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2016 年 10 月

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< 9 月  11 月 >


2016 10 31 日 (月)
ヒル
 





 渓流での調査中にヤマビルの襲撃を受けました (関連記事 : 2013 年 10 月 23 日・2014 年 5 月 27 日・2015 年 10 月 14 日)。この個体は、音もなく忍び寄って吸血を開始した後、しばらくして偶然それに気付いた職員を恐慌状態に陥れました。

 ヤマビルは、身体への影響は軽微であるものの精神面での衝撃は甚大であり、著しい敗北感をもたらす恐るべき生物です。それでも当研究所の職員は、めげずに調査に勤しんでいます。

















2016 10 29 日 (土)
カマキリ
 





 先日、下呂支所の庁舎にカマキリがやってきました。

 カマキリは、ときどき下呂支所の庁舎に現れます (関連記事 : 2016 年 8 月 7 日・9 月 28 日)。しかし、ヒル (関連記事 : 2013 年 10 月 23 日・2014 年 5 月 27 日・2015 年 10 月 14 日・2016 年 10 月 31 日) のように職員の血を吸うおそれはないので、いつも大目に見ています。











2016 10 28 日 (金)
アマゴやヤマメの採卵と人工受精
 





 今日も下呂支所でアマゴやヤマメの採卵と人工受精を実施しました。

 今日は、アマゴ 1 系統とヤマメ 3 系統の採卵と人工受精をそれぞれ行いました。各魚種の各系統の親魚の成熟度合いを確認しながら、来週も採卵と人工受精を行う予定です。




親魚の選別作業




1 個体ずつ触診して、採卵可能な個体を選び出す




受精前の洗卵作業 (等張液で卵を洗浄)




卵管理水槽に受精卵を収容





2016 10 27 日 (木)
渓流魚の産卵状況の調査
 





 10 月上旬から渓流魚の産卵状況を調査中です。

 今日は、計 12 ヶ所を巡回し、そのうち 2 ヶ所でアマゴの産卵行動を、別の 2 ヶ所でイワナの産卵行動を確認しました。







アマゴ




イワナ





2016 10 26 日 (水)
渓流で魚類調査
 





 渓流で魚類調査を行いました。

 今日の調査は 3 ヶ所で実施し、1 ヶ所目でイワナ・アマゴ・カジカ大卵型、2 ヶ所目でイワナ・アマゴ・アジメドジョウ・カジカ大卵型、3 ヶ所目でイワナ・アマゴ・タカハヤ・カジカ大卵型の生息を確認しました。







カジカ大卵型





2016 10 25 日 (火)
アマゴやヤマメの採卵と人工受精
 





 先週に引き続き、下呂支所でアマゴやヤマメの採卵と人工受精を実施中です。

 今日は、アマゴ 1 系統とヤマメ 1 系統の採卵と人工受精をそれぞれ行いました。




親魚の選別作業 (1 個体ずつ触診して、
採卵可能な個体を選び出す)





雄親魚からの採精作業




精液









受精作業





2016 10 24 日 (月)
アマゴなどの受精卵の管理
 





 下呂支所では、来月にかけてアマゴ・ヤマメ・イワナの採卵と人工受精を順次実施する予定で、現在はアマゴとヤマメの採卵を実施しています (関連記事 : 10 月 14・18・21 日)。

 受精卵は、アマゴやヤマメでは15 度以下、イワナでは 11 度以下の水温で管理する必要があります。しかし、井戸水が 16 度とこの時期にしては高いため、卵管理水槽に収容中の受精卵への悪影響が心配される状況です。下呂支所では、卵管理水槽の配管を一時的に組み替えて冷却装置を追加し、管理用水の冷却を行っています。




卵管理水槽




冷却装置





2016 10 22 日 (土)
イワナの人工産卵河川の整備
 





 高山市奥飛騨温泉郷の蒲田川でイワナの人工産卵河川の整備が高原川漁業協同組合の主催により実施されました (関連記事 : 9 月 27 日)。

 当研究所の職員は、昨年の整備作業の際に実施したアンケート結果を報告し、従事者の年齢層の特徴や整備作業に対する従事者の意識についてスライドで発表しました。














2016 10 21 日 (金)
アマゴの採卵と人工受精
 





 下呂支所でアマゴの採卵と人工受精を実施しました。

 今日の作業では、アマゴ 2 系統の採卵と人工受精をそれぞれ行いました。各魚種の各系統の親魚の成熟度合いに応じて、来週も採卵と人工受精を行う予定です。







親魚の選別作業




1 個体ずつ触診して、採卵可能な個体を選び出す





2016 10 20 日 (木)
ヤマカガシ
 





 下呂支所の飼育池にヤマカガシが現れました (関連記事 : 5 月 19・28 日)。全長約 1 m とそれほど大きくない個体でしたが、臆することなく庁舎に出入りして職員を恐慌状態に陥れました。

 下呂支所は、飛騨川 (益田川) の河原の薮がすぐ近くにあるためか、敷地内にさまざまなヘビが現れます (関連記事 : 2010 年 5 月 2 日)。ヘビは、アオサギ (関連記事 : 2013 年 3 月 20 日・11 月 26 日、2014 年 7 月 21 日、2015 年 1 月 8 日) などの水鳥と違って、飼育魚を食害する心配はありません。ただし、ときどきマムシやヤマカガシといった毒蛇も現れるので、草むらに近い場所では足元に注意しながら作業を行っています。











2016 10 19 日 (水)
職場体験学習
 





 18〜20 日の 3 日間、下呂市立竹原中学校 2 年生の生徒 1 名が職場体験学習のため下呂支所に来訪しました。

 今回は、ニジマスへの給餌やアマゴの採卵作業を行ったほか、ニジマスの解剖実習を行い、それぞれの臓器の機能について勉強しました。また、敷地内の実験水路でカワヨシノボリやウグイなどを採捕して形態を観察しました。











2016 10 18 日 (火)
アマゴやヤマメの採卵と人工受精
 





 先週に引き続き、下呂支所でアマゴやヤマメの採卵と人工受精を実施しました。

 今日の作業では、アマゴ 3 系統とヤマメ 1 系統の採卵と人工受精をそれぞれ行いました。




親魚の選別作業 (1 個体ずつ触診して、
採卵可能な個体を選び出す)




アマゴ 雌親魚




アマゴ 雄親魚





2016 10 17 日 (月)
ニホンカナヘビ
 





 先週、下呂支所の庁舎にニホンカナヘビがやってきました (関連記事 : 2012 年 12 月 24 日)。ニホンカナヘビは、ヘビ亜目ではなく、トカゲ亜目に分類される爬虫類です。ヘビではありません。

 ニホンカナヘビは、ヘビ (関連記事 : 2016 年 5 月 19・28 日、10 月 20 日) のように職員に巻きつくおそれはないので、大目に見ることにしました。

















2016 10 14 日 (金)
アマゴ・ヤマメの採卵と人工受精
 





 下呂支所で秋季の採卵と人工受精の作業が始まりました。これから来月にかけて、アマゴ・ヤマメ・イワナの採卵と人工受精の作業が続きます。

 今日は、アマゴ 2 系統とヤマメ 1 系統の採卵と人工受精をそれぞれ行いました。各魚種の各系統の親魚の成熟度合いを確認しながら、採卵と人工受精を順次行う予定です。




雌親魚からの採卵作業









精液




受精作業





2016 10 13 日 (木)
渓流で魚類調査
 





 今日も渓流で魚類調査を行いました。

 今日の調査は一昨日と同じ渓流の下流側の区間で実施し、イワナ・アマゴ・カジカ大卵型の生息を確認しました。




アマゴの雌 (上側) と 雄 (下側)






2016 10 12 日 (水)
カジカの飼育水槽の掃除
 





 下呂支所ではカジカの飼育にはタライを加工した小型の円形水槽を用いています。容量を小さくして比較的少量の注水でも水交換の速度を速めていることや、丸い形状かつ中央からの排水としているため、糞や残餌の水槽内での滞留は多くなく、普段の水槽掃除は省略することができます。しかし、水槽壁面には藻類が繁茂しており、長期にわたる飼育で繁茂しすぎた藻類は水面を少しずつ覆っていき、給餌等の妨げとなることもありますので、定期的に底面や壁面の藻類を除去して、水槽をリセットしています。

 この日は飼育魚を移動して水槽が空いたので、ついでに掃除を行いました。








2016 10 11 日 (火)
渓流で魚類調査
 





 渓流で魚類調査を行いました。

 今日の調査では、イワナ・アマゴ・タカハヤ・カジカ大卵型の生息が確認されました。




イワナ





2016 10 10 日 (月)
ツチガエルとサワガニ
 





 先日、下呂支所の庁舎にツチガエル (関連記事 : 2010 年 9 月 20 日) とサワガニ (関連記事 : 2016 年 7 月 4 日・9 月 19 日) が同時にやってきました。

 ツチガエルもサワガニも、ヘビ (関連記事 : 2016 年 5 月 19・28 日) と違って職員に巻きつくおそれはないので、大目に見ることにしました。







ツチガエル




サワガニ





2016 10 8 日 (土)
調査候補地の下見
 





 4 日に渓流魚の調査候補地の下見を行いました。

 今回は計 12 地点を巡回し、河川規模・水量・堰堤の位置などを確認しました。











2016 10 7 日 (金)
渓流魚の増殖に関する担当者研修会
 





 高山市荘川町の荘川総合センターで 「渓流魚の増殖に関する担当者研修会」 が岐阜県漁業協同組合連合会により開催されました。

 当研究所の職員は、発眼卵埋設放流・親魚放流・人工産卵場造成の方法についてスライドで解説した後、会場近くの渓流で人工産卵場造成などの作業の実演を行いました。





2016 10 6 日 (木)
給餌機の再配置
 





 台風 18 号の進路が北に外れたため、幸いなことに研究所の施設には特に影響がありませんでした。

 下呂支所では、朝から職員が給餌機の配置を元に戻す作業を行いました。





2016 10 5 日 (水)
人工産卵河川で魚類調査
 





 5・6 日に高原川漁業協同組合の魚類調査に同行しました。

 今回の調査は渓流魚の人工産卵河川で実施され、イワナ・ヤマメ・ニジマスの生息が確認されました。











2016 10 4 日 (火)
台風18号接近
 





 台風 18 号の接近に備えて、下呂支所では給餌機の移動等を行いました。





2016 10 3 日 (月)
イシガメ
 





 先日、下呂支所の飼育池の注水部分でイシガメが見つかりました (関連記事 : 2010 年 4 月 29 日・2015 年 8 月 21 日)。

 先月の大雨の際に水路に迷い込み、下呂支所まで流されてきたようです。














2016 10 2 日 (日)
錦鯉品評会
 





 山県市で錦鯉品評会が開催され、当研究所の職員が審査委員を務めました。

 出品された錦鯉は、いずれもすばらしい鯉で審査に苦労しました。全体総合優勝には、65 部 (大きさが 55〜65 cm の部) の紅白 (写真) が輝きました。透き通るような白地に模様と緋の良さが際立つ鯉でした。








2016 10 1 日 (土)
イタセンパラ塾
 





 羽島市の文化センターでイタセンパラについて市主催のイタセンパラ塾が行われ、本所の職員が講師としてイタセンパラの保全についてお話をしました。

 生き物に触ることに対して抵抗を示す子がいるかと心配していましたが、参加してくれた子供たちが夢中になって生き物に触れる姿はとても喜ばしいものでした。希少な生き物になればなるほど触れ合える機会が減ってしまいます。このような経験が子供たちの心によい形で残ってくれたらいいなと思っています。




イタセンパラ (国指定 天然記念物、
国内希少野生動植物種、環境省
レッドリスト絶滅危惧 IA 類 (CR) )








記 事


ヒル

カマキリ

アマゴやヤマメの
採卵と人工受精

渓流魚の
産卵状況の調査

渓流で魚類調査

アマゴやヤマメの
採卵と人工受精

アマゴなどの
受精卵の管理

イワナの人工
産卵河川の整備

アマゴの
採卵と人工受精

ヤマカガシ

職場体験学習

アマゴやヤマメの
採卵と人工受精

ニホンカナヘビ

アマゴ・ヤマメの
採卵と人工受精

渓流で魚類調査

カジカの
飼育水槽の掃除

渓流で魚類調査

ツチガエルと
サワガニ

調査候補地の下見

渓流魚の増殖に
関する担当者研修会

給餌機の再配置

人工産卵河川で
魚類調査

台風18号接近

イシガメ

錦鯉品評会

イタセンパラ塾


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せかぶ日誌 岐阜県水産研究所


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