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2018 年 11 月

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2018 11 30 日 (金)
全国内水面漁場管理委員会連合会
中日本ブロック協議会の視察
 





 全国内水面漁場管理委員会連合会中日本ブロック協議会が本所に来訪されました。

 構成する 14 府県の内水面漁場管理委員会の会長と事務局員の方々に、用水路改良による水田域での魚類増殖、河川でのアユおよび渓流魚の増殖についての当研究所の研究成果を説明しました。質疑応答も行われ、皆様から熱い質問をお受けしました。





2018 11 29 日 (木)
渓流で魚類調査
 





 今日も渓流で魚類調査を行いました。

 今日の調査は昨日とは別の渓流で実施し、イワナとアマゴの生息を確認しました。




イワナ




アマゴ





2018 11 28 日 (水)
渓流で魚類調査
 





 渓流で魚類調査を行いました。

 今日の調査では、アマゴの生息が確認されました。








2018 11 27 日 (火)
井戸の遮光シートの取り外し
 





 下呂支所で井戸の遮光シートの取り外しを行いました。

 井戸の中に藻が生えると配水管が詰まりやすくなるので、春から秋は、藻が生えないよう井戸に遮光シートをかぶせています (関連記事 : 3 月 28 日)。しかし、冬は、雪の重みで破れる恐れがあるので、毎年、雪が降る前に遮光シートを取り外すようにしています。



















2018 11 26 日 (月)
井戸水の殺菌灯の交換
 





 今週、下呂支所で井戸水の殺菌灯の交換作業を行いました。

 下呂支所では、卵の管理や稚魚の飼育に井戸水を使用しています。ふ化仔魚や稚魚は特に病気に弱いため、飼育用水の殺菌が不可欠です。




















2018 11 24 日 (土)
カワウの調査
 





 先日、県南部でカワウの調査を行いました。

 今年の秋、県内のカワウの数は比較的少なったようですが、それでも今回、いくつかのねぐらでカワウの群れを確認しました。





2018 11 23 日 (金)
アマゴ・ヤマメの発眼卵をふ化室に収容
 





 先日、下呂支所でアマゴ・ヤマメの発眼卵をふ化室に収容しました。ふ化室への収容は、検卵 (関連記事 : 11 月 16 日) が完了したものから順次行っています。

 ふ化室では、まず 「ふ化盆 (ふかぼん)」 と呼ばれる枠付きの金網に発眼卵を 500〜1000 粒ずつ小分けして入れます。ふ化盆はいくつか重ねた状態で上下をひもで固定し、ふ化水槽の中に設置します。ふ化水槽では、ふ化盆の中で発眼卵をふ化させた後、仔魚期の終わりまで収容しています。











2018 11 22 日 (木)
飼育魚の移動
 





 下呂支所で飼育魚の移動を行いました。

 下呂支所では、主に屋外の飼育池でアマゴやニジマスなどを飼育しています。魚が混みあっている飼育池では病気が発生しやすくなるので、個体数や体サイズに応じて、より大きい池に魚を移し替えるか、いくつかの池に分けて飼育するようにしています。

 今回の作業では、A 号池で飼育していたアマゴやヤマメを B 号池に、ふ化室の水槽で飼育していたニジマスを A 号池にそれぞれ移動させました。

















2018 11 21 日 (水)
環境収容力推定手法開発事業
調査地視察・研究打ち合わせ
 





 平成 30 年度 「環境収容力推定手法開発事業」 の渓流魚の課題の調査地視察と研究打ち合わせを 20・21 日に行いました。

 20 日は、群馬県水産試験場の魚類調査を視察しました。21日は、国立研究開発法人水産研究・教育機構水産総合研究センター中央水産研究所で調査内容について協議しました。











2018 11 20 日 (火)
イワナの採卵と人工受精
 





 下呂支所でイワナの採卵と人工受精を実施しました。

 今回の作業では、イワナ 1 系統の採卵と人工受精を行いました。今シーズンのアマゴ・ヤマメ・イワナの採卵と人工受精は、今日の作業で完了しました。











2018 11 19 日 (月)
引き網の補修
 





 下呂支所で引き網の補修を行いました。

 引き網は、飼育池の魚の取り上げに使用する道具です。使用頻度が高いので、よくほつれたり穴が開いたりしますが、その都度、職員が手作業で補修して、少しでも長く使用できるようにしています。











2018 11 18 日 (日)
取水口の維持管理
 





 下呂支所のある飛騨地方では、山からの大量の落ち葉が川を流れてきます (関連記事 : 11 月 11 日)。

 風が強い日などは短時間で大量の落ち葉が流れてくるため、取水口のスクリーンが詰まることがあります。そうなると晴天でも飼育池の水位が突然下がりますので、職員は慌ててスクリーン掃除に川まで出かけていくことになります。





2018 11 16 日 (金)
アマゴ・ヤマメの発眼卵の検卵作業
 





 下呂支所でアマゴ・ヤマメの発眼卵 (はつがんらん) の検卵 (けんらん) 作業を実施中です。

 発生の最終段階の卵は、発現した眼球が透けて見えることから 「発眼卵」 と呼ばれます。卵は、受精後しばらくの間は安静が必要ですが、発眼卵の段階になると外部からの衝撃に比較的強くなり、収容水槽から取り出すことができるので、生卵と死卵とを分別する作業が可能になります。死卵は、放置すると水カビ発生の原因となるので取り除かなければなりません。

 これらの作業は 「検卵」 と呼ばれ、卵の出荷やふ化室への移送の前に必ず行っています。検卵が終了した発眼卵は、養殖業者への出荷や当研究所での継代飼育などに使用しています。




検卵機




白っぽく変色したものが死卵 (中央)
橙色のものが生卵 (周囲)




検卵機を使用しても死卵が残るため、
目視観察と手作業による検卵が不可欠





目視観察と手作業による検卵
死卵を 1 粒ずつ手作業で除去)





2018 11 15 日 (木)
渓流で魚類調査
 





 15 日も渓流で魚類調査を行いました。

 今回の調査は 12 日と同じ渓流の上流側の 2 ヶ所で実施し、1 ヶ所目ではイワナ・アマゴ、2 ヶ所目ではイワナ・アマゴ・ニジマスの生息を確認しました。







イワナ





2018 11 14 日 (水)
職場体験学習
 





 13・14 日の 2 日間、下呂市立萩原北中学校 2 年生の生徒 1 名が職場体験学習のため下呂支所に来訪しました。

 今回は、ヤマメ・イワナの採卵と人工受精、ニジマスへの給餌、敷地内の実験水路での魚類相調査などを行いました。








2018 11 13 日 (火)
ヤマメ・イワナの採卵と人工受精
 





 下呂支所でヤマメ・イワナの採卵と人工受精を実施しました。

 今日の作業では、ヤマメ 3 系統とイワナ 1 系統の採卵と人工受精をそれぞれ行いました。







雌親魚の選別作業




1 個体ずつ触診して、採卵可能な個体を選び出す




雌親魚からの採卵作業









雄親魚からの採精作業




精液




受精前に精子の運動性を顕微鏡で確認




受精作業





2018 11 12 日 (月)
渓流で魚類調査
 





 先週に引き続き、渓流で魚類調査を行いました。

 今日の調査は先週とは別の渓流で実施し、イワナ・アマゴ・ニジマス・タカハヤ・コイ・カジカ大卵型の生息を確認しました。また、イワナとアマゴとの交雑と考えられる個体も発見されました (関連記事 : 2009 年 6 月 8 日・7 月 14 日、2010 年 7 月 8 日、2011 年 7 月 26 日・9 月 14 日、2012 年 8 月 7 日・11 月 20 日、2015 年 6 月 1 日・7 月 21 日・11 月 13 日、2016 年 4 月 22 日・8 月 8 日、2017 年 6 月 6 日、2018 年 7 月 11 日)。




上側: イワナ、下側: アマゴ
中間: 交雑と考えられる個体






2018 11 11 日 (日)
落ち葉
 





 紅葉が盛期となっていますが、下呂支所では落ち葉との戦いを迎えています。

 落ち葉は川へ大量に流れ込むと、取水口のスクリーンを詰まらせ、飼育池への注水を妨げます。特にホオノキの葉は表面積が広い上に、肉厚で多少の水圧では破れないことからスクリーンにはり付くと少数でも通水を妨げてしまいます。

 大きくて丈夫という特徴を利用して郷土料理 「朴葉寿司 (関連記事 : 2013 年 5 月 31 日・6 月 11 日、2015 年 5 月 6 日、2016 年 6 月 16 日、2017 年 6 月 4 日)」 にも使われるホオノキの葉ですが、その特徴ゆえに取水口の管理上は厄介者です。




取水口のスクリーンに張り付いたホオノキの葉





2018 11 9 日 (金)
飼育池の掃除
 





 下呂支所で飼育池の掃除を行いました。

 魚を飼育している池では、残餌や排泄物の掃除が必要です。また、水源の飛騨川 (益田川) の増水時に濁った水が流入すると飼育池の底に泥が堆積するので、その都度、掃除しなければなりません。使用していない池でも藻が生えたり落ち葉がたまったりするので、使用を再開する前に掃除するようにしています。








2018 11 8 日 (木)
渓流で魚類調査
 





 今日も渓流で魚類調査を行いました。

 今日の調査は昨日と同じ渓流の下流側の区間で実施し、イワナとカジカ大卵型の生息を確認しました。




カジカ大卵型





2018 11 7 日 (水)
渓流で魚類調査
 





 渓流で魚類調査を行いました。

 今日の調査では、イワナ・アマゴ・タカハヤ・アブラハヤ・カジカ大卵型の生息が確認されました。




アマゴ




アブラハヤ





2018 11 6 日 (火)
ヤマメの採卵と人工受精
 





 先週に引き続き、下呂支所でヤマメの採卵と人工受精を実施しました。

 今日の作業では、ヤマメ 3 系統の採卵と人工受精をそれぞれ行いました。来週は、イワナの採卵と人工受精も行う予定です。







雌親魚からの採卵作業




雄親魚からの採精作業




受精前に精子の運動性を顕微鏡で確認




受精作業




卵管理水槽に受精卵を収容





2018 11 5 日 (月)
全国水産試験場長会 全国大会
 





 山形県鶴岡市で全国水産試験場長会全国大会が開催されました。

 全国水産試験場長会は、1955 年 (昭和 30 年) 4 月に、水産試験研究を充実させ、積極的な活動をするために各都道府県の水産試験研究機関の長を会員として発足した組織です。2011 年 (平成 23 年) 4 月には、地方における水産試験研究の持続的な発展を図り、水産業の振興に寄与することを目的とする組織として改組されています。

 今回の大会では、全国水産試験場長会会長賞の表彰式で当研究所の 「渓流魚 (アマゴ) の親魚放流技術の確立」 に賞が授与されました。全国水産試験場長会会長賞は、地域の水産業の発展に大きく貢献すると認められる研究業績や、今後の水産試験研究の発展に寄与すると認められる研究業績の中から選定され、今回は海面で 2 件、内水面で 1 件 (当研究所) が表彰されました。





2018 11 4 日 (日)
アマゴ産卵観察会
 





 昨日と今日、清流長良川あゆパーク (郡上市白鳥町) でアマゴ産卵観察会が開催されました。

 当研究所の職員は、アマゴの産卵について解説するとともに、人工産卵場造成 (関連記事 : 2009 年 10 月 12 日、2018 年 10 月 22・25 日) の取り組みを紹介しました。











2018 11 3 日 (土)
養殖魚の魚病診断
 





 1 日に下呂支所に県内の養殖場から魚病診断の依頼がありました。

 今回、診断の依頼があったのはカジカです。養殖場は、自然界よりも高い密度で魚を飼育しており、病気が蔓延すると大きな被害が出る恐れがあるので、原因の把握と適切な対応が不可欠です。当研究所では、寄生虫・細菌・ウイルスの有無など確認して死亡原因を調べ、養殖業者に対応策を指導しています。








2018 11 2 日 (金)
アマゴ・ヤマメの採卵と人工受精
 





 下呂支所でアマゴ・ヤマメの採卵と人工受精を実施しました。

 今日の作業では、アマゴ 4 系統とヤマメ 2 系統の採卵と人工受精をそれぞれ行いました。

 同じ種の同じ系統の魚で、かつ同じ池で飼育してきた魚であっても、成熟の時期には個体差 (最大で半月ほど) が生じます。そのため、シーズン中は週 2 回、親魚の成熟度合いを繰り返し確認して採卵可能な個体だけを毎回選び出し、採卵と人工受精を行うようにしています。




雌親魚からの採卵作業












雄親魚殻の採精作業




精液




受精前に精子の運動性を顕微鏡で確認




受精作業





2018 11 1 日 (木)
カジカ養殖業者の指導
 





 カジカの養殖に取り組む 「カジカ養殖研究会」 のメンバー に対して飼育状況の確認を行いました。

 これからカジカの採卵シーズンとなってきますので、採卵計画や飼育管理等に関して指導を行いました。











記 事


全国内水面漁場管理
委員会連合会
中日本ブロック
協議会の視察

渓流で魚類調査

渓流で魚類調査

井戸の遮光シートの
取り外し

井戸水の
殺菌灯の交換

カワウの調査

アマゴ・ヤマメの
発眼卵をふ化室に
収容

飼育魚の移動

環境収容力
推定手法開発事業
調査地視察・
研究打ち合わせ

イワナの
採卵と人工受精

引き網の補修

取水口の維持管理

アマゴ・ヤマメの
発眼卵の検卵作業

渓流で魚類調査

職場体験学習

ヤマメ・イワナの
採卵と人工受精

渓流で魚類調査

落ち葉

飼育池の掃除

渓流で魚類調査

渓流で魚類調査

ヤマメの
採卵と人工受精

全国水産試験場長会
全国大会

アマゴ産卵観察会

養殖魚の魚病診断

アマゴ・ヤマメの
採卵と人工受精

カジカ養殖業者の
指導


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