雨で飛騨川が増水したため、早朝に職員が急遽出勤して水門の点検や飼育池のスクリーンの掃除など維持管理を行いました。











2020 2 14 日 (金)
カジカの発眼卵の検卵作業
 





 今週も下呂支所でカジカの発眼卵の検卵作業を実施しています (関連記事 : 1 月 30 日、2 月 5 日)。

 検卵作業では、卵塊をほぐしながら、死んだ卵をピンセットで取り除いていきます。根気がいりますが、カジカの養殖では非常に大事な作業です。











2020 2 13 日 (木)
カジカの採卵作業
 





 下呂支所でカジカの採卵を実施中です (関連記事 : 1 月 23・27 日、2 月 3 日)。

 回収した受精卵は、卵管理用の水槽に移しています。











2020 2 12 日 (水)
岐阜大学ラボツアー
 





 本所にて岐阜大学の教員 3 名のラボツアーを受け入れました。

 当所職員からの当研究所の活動・研究内容及び当研究所ホームページの紹介の後、所内を見学いただき、意見交換を行いました。今後の連携に向けて、大変有意義な情報交換ができました。

















2020 2 11 日 (火)
シンポジウム 「里海保全の最前線」
 





 8 日に東京大学で開催された、平成 31 年度水産多面的機能発揮対策支援事業 令和元年度シンポジウム 「里海保全の最前線」 に出席しました。

 水産業が環境保全や地域振興など様々な役割を果たす 「水産多面的機能」 に関する講演や活動報告等が行われ、近年問題となっている海洋ごみの対策のほか、沿岸や河川の環境保全、海の安全確保などについて討議されました。





2020 2 10 日 (月)
 





 下呂支所の敷地内に少しだけ雪が積もりました。今年は、特に雪が少なく、今日が初めての積雪となりました。

 雪が多いと敷地の除雪が大変です。一方で、雪が少ないと雪どけ水も少なくなるので、翌年の春に水不足になるおそれがあります。どちらも施設管理や魚の飼育に関わる問題なので、悩ましいところです。











2020 2 7 日 (金)
全国湖沼河川養殖研究会
アユ資源研究部会
 





 6・7 日に東京で開催された令和元年度アユ資源研究部会研究会および報告会に出席しました。

 アユ資源研究部会は、全国の多くの水産試験場などで構成している 「全国湖沼河川養殖研究会」 に設けられている、アユの種苗性や資源の持続的利用について調査研究や情報交換を行うための部会です。

 総会では、部会の活動や来年度計画の報告が、研究会では、講師講演、助言者話題提供、各県報告等が行われ、アユ資源の調査や漁場の造成などについて活発に討議が行われました。





2020 2 6 日 (木)
水温計のデータ回収
 





 下呂支所で水温計のデータ回収を行いました。

 下呂支所では、敷地内の井戸や水路など計 6 ヶ所で水温を計測しており、データ回収や電池交換を定期的に行っています。冬季は、他の時期と比べて電池の消耗が早いため、こまめに点検しています。





2020 2 5 日 (水)
カジカの発眼卵の検卵作業
 





 下呂支所でカジカの発眼卵の検卵作業を実施中です (関連記事 : 1 月 30 日)。

 検卵完了後の発眼卵は、ふ化用の水槽に入れて管理しています。







ふ化用の水槽





2020 2 4 日 (火)
井戸の水位が低下
 





 下呂支所の井戸は、水位の低い状態が現在も続いています。毎年この時期は、下呂支所に隣接する飛騨川(益田川) の水量が特に減少します。地下水の水位は飛騨川の水位と連動しているため、下呂支所の井戸も減水してしまいます。

 下呂支所では、アマゴ・ヤマメなどの稚魚の飼育 (関連記事 : 1 月 3 日) やカジカの産卵 (関連記事 : 1 月 23・27 日、2 月 3 日) に井戸水が不可欠です。井戸水の配分に細心の注意が必要で、職員の気苦労が絶えません。








2020 2 3 日 (月)
カジカの採卵作業
 





 先月に引き続き、下呂支所でカジカの採卵を実施中です (関連記事 : 1 月 23・27 日)。

 回収した受精卵は、卵管理用の水槽に移しています。














記 事


飼育魚の
体サイズ測定

ニジマスの
採卵と人工受精

アユの雌雄判別

ニジマス親魚の
選別作業

梅が開花

日本フライ
フィッシング協会
講演会

カジカの
発眼卵の検卵作業

環境収容力
推定手法開発事業
成果検討会

カジカの採卵作業

循環水槽の清掃

飼育池の維持管理

カジカの
発眼卵の検卵作業

カジカの採卵作業

岐阜大学ラボツアー

シンポジウム
「里海保全の
最前線」



全国湖沼河川
養殖研究会
アユ資源研究部会

水温計のデータ回収

カジカの
発眼卵の検卵作業

井戸の水位が低下

カジカの採卵作業

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