トップページ



せかぶ日誌
バックナンバー





2016 年 5 月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

< 4 月  6 月 >


2016 5 31 日 (火)
渓流で魚類調査
 





 昨日に引き続き、渓流で魚類調査を行いました。

 今日は、昨日とは別の 2 ヶ所で調査を行い、1 ヶ所ではニホンウナギ・タカハヤ・アジメドジョウ・アカザ・カワヨシノボリ・カジカ大卵型、もう 1 ヶ所ではイワナ・アマゴ・アブラハヤ・アジメドジョウ・アカザ・カジカ大卵型の生息を確認しました。







アジメドジョウ





2016 5 30 日 (月)
渓流で魚類調査
 





 渓流で魚類調査を行いました。

 今日は、2 ヶ所で調査を行い、2 ヶ所ともイワナとカジカ大卵型の生息が確認されました。引き続き、別の渓流を調査する予定です。











2016 5 29 日 (日)
業務報告バックナンバーのPDF化が完了
 





 「業務報告」 は、水産試験場時代の 1970 年に発行を開始した冊子で、当研究所の組織・予算・試験研究などの概要を掲載しています。

 当研究所では、業務報告のバックナンバーの PDF 化とホームページへの追加を進めてきました (関連記事 : 1 月 22 日)。このほど、最後に残っていた昭和 43・44 年度 業務報告 (1970・1971 年発行) の PDF 化を行い、バックナンバーすべての PDF の追加が完了しました。これらの PDF は、当研究所ホームページ内の 「研究報告・業務報告」 ページに掲載しています。








2016 5 28 日 (土)
アオダイショウ
 





 下呂支所の温室内にアオダイショウが現れました (関連記事 : 2012 年 5 月 26 日・6 月 18 日、2014 年 5 月 29 日、2015 年 6 月 16 日・8 月 31 日・9 月 2 日)。

 全長は 1.2 m ほどで、先日、庁舎付近に現れたものとは別の個体です (関連記事 : 2016 年 5 月 19 日)。その後、この個体も臆することなく庁舎に出入りして職員を恐慌状態に陥れました。











2016 5 27 日 (金)
渓流で魚類調査
 





 渓流で魚類調査を行いました。

 今日は、先日とは別の渓流を調査し、イワナ・アマゴ・カワヨシノボリの生息を確認しました。来週は、別の渓流を調査する予定です。







イワナ





2016 5 26 日 (木)
飼育魚の移動
 





 下呂支所で飼育中のカジカの稚魚を人工海水から淡水に移し替えました (関連記事 : 4 月 25 日)。

 両側回遊性のカジカは、冬に川でふ化した仔魚はすぐに流下して海で生活し、春に稚魚に変態した後、川へ遡上してきます。下呂支所で飼育しているカジカも、仔魚は人工海水 (循環水槽) で飼育していますが、稚魚に変態した後は、淡水 (かけ流し水槽) での飼育に移行しています。




仔魚の飼育水槽 (人工海水 循環)




カジカの稚魚 (全長 約 25 mm)










稚魚の飼育水槽 (淡水 かけ流し)





2016 5 25 日 (水)
アユの標識作業と放流試験
 





 先月に引き続き、中津川市内の河川に標識したアユの稚魚を放流しました (関連記事 : 4 月 13・14 日)。1 個体ずつ、脂びれと腹びれを切って標識してあります。

 今年の 6 月から 8 月まで定期的に漁獲し、時期別の成長や残り具合などを調査していく予定です。








2016 5 24 日 (火)
渓流で魚類調査
 





 今日も渓流で魚類調査を行いました。

 今日は、昨日とは別の渓流を調査し、イワナ・アマゴ・カジカ大卵型・カワムツ・ウグイ・タカハヤ・アブラハヤ・アジメドジョウ・アカザ・カワヨシノボリの生息を確認しました。







カジカ大卵型





2016 5 23 日 (月)
渓流で魚類調査
 





 先週に引き続き、渓流で魚類調査を行いました。

 今日は、先週とは別の渓流を調査し、イワナ・アマゴ・ウグイ・タカハヤ・アブラハヤ・カワヨシノボリの生息を確認しました。




ウグイ





2016 5 20 日 (金)
岐阜大学 応用生物科学部
フィールド科学基礎実習
 





 岐阜大学応用生物科学部生産環境科学課程 1 年生が 「フィールド科学基礎実習」 で下呂支所に来訪しました。

 当研究所の職員は、下呂総合庁舎大会議室において、大型マス類の鮮度に関する研究やカジカの産卵期の変異に関する研究を紹介しました。その後、下呂支所の敷地内の見学では、飼育施設や業務内容について説明しました。











2016 5 19 日 (木)
アオダイショウ
 





 下呂支所の庁舎付近にアオダイショウが現れました (関連記事 : 2012 年 5 月 26 日・6 月 18 日、2014 年 5 月 29 日、2015 年 6 月 16 日・8 月 31 日・9 月 2 日)。

 全長約 1 m とそれほど大きくない個体でしたが、臆することなく庁舎に出入りして職員を恐慌状態に陥れました。











2016 5 18 日 (水)
巡回指導
 





 養殖業者への巡回指導を行いました。

 今回は下呂市の 1 軒を訪問し、飼育魚の流通状況や魚病の発生状況について聞き取りを行うとともに、飼育魚の生育状況を確認しました。








2016 5 17 日 (火)
イタセンパラの稚魚を展示中
 





 本所の見学通路の水槽でイタセンパラの稚魚を展示中です (関連記事 : 5 月 11 日)。

 写真の稚魚は、先月に浮上したもので、給餌を始めてからおよそ 1 ヶ月でここまで成長しました。天然記念物イタセンパラのかわいい稚魚が見られるのは今だけ! みなさま、ぜひ本所までお越しください。

 本所の見学通路では、研究内容を紹介するパネルや、岐阜県に分布している魚を水槽で展示しています。平日 9 時から 17 時まで見学可能です。通常の見学の場合は、予約は不要ですが、来所時に事務所の受付窓口へお越しください。団体で来所される場合や、当研究所の職員による解説を希望される場合には、事前にご連絡ください。なお、調査や飼育管理の都合上、ご要望にお応えできない場合があります。あらかじめご了承ください。





2016 5 16 日 (月)
渓流で魚類調査
 





 渓流で魚類調査を行いました。

 今日の調査では、イワナ・アマゴ・タカハヤ・カワヨシノボリの生息が確認されました。




アマゴ





2016 5 13 日 (金)
カジカの飼育指導
 





 郡上市でカジカの養殖に取り組んでいる 「カジカ養殖研究会」 のメンバーに対して飼育指導を行いました。

 今年の稚魚は順調に育っており、人工海水を用いていた循環水槽から、淡水かけ流しのタライ水槽に移す段階になってきました。今回は、稚魚や成魚の育成飼育の注意点、用水管理等について指導しました。











2016 5 12 日 (木)
アジメドジョウの仔魚
 





 アジメドジョウは伏流水が通っている礫中、つまり、地下で産卵します (関連記事 : 2009 年 12 月 25 日・2012 年 12 月 26 日)。初夏に稚魚となって川岸の緩やかな流れに姿を現すまで、ふ化した仔魚はその礫中で暮らしています。このため、川を探してもアジメドジョウの卵や仔魚を目にすることはありませんが、下呂支所での水槽飼育の場合、卵は目に見えるところに流れ出るように工夫され、ふ化から餌付けの時期にかけては別の水槽で卵を管理するので、ふ化や成長を観察することができます (関連記事 : 2010 年 4 月 16 日・2012 年 4 月 16 日)。ただし、産卵自体は伏流水の環境を模した人工産卵床中で行われるので、見ることができず、依然として産卵行動は謎に包まれたままです。

 人が目にすることができない状態で産卵するので、アジメドジョウは飼育していても卵を産むか、卵はふ化するかなどは、その時になってみないとわかりません。今年は、ほんの少ししか卵が産まれませんでした。そして、ふ化して仔魚となったのはわずか 1 個体でした。


参考文献

藤井亮吏・田口錠次.2012.アジメドジョウの人工
  産卵床と産卵水温.岐阜県河川環境研究所
  研究報告,57 : 15-21. < PDF >











2016 5 11 日 (水)
飼育魚の移動
 





 今週も下呂支所で飼育魚の移動を実施しています。
下呂支所では、主に屋外の飼育池でアマゴやニジマスなどを飼育しています。魚が混みあっている飼育池では病気が発生しやすくなるので、個体数や体サイズに応じて、より大きい池に魚を移し替えるか、いくつかの池に分けて飼育するようにしています。

 今週の作業では、アマゴの稚魚 3 系統・ヤマメの稚魚 1 系統・ニジマスの成魚 2 系統の移動を実施しました。














2016 5 10 日 (火)
ドジョウの大型個体
 





 下呂市内の水路で、普段見慣れない大きさのドジョウ (Misgurnus anguillicaudatus) が発見されました。全長 184 mm、標準体長 159 mm、体重 32.1g と、昨年見つかった個体 (関連記事 : 2015 年 6 月 2 日) ほどではなかったのですが、それでもなかなかの大物です。

 ドジョウは昔から日本各地で食用とされており、岐阜県でも南濃地方を中心に食べる風習があります。飛騨地方ではドジョウが好む暖かい水と泥底の止水が少ないこともあり、生息数が少なくあまり利用されていません。そのかわり流水性のアジメドジョウ (Niwaella delicata) というドジョウが食用として利用されています。姿はもちろん、料理方法も味も異なりますが、両種ともそれぞれの地元で昔から珍重されている食用魚です。




ドジョウ




アジメドジョウ





2016 5 9 日 (月)
イタセンパラの稚魚が浮上
 





 本所でイタセンパラの稚魚の浮上がピークを迎えています (関連記事 : 2015 年 4 月 6 日)。

 全長は 10 mm から大きい個体だと 20 mm を超えています。








2016 5 8 日 (日)
親子渓流釣り教室
 





 下呂市金山町で 「親子渓流釣り教室」 が開催されました。この企画は、馬瀬川下流漁業協同組合の主催により小学生とその保護者を対象に行われました。

 当日は晴天に恵まれ、100 名ほどの参加がありました。当研究所の職員は、飛騨地方に分布する魚類についてスライドや配布資料を使って解説しました。











2016 5 6 日 (金)
飼育魚の移動
 





 2 日に引き続き、下呂支所で飼育魚の移動を行いました。

 下呂支所では、主に屋外の飼育池でアマゴやニジマスなどを飼育しています。魚が混みあっている飼育池では病気が発生しやすくなるので、個体数や体サイズに応じて、より大きい池に魚を移し替えるか、いくつかの池に分けて飼育するようにしています。

 今回の作業では、F 号池で飼育していた大型のニジマスを H 号池に、A 号池で飼育していた中型のニジマスを F 号池に、ふ化室の水槽で飼育していたアマゴやヤマメの稚魚を A 号池にそれぞれ移動させました。










計数しながら 魚を新しい飼育池に入れる
(左手にカウンターを持っている)





2016 5 5 日 (木)
苔川の 「すのり」
 





 高山市の市街地に 「苔 (すのり) 川」 という変わった名前の川があります。この苔川は、宮川の支流のひとつで、江戸時代の文献にも記載されている川であり、高山市街ではよく知られている川のひとつです。

 河川名の 「すのり」 とは、かつてこの川に分布していた藻類で、カワモズク目カワモズク科の紅藻のことです。江戸時代中期の延享 2 年 (1745 年) に原典が編纂された 「飛州志」 ではこの川の 「簀海苔 (すのり)」 が当時の飛騨地方の産物のひとつに挙げられているほか、同 3 年 (1746 年) の 「飛騨國中案内」 では 「飛騨にて名物の すのりなり」 と紹介されており、実際に 1930 年代まで高山市内の料亭で精進料理の一品として供されていた由緒ある藻類です。




カワモズクの 1 種 (長良川水系)
緑色だが、紅藻に分類される




カワモズクの 1 種 (石川県)


 カワモズク科の紅藻は、国内では 20 種ほど確認されていますが、そのすべてが環境省レッドリストに記載されているという希少な藻類です。岐阜県内でもカワモズク科の分布は局所的であり、特に飛騨地方では苔川以外に報告がなく、「すのり」 は学術的にも貴重な藻類といえます。

 飛騨國中案内や昭和 3 年 (1928 年) 発行の 「改版飛騨山川」 によると、「すのり」 は主に辻ヶ森 (現在の高山市岡本町の辻ヶ森三社) 付近の湧水河川に生育していたとのことです。その川は苔川に流入する短い支流だったようですが、現在は肝心の湧水が涸れてしまったため、もう 「すのり」 を確認することはできません。飛騨地方で唯一のカワモズク科の分布地が失われてしまったことが残念でなりません。




辻ヶ森三社付近の湧水の跡




湧水は枯渇しており、「すのり」 の現存は絶望的





2016 5 4 日 (水)
連休中の飼育管理
 





 連休中も職員が出勤して飼育管理を行っています。

 下呂支所では、カジカへの給餌 (関連記事 : 3 月 11 日) や水槽掃除などを行いました。











2016 5 3 日 (火)
ヘビトンボ
 





 ヘビトンボは、ヘビトンボ目ヘビトンボ科の昆虫で、トンボとはまったく異なる分類群です。

 ヘビトンボの成虫は陸生ですが、幼虫は水生で河川の上流域で比較的よく見かけます。成虫も幼虫もかなり大きく、その独特の姿・形とあいまって他の昆虫と見間違えることはまずありません。とりわけアゴの部分が特徴的で、日本を代表するアニメ監督の映画に出てくる怪物昆虫のような面構えです。




成虫




幼虫





2016 5 2 日 (月)
飼育魚の移動
 





 下呂支所で飼育魚の移動を行いました。

 下呂支所では、主に屋外の飼育池でアマゴやニジマスなどを飼育しています。魚が混みあっている飼育池では病気が発生しやすくなるので、個体数や体サイズに応じて、より大きい池に魚を移し替えるか、いくつかの池に分けて飼育するようにしています。

 今日の作業では、屋内の小型の FRP (強化プラスチック) 水槽で飼育していたアマゴの稚魚を屋外の大型の FRP 水槽に移動させました。

















記 事


渓流で魚類調査

渓流で魚類調査

業務報告
バックナンバーの
PDF化が完了

アオダイショウ

渓流で魚類調査

飼育魚の移動

アユの標識作業と
放流試験

渓流で魚類調査

渓流で魚類調査

岐阜大学
応用生物科学部
フィールド科学
基礎実習

アオダイショウ

巡回指導

イタセンパラの
稚魚を展示中

渓流で魚類調査

カジカの飼育指導

アジメドジョウの
仔魚

飼育魚の移動

ドジョウの大型個体

イタセンパラの
稚魚が浮上

親子渓流釣り教室

飼育魚の移動

苔川の 「すのり」

連休中の飼育管理

ヘビトンボ

飼育魚の移動


11 12 13 14 15 16 17
02014 年0 2016 年 02014 年0
11 12 13 14 15 16 17
< 4 月 5 6 月 >
せかぶ日誌 岐阜県水産研究所


せかぶ日誌のトップに戻る