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2017 年 10 月

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< 9 月  11 月 >


2017 10 31 日 (火)
アマゴ・ヤマメの採卵と人工受精
 





 先週に引き続き、下呂支所でアマゴ・ヤマメの採卵と人工受精を実施しました。

 今日の作業では、アマゴ 3 系統とヤマメ 2 系統の採卵と人工受精をそれぞれ行いました。アマゴについては、今回の作業で完了しました。ヤマメについては、引き続き、採卵と人工受精を実施する予定です。




雌親魚からの採卵作業




受精前の洗卵作業 (等張液で卵を洗浄)




雄親魚からの採精作業




精液




受精前に精子の運動性を顕微鏡で確認




受精作業





2017 10 30 日 (月)
 





 台風が過ぎ去った翌日、東京や近畿地方では木枯らし 1 号が発表されました。

 この日、下呂支所では寒い益田風 (関連記事 : 2014 年 1 月 6 日) が吹くなか職員が外で作業を行っていると、突如虹が現れました (関連記事 : 2011 年 7 月 27 日・2014 年 9 月 25 日)。











2017 10 29 日 (日)
台風22号
 





 台風 22 号の接近に伴い、飛騨地方南部でも風雨が強まりました。

 下呂支所の水路や飼育池では、飛騨川 (益田川) の増水によって落ち葉などの流下物が大幅に増加したため、職員が急遽出勤してその除去作業に当たりました。








2017 10 28 日 (土)
渓流魚の人工産卵河川の整備
 





 高山市奥飛騨温泉郷の蒲田川にある渓流魚の人工産卵河川で産卵場整備が高原川漁業協同組合の主催で実施されました (関連記事 : 9 月 29 日・10 月 2 日)。

 当研究所の職員は、産卵場整備の必要性や作業の手順について解説しました。


参考文献

岸 大弼・コ原哲也.2017.岐阜県下呂市馬瀬に整備
  された人工産卵河川の物理環境およびイワナの
  産卵状況.応用生態工学,19: 221-231.
  < 外部リンク >

岸 大弼・上田利章・徳田幸憲・コ原哲也.2017.渓流魚
  人工産卵河川における産卵場整備での砂利の使用
  量.岐阜県水産研究所研究報告,62: 9-13.
  < PDF >











2017 10 27 日 (金)
アマゴ・ヤマメの採卵と人工受精
 





 今日も下呂支所でアマゴ・ヤマメの採卵と人工受精を実施しました。

 今日の作業では、アマゴ 3 系統とヤマメ 2 系統の採卵と人工受精をそれぞれ行いました。各魚種の各系統の親魚の成熟度合いに応じて、引き続き、採卵と人工受精を行う予定です。




雌親魚の選別作業




1 個体ずつ触診して、
採卵可能な個体を選び出す




雌親魚からの採卵作業












卵管理水槽に受精卵を収容





2017 10 26 日 (木)
渓流魚の増殖に関する担当者研修会
 





 下呂市萩原町の岐阜県下呂総合庁舎で岐阜県漁業協同組合連合会の 「渓流魚の増殖に関する担当者研修会」 が開催されました。

 当研究所の職員は、アマゴなどの稚魚放流の実施時期・放流密度・種苗の系統について解説しました。








2017 10 25 日 (水)
井戸水の殺菌灯の交換
 





 先週、下呂支所で井戸水の殺菌灯の交換作業を行いました。

 下呂支所では、卵の管理や稚魚の飼育に井戸水を使用しています。ふ化仔魚や稚魚は特に病気に弱いため、飼育用水の殺菌が不可欠です。

















2017 10 24 日 (火)
第2回カワウ被害広域対策連携会議
 





 漁業被害が問題になっているカワウへの対策を話し合うため、第 2 回カワウ被害広域対策連携会議が可茂地域で開かれました。





2017 10 23 日 (月)
アマゴ・ヤマメの採卵と人工受精
 





 下呂支所でアマゴ・ヤマメの採卵と人工受精を実施しました。

 今日の作業では、アマゴ 4 系統とヤマメ 1 系統の採卵と人工受精をそれぞれ行いました。




受精前の洗卵作業 (等張液で卵を洗浄)




雄親魚からの採精作業




精液




受精前に精子の運動性を顕微鏡で確認




受精作業





2017 10 22 日 (日)
台風21号
 





 台風 21 号の接近に伴い、飛騨地方南部でも大雨警報が発令されました。

 下呂支所の水路や飼育池では、飛騨川 (益田川) の増水によって落ち葉などの流下物が大幅に増加したため、職員が夜を徹してその除去作業に当たりました。











2017 10 21 日 (火)
サワガニ
 





 先日、下呂支所の庁舎内の廊下でサワガニが発見されました。通用口から無断で入ってきたようです。

 サワガニは、ヒル (関連記事 : 2013 年 10 月 23 日・2014 年 5 月 27 日・2015 年 10 月 14 日・2016 年 10 月 31 日) と違って職員の血を吸うおそれはないので、いつも大目に見ています。








2017 10 20 日 (金)
アマゴの採卵と人工受精
 





 下呂支所でアマゴの採卵と人工受精を実施しました。

 今日の作業では、アマゴ 4 系統の採卵と人工受精をそれぞれ行いました。各魚種の各系統の親魚の成熟度合いに応じて、来週も採卵と人工受精を行う予定です。














2017 10 19 日 (木)
養殖魚の魚病診断
 





 13 日に下呂支所に県内の養殖場から魚病診断の依頼がありました。

 今回、診断の依頼があったのはニジマスです。養殖場は、自然界よりも高い密度で魚を飼育しており、病気が蔓延すると大きな被害が出る恐れがあるので、原因の把握と適切な対応が不可欠です。当研究所では、寄生虫・細菌・ウイルスの有無など確認して死亡原因を調べ、養殖業者に対応策を指導しています。








2017 10 18 日 (水)
渓流で魚類調査
 





 今日も渓流で魚類調査を行いました。

 今日の調査は 5・10 日と同じ渓流のさらに上流側の区間で実施し、イワナの生息を確認しました。








2017 10 17 日 (火)
アマゴの採卵と人工受精
 





 先週に引き続き、下呂支所でアマゴの採卵と人工受精を実施しました。

 今日の作業では、アマゴ 4 系統の採卵と人工受精をそれぞれ行いました。




雌親魚の選別作業




1 個体ずつ触診して、
採卵可能な個体を選び出す





雌親魚からの採卵作業










2017 10 16 日 (月)
渓流で魚類調査
 





 渓流で魚類調査を行いました。

 今日の調査は先週とは別の渓流で実施し、イワナとカジカ大卵型の生息を確認しました。








2017 10 15 日 (日)
産卵を終えたアマゴ
 





 下呂支所ではアマゴの採卵が最盛期を迎えています。

 一方で、一足早く河川で産卵を終え、力尽きたアマゴ (雄個体) が取水口に流れついていました。











2017 10 14 日 (土)
毒キノコ!?
 





 この季節になるとマツタケが売られているのをよく見かけます。

 下呂支所では、松の木の下にマツタケではなく、正体不明のキノコがたくさん生えています。




















2017 10 13 日 (金)
アマゴの採卵と人工受精
 





 下呂支所で秋季の採卵と人工受精の作業が始まりました。これから来月にかけて、アマゴ・ヤマメ・イワナの採卵と人工受精の作業が続きます。

 今日は、アマゴ 2 系統の採卵と人工受精をそれぞれ行いました。各魚種の各系統の親魚の成熟度合いを確認しながら、採卵と人工受精を順次行う予定です。




雌親魚の選別作業




1 個体ずつ触診して、
採卵可能な個体を選び出す





雌親魚からの採卵作業















卵管理水槽に受精卵を収容





2017 10 12 日 (木)
人工産卵河川で魚類調査
 





 昨日に引き続き、渓流魚の人工産卵河川で魚類調査が実施されました。

 今日の調査でも、イワナ・ヤマメ・イワナとヤマメの交雑個体の生息が確認されました。








2017 10 11 日 (水)
人工産卵河川で魚類調査
 





 渓流魚の人工産卵河川で魚類調査が実施されました。

 今回の調査では、イワナとヤマメの生息が確認されました。また、イワナとヤマメの交雑と考えられる個体も確認されました。








2017 10 10 日 (火)
渓流で魚類調査
 





 先週に引き続き、渓流で魚類調査を行いました。

 今日は、先週と同じ渓流の上流側の区間を調査し、イワナの生息を確認しました。








2017 10 9 日 (月)
カジカ養殖業者の巡回
 





 先週に引き続き、飛騨市・郡上市でカジカの養殖に取り組んでいる 「カジカ養殖研究会」 のメンバー 2 軒に対して飼育状況の確認を行いました。

 各自が工夫を凝らしながら飼育しており、非常に感心しました。これからカジカの採卵シーズンとなってきますので、採卵計画や飼育管理等に関して意見交換を行いました。








2017 10 6 日 (金)
アマゴ親魚の選別作業
 





 下呂支所では、今月中旬から来月下旬にかけてアマゴ・ヤマメ・イワナの採卵と人工受精を実施する予定です。

 今日は、A 号池でアマゴ親魚の選別作業を実施しました。親魚の成熟度合いを確認しながら、早ければ来週に採卵と人工受精を開始する予定です。











2017 10 5 日 (木)
渓流で魚類調査
 





 渓流で魚類調査を行いました。

 今日の調査では、イワナの生息が確認されました。来週は、同じ渓流の上流側の区間で調査を行う予定です。








2017 10 4 日 (水)
アユカケの全長・体重測定
 





 下呂支所では、アユカケを異なる密度で飼育し、1 ヶ月に 1 度、全長と体重を測定しています (関連記事 : 2016 年 1 月 12・14 日)。

 魚が弱らないよう迅速に作業を行うことを心がけています。











2017 10 3 日 (火)
カジカ養殖業者の巡回
 





 高山市・飛騨市でカジカの養殖に取り組んでいる 「カジカ養殖研究会」 のメンバー 4 軒に対して飼育状況の確認を行いました。

 各自が工夫を凝らしながら飼育しており、非常に感心しました。これからカジカの採卵シーズンとなってきますので、採卵計画や飼育管理等に関して意見交換を行いました。








2017 10 2 日 (月)
人工産卵河川の産卵場整備に必要な
砂利の量
 





 渓流魚の人工産卵河川は、野生個体の自然繁殖の促進を目的とするもので、旧河道または水路の転用、あるいは新規掘削により流路が造成されています。

 人工産卵河川では、流路に単に導水するだけでは産卵適地が形成されないため、産卵場の整備が不可欠です (関連記事 : 9 月 29 日)。産卵場の整備に使用する砂利の量は、これまで基準がなく、経験則で判断されていたのが実情でした。そこで当研究所では、2009 年に馬瀬川人工産卵河川および 2015 年に蒲田川人工産卵河川において砂利の量の定量評価を行いました。




馬瀬川人工産卵河川における
産卵場の整備作業
(2009 年)




蒲田川人工産卵河川における
産卵場の整備作業 (2015 年)






 調査の結果、産卵場 1 m2あたりの砂利の平均重量 (平均体積) は、馬瀬川人工産卵河川で 117.9kg (0.083 m3)、蒲田川人工産卵河川で120.9kg (0.096 m3) でした。

 これらの結果から、人工産卵河川における産卵場の整備に必要な砂利の量は、1 m2あたり 120kg (0.09 m3) が目安として提示されました。



参考文献

岸 大弼・上田利章・徳田幸憲・コ原哲也.2017.渓流魚
  人工産卵河川における産卵場整備での砂利の使用
  量.岐阜県水産研究所研究報告,62: 9-13.
  < PDF >








記 事


アマゴ・ヤマメの
採卵と人工受精



台風22号

渓流魚の
人工産卵河川の整備

アマゴ・ヤマメの
採卵と人工受精

渓流魚の増殖に
関する担当者研修会

井戸水の
殺菌灯の交換

第2回カワウ被害
広域対策連携会議

アマゴ・ヤマメの
採卵と人工受精

台風21号

サワガニ

アマゴの
採卵と人工受精

養殖魚の魚病診断

渓流で魚類調査

アマゴの
採卵と人工受精

渓流で魚類調査

産卵を終えたアマゴ

毒キノコ!?

アマゴの
採卵と人工受精

人工産卵河川で
魚類調査

人工産卵河川で
魚類調査

渓流で魚類調査

カジカ養殖業者の
巡回

アマゴ親魚の
選別作業

渓流で魚類調査

アユカケの
全長・体重測定

カジカ養殖業者の
巡回

人工産卵河川の
産卵場整備に
必要な砂利の量


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