昨年、JICA研修の一環として当センターの研修を受講したアフリカ諸国から、さらに詳細に学びたいとの要望がありました。そこで、アフリカ諸国を対象とした内水面漁業に関する研修を企画して募集を行ったところ、ベナン、ガボン、コートジボワール、コモロから申請がありましたので、これら4カ国から4名の研修生を受け入れ、平成29年9月19日から9月28日までの日程で研修を行いました。
研修では、生物多様性保全の意義、絶滅危惧種の保全、岐阜県と石川県の世界農業遺産に係る取り組みに関する講義、魚類調査やDNA分析技術、魚病診断に関する実習、友釣り体験、ヤナ、登り落ちなどの伝統漁法や長良川河口堰、養魚場の視察が行われました。
最終日に行われた総合討議では、研修員の母国の水産業の課題や、今回の研修内容に関する意見交換や討論が行われました。
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